腕は修羅場の数で決まる
「腕は修羅場の数で決まる」
他の病院では技術が足らず手術を断られるような先天性の心臓病を持つ子供達を、小児心臓外科医の佐野先生は断らない。
引き受ければ、手術が失敗して先生の経歴に傷がつくかもしれないが、それでも1%でも可能性があれば子供を救うために佐野先生は手術する。
そのまま命を落とすはずだった子供たちが、佐野先生のおかげで生きている。
いまや世界的に技術を認められている佐野先生も、相当な苦労をしてきたという。
世界的名医のところへ押しかけ、何度も頼み込んでそこで働かせてもらい、そこでの経験と努力で技術を得たそうだ。
修羅場をこなした数だけ、腕が上がる。 楽をすれば腕が落ちる。 だから地位と名声と富を手に入れた今でも、常識よりはるかに多い回数の手術を極限まで高めた集中力で行う。
また、未来のために、先生は自分の技術を部下に伝える。
先生の部下育成のポリシーは「簡単に一人前にしない」ことだそうだ。
徹底して下積みをさせ、仕事の重みを体に刻ませるためだ。
そして挫折しなかったものにだけ手術の機会を与え、技術を伝える。
仕事は心臓外科医、失敗すれば人が死ぬ。
■気づき
自分は仕事に対して考えが甘かった。
少々の失敗はしかたない、という気があったと思う。
ミスをしたら人が死ぬ、という気で仕事に取り組もう。
でも、心臓外科医と同じ、慎重な中にもスピードが必要。
「迷ったり悩んでも、いつか決めなきゃいけない」
もう1つ。
先生の考え、部下を”簡単に一人前にしない”は素晴らしいし、医療現場などではそうあるべきだと思う。
けど、職場によっては逆もあると思った。
自分の場合、今の上司も、以前の上司も、実力以上の仕事を与えてくれた。
与えられたこちらとしては、なんとかそれをこなさなきゃいけない。
そのために勉強や努力をする。
どうやっても解決しない時は、助けてくれた。
そうして、実力以上の仕事をやり遂げた時、それが自分の実力になった。
テレビで佐野先生も言われていたが、上司は、そうとう心配だろう。
自分でやったほうが安心だし簡単だ。
でもそれを部下に任せる。
これは子育てにもそのまま言えることかもしれない。
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- [2006/01/20 07:26]
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