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本『遅読家のための読書術』に学ぶ、読書体験をストックする3つの極意  はてなブックマーク - 本『遅読家のための読書術』に学ぶ、読書体験をストックする3つの極意

遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣

本を読むことが仕事、という人がいます。

本『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』は、人気サイト「LifeHacker[日本版]」で 毎日?書評を担当する著者が、大量の本をすばやく読む方法を紹介した本。

本の帯にある「年間700冊超」というのは、著者にとってそれが仕事だからではありますが、それにしてもすごいですね。

そしてそれだけのことをしていたら、読書のノウハウも当然たまっているのも当然。それを本書で紹介しているわけです。


今日は本書から、読書体験をストックする3つの極意を紹介します。

7/3(日)に1冊50分!【マインドマップ・リーディング】を開催するマインドマップ・インストラクターの私ですが、本書には共感する部分がとても多くありました。




1. 「1ライン・サンプリング」

僕は読みながら気になった箇所をどんどん書き写していくようにしています。

A4用紙を用意し、気になった部分をどんどん書き写していきま す。「ここは忘れたくないな」と思うところに出会ったら、冒頭に「ページ数」を記載し、本分をどんどんストックしていきます。なお、引用するときは、「段落丸ごと」などではなく、なるべく短く、数行に収まるような分量がいいと思います。
これを僕は「1ライン・サンプリング」と名づけています。

P.082
読みながら引用するとそこで流れが止まってしまうので、読書のスピードが遅くなるような気もしますが、好みかもしれません。

いかに読書のスピードを上げるかについても本書『遅読家のための読書術』に書かれているので、ぜひチェックしてみてください。


Kindleなら簡単に「ハイライト」できますが、あえて手書きで引用するのも良さそうです。



2. 「1ライン・エッセンス」

本を読みながら引用リストをつくり、読了したあとに再び目を通したら、その中から「もっともすばらしいと思った引用」を1つだけ選ぶようにしましょう。
「自分がこの本を読んだ価値のすべては、この1行に集約されている」といえるような部分です。
1ライン・サンプリングのリストの中から「これ!」と1つを選び、それに印をつけます。この1行の引用を「1ライン・エッセンス」と呼びます。

P.088
数百ページの本からいきなり一番大事な1行を選ぶのは至難の業。

まずはいくつか選んでおいて、そこからさらに絞るというのはとても良い方法です。

私が提唱するマインドマップ・リーディングでもこれに近い考え方をします。



3.「1ライン・レビュー」

前述の「1ライン・エッセンス」について、「なぜこの1行に感動したのか?」という観点で、ひと口メモを書くだけです。
本を読んだ直後には当然、「なぜその箇所がすばらしいと思ったのか?」を覚えていますが、時間が経つと心が動いた理由を忘れてしまいます。こうなってしまっては、引用の意味もいずれ消えてしまいます。そうならないよう、感動した「理由」も一緒に書き留めておくのです。

P.091
「書評」だとか偉そうなものを書こうとすると、難しくなります。

「引用」+「感動した理由」なら、簡単かつその人らしさも出るので、SNSに投稿すると面白いでしょう。


私も読書術講師としてよくお話するのですが、本全体の感想を書こうとすると難しいのです。

気に入った箇所だけの感想だけなら、割りと簡単に書くことができます。



まとめ

本書『遅読家のための読書術』の章立ては以下のようになっており、月20冊読めるという、読書スピードを上げることや、本の選び方、管理法についても書かれています。

はじめに なぜ「1ページ5分」の遅読家が年700本の書評家になれたのか?
第1章 なぜ読むのが遅いのか? ─ フロー・リーディングの考え方
第2章 なぜ読む時間がないのか? ─ 月20冊の読書習慣をつくる方法
第3章 なぜ読んでも忘れるのか? ─ 読書体験をストックする極意
第4章 流し読みにもルールがある ─ 要点を逃さない「サーチ読書法」
第5章 本とどう出会い、どう別れるか? ─ 700冊の選書・管理術
終章 多読家になって見えてきたこと
おわりに 10年後には「7000冊の世界」が待っている


7/3(日)に1冊50分!【マインドマップ・リーディング】のイベントを開催する私ですが、本書には共感する部分がとても多くあります。

著者も私もお互い書評ライターだからかもしれません。

ただし決定的に違うのは、私が読書メモをマインドマップにまとめる点。

遅読家


読んだ本をマインドマップにまとめるこの面白さ、あなたにもお伝えできれば嬉しく思います。

1冊50分!【マインドマップ・リーディング】で読書の悩みを解決! 2016年7月3日

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