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日本一心温まるホテルに学ぶ、幸せな仕事をするための3つのポイント 〜本『日本でいちばん幸せな社員をつくる』  はてなブックマーク - 日本一心温まるホテルに学ぶ、幸せな仕事をするための3つのポイント 〜本『日本でいちばん幸せな社員をつくる』

日本でいちばん幸せな社員をつくる!  “やさしさ"を基準に考えたら、会社はみるみる生まれ変わった

TVでも話題となった、名古屋にあった日本一心温まるホテルを知っていますか?

その社長であった柴田さんは、本『日本でいちばん幸せな社員をつくる! 』でこう言っています。

敵を相手に仕事をしているんじゃないんだ。お客様という”人間”が相手。
なのに、勝つか負けるかなんて恐い顔をして、どうやってお客様に喜んでもらうことができるのか。それに、そんな”戦い”をしたくて、みんな仕事をしているのだろうか。

P.3
仕事についての考え方、私たちも見なおしたほうが良いかもしれませんね?

今日は本書から、幸せな仕事をするための3つのポイントを紹介します。




1. 「想い」を行動で示す

著者は従業員を本当に大切に思い、忙しくても従業員に直接会ってお礼を言うことを心がけたといいます。

いくら心の中でその想いを持っていたって、それを態度や行動で示さなければ本当に人には伝わらない。
言葉だけでは人は動かないんだ。柴田さんは何があっても絶対にいつも顔を出してくれるという行動があってこそ、初めて言っていることが相手に伝わる。みんなのことが大切だと言いながら、顔も見せない、直接言葉もかけないのでは、「口だけ」になってしまう。それじゃダメだ。

P.70

先日紹介した本『「やさしさ」という技術』にも『大切なのは、「気持ち」より「行動」』と書かれています。

想いや  やさしさは、行動しなければ意味がないのです。

本『「やさしさ」という技術』に学ぶ、成功の近道「やさしさ」を磨く3つのポイント


2. 「やさしさ」を基準に行動する

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2000年9月11日、名古屋で「東海集中豪雨」がありました。

交通機関は完全に麻痺。ホテルは満室です。


行き場をなくした人たちが、名古屋駅からホテルのロビーへ流れてきます。

近隣のホテルでは混乱を避けるため、宿泊客を優先して一般の人は立ち入れなくしていました。


しかしホテルアソシア名古屋ターミナルでは、従業員が率先して動きます
  • ロビーに100脚以上のイスを運び、休んでもらえるようにした
  • ロビーで休む人々に、温かい紅茶とビスケットを配って回った
  • ホテル内カフェの営業時間を延長、さらに閉店後も休んでもらえるよう店内を開放
  • 厨房スタッフがあり合わせの食材で作った野菜スープとパンをロビーで休む方へ提供
ロビーで不安な時間を過ごす人たちの心も体も温かくなったことでしょう。


豪雨が去り、多くの方がお礼を言って帰る姿を見て、嬉し泣きした従業員もいたといいます。

「つぶれかけだった私たちのホテルが、あんなに皆さんの役に立てるんだ」


宿泊客でない人たちにそこまで親切にしても、ホテルにも従業員にもお金は入りません。しかし誰かに「ありがとう」と言ってもらえるところに仕事の本来の「やりがい」があるのではないでしょうか。

マニュアルにはない行動、やさしさを基準にした行動が、多くの人に喜ばれたのです。


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こんなエピソードもあります。

夜遅くにチェックインした夫婦の奥様が浮かない表情をしています。

どうかしたのかたずねると、結婚記念日のお祝いで名古屋へ来て新幹線を降りたあと、記念に旦那様からプレゼントされたピアスを片方落としてしまったのだというのです。


普通であれば、そもそもどうしたのかと聞かないかもしれません。

しかしこのフロントの女性従業員は客を部屋に案内した後ホテルを飛び出し、駅のコンコースを何度も往復してピアスを探しまわったのです。そしてなんとそのピアスを見つけたのです。

お客さんが驚き、感動する表情が目に浮かびます。


3. 自分で考えて試す部下に「NO」を言わない

僕は、基本的に従業員が自分たちで集まって考えてやってみるということに対してノーを言わないから、余計に自分たちで考えてやってみたくなる。誰だって自分のアイデアを仕事で試せるのはうれしいものだからだ。

P.117
部下がせっかく何かアイデアを出しても、上司から頭ごなしに否定するようでは、部下はアイデアを出す意欲が失せます。

それなのに、「ちゃんと考えてるのか!」「何か意見はないのか!?」と言うのはおかしいかもしれません。


これは上下関係にかかわらず、他者の意見を「ノー」ではなく「イエス」でいったん受け入れることが大切ですね。


まとめ

経営者の方にも読んでいただきたい本です。

従業員を本当の意味で大切にしているのか。


経営者でなくても、働いていれば部下や後輩ができるでしょう。お客さんがいるでしょう。

本書の温かい物語を読むと、幸せに仕事をするヒントがきっと見つかります



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