あなたはできてる?スッキリと分かりやすいブログを書く3つのポイント【ブログ週間(3)】 〜本『言いたいことが伝わる 上手な文章の書き方』

忘れてはならないこととは、「読んでくれる人にきちんと伝わるように、明快に、わかりやすく書く」ことです。
本『言いたいことが伝わる 上手な文章の書き方』P.3
ノベを100本以上リライトし、累計200万部超のベストセラーを手掛けた著者が本書に書いているのは、文章を魅力的に変える、67のテクニック。
中でもここでは、スッキリした分かりやすいブログを書くのポイントという切り口でまとめてみました。
あなたは以下の3つを意識してブログを書いていますか?
1. 「一文一義」で短く書く
長文ではそもそも、主語と述語がどこにあり、どう関係づけられているかが読み取りにくい、ということが往々にして起こります。
P.40
いきなり「一文一義」で書くのは難しいかもしれません。「一文一義」(1つの文に1つの事柄を書く)に徹してみましょう。文章のダイエット&シェイプアップ効果は抜群です。
P.59
まずは思うままに書く。
校正するときに一文一義にすると良いでしょう。
2. 接続詞をできるだけ省く
「そして」「だから」「ところが」「すなわち」と頻繁に方向を指示されると、うるさく感じられ、文の内容が頭に入りづらくなってしまうのです。
P.127
例文のとおり、意外と接続詞がなくてもなんとかなるものです。接続詞をほとんど使わずとも、水が流れるようにスムーズに流れゆく文章を書くことは可能です。
その良いお手本が、夏目漱石の小説の中にありました。
『吾輩は猫である』の書き出しは次のようになっています。
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
どこで生まれたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていたことだけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。P.128
書いた接続詞が本当に必要なのか、チェックしてみましょう。
3. くどい表現はスッキリさせる
以下の例など、書いてしまいがちではないでしょうか?同じ意味の語を重ねて使うと、それだけで読む人の心が離れていくことがあります。「言葉をよく知らない人が書いたのだな。読む価値があるのか?」と敬遠されてしまうのです。
P.230
- 一番最初/一番最後 →最初/最後
- 最もベストな方法 →最も良い方法/ベストな方法
- 伝言を伝える →伝言する
- あとで後悔する →後悔する/あとで悔やむ
他にくどいといえば、
- 同じ語尾を何度も繰り返す
- 「私」の主語を頻発する
書いてしまうのは仕方ないでしょう。
校正のときに見つけられるか、それが大切ですね。
まとめ
いろいろと役立つことが書かれているのに、私が本書で一番印象的なのは、以下の文。これまで10年以上このブログを書き続け、文章術の本もさんざん読んできました。接続詞というものは、いってみれば料理に用いるスパイスのようなものです。効果的に使えば素材の味が引き立ちますが、使い方を間違えると、とんでもない味になってしまいます。
P.127
不要な接続詞はなるべく省くようにしています。
しかし「接続詞はスパイス」という発想はありませんでした。
こういうちょっとした比ゆで、読者の印象に残したり、分かりやすく伝えたり、個性を出したいものですね。

さて今週は勝手にブログウィーク。
ブログ術についての記事を毎日更新する予定です。
明日もぜひチェックしてくださいね!

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— コウスケ@マインドマップ講師 名古屋愛知 (@kosstyle) 2016, 2月 8
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- [2016/02/10 06:30]
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