あなたもできる!マッキンゼー流「問題解決」3つの考え方 〜本『マンガで読めるマッキンゼー流「問題解決」がわかる本』

本『マンガで読める マッキンゼー流「問題解決」がわかる本』にはそう書かれています。問題解決というのは、「真の問題」を見つけて、あるべき姿と現状のギャップを埋めることです。
P.46
しかし、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか?
今日は本書から、マッキンゼー流「問題解決」3つの考え方を紹介します。
1. ロジックツリーで問題のありかを見つける
私たちは問題に直面したとき、すぐに解決しようと考えがちです。その問題がそもそもどんな要因(WHY)で起きているのか、問題はどこにあるのか(WHERE)を見つけるためには、問題を構造化して考えないといけません。
構造化というのは、いってみれば、さまざまな要素がごちゃごちゃとからまっている「問題」の全体像をつかむこと。そのために便利なのが「ロジックツリー」です。
(中略)
ロジックツリーでは、「広がり」と「深さ」の両方を、見える化して検討できます。そこで、ロジックツリーで見ていくことで、一番インパクトのある原因を見つけるのです。
ロジックツリーをつくる原則としては、モレなくダブりなくを意識しながら、思いつくことをどんどんツリー上に構造化しながら、まとめていくことです。P.62
しかし、「解決しよう」とする前にまず「真の問題を見つける」ことが大切なのです。
私も実際に、主催する名古屋ライフハック研究会イベントの集客について、ロジックツリーで考えてみました。
集客にどんな問題がありそうか書き出し、さらにそれはなぜなのか、掘り下げていったところ、「元常連さんたちは、結婚して子どもができたなど家庭を優先しているのでは」ということに気づいたのです。
つまり、明確に独身者や若い層をメインターゲットにしたほうが良いのでは?という仮説が立ったわけです。

ただ、このように手がきでロジックツリーを書くのは難しいですね。
- デジタルで書く
- フセンを使う
- マインドマップでかく
2. ポジショニングマトリックスで立ち位置や優先順位を決める
社内での自分自身の立ち位置や、ブログのポジショニングなども、マトリックスで考えてみると面白そうです。ポジショニングマトリックスは、正方形を二つの軸で分けて、市場にある商品などをそこにおいていくことで、優先順位を決めたり、必要な物を選んだりするマトリックスです。(中略)
みなさんもよくご存知なのは、緊急度と重要性の二軸で仕事の優先順位を考えるマトリックスでしょうか
(中略)
新製品やサービスを考える時に、自社が市場でどんなポジションをとるかを考える際にも有効です。P.103
3. PMAで考える
「Positive」というのは「肯定的」「積極的」という意味があります。「Positive Mental Attitude」とは、常に主体的になる心の持ち方です。
どんな状況であれ、自分はどうしたいのか、自分は何ができるのかを考えて、それを常に意識し、自分から動く。
(中略)
方法ありきではなく、最初に「気持ち」ありきなのです。P.197
以前読んだ本には、こうありました。
マッキンゼーではネガティブな表現はできるだけ使わないようにします。たとえば、「デメリット」「短所」「欠点」ではなく 「チャレンジ」「克服すべき課題」「成長すべき点」などといった具合です。「できる」を前提にして、残りの課題は乗り越えられるチャレンジだという未来志 向でものを考えるのです。
『私がマッキンゼーを辞めた理由』P.050
まとめ
あなたが問題解決できないのは、能力不足ではなく、単に問題解決の方法を知らないだけかもしれません。上記の3つだけでも、すぐに実践できて効果があるでしょう。
詳細はぜひ、本書をチェックしてみてください。
電車やカフェなどの公共の場で読むにはやや気が引ける表紙ですが、マンガのおかげで実際にマッキンゼーの教えをどう活かせばよいのかがとても分かりやすい本です。

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管理人コウスケのひとこと
[MM読了] 人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術 https://t.co/AQRc0Qej5b 「早起き」は、気合や根性じゃないらしい。早起き失敗には、「早起きの明確な理由がない」「早起き+αを同時にやろうとする」「早寝していない」など、様々な原因がある…
— コウスケ@マインドマップ講師 名古屋愛知 (@kosstyle) 2016, 1月 29
- [2016/02/02 06:27]
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