リーダー必読!歴史名言に学ぶ「どう生きるべきか」3つのポイント 〜本『不安な未来を生き抜く知恵は、歴史名言が教えてくれる』

本『不安な未来を生き抜く知恵は、歴史名言が教えてくれる 「明日を変える力」を磨く55の言葉』著者の竹中平蔵さんは、『生き残るリーダーには「語る力」が必須』と言います。19世紀にドイツを統一したビスマルクは、「愚者は経験から学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉を残しました。
(中略)
歴史を追うことで、社会が変化するときに、それがなぜ起きたのかという要因が見えてくるはずです。P.14
歴史の名言とその背景を本書で味わうことで、単に学ぶだけでなく、自分が名言を生み出す力=「語る力」もパワーアップするでしょう。
今日は本書から、歴史名言に学ぶ3つのことを紹介します。
1. 準備して、チャンスを待て
機会を待て。だが、決して時を待つな
ヴィルヘルム・ミューラー
(中略)
ミューラーは、ただじっと待つのではない、と伝えていますその裏に隠されているのは、二つの教訓ではないでしょうか。
第一は、好機を自らが作り出せ、ということです。(中略)
第二は、好機は時間とともに自然にやってくるものではなく、準備の努力によって引き寄せられるものだ、という点でしょう。P.37
本の後半にも似た名言が紹介されています。
偶然は、準備のできていない人を助けない
ルイ・パスツール
(中略)
世の中の成功者を見ると、確かに何らかの偶然や幸運に恵まれているように見えることが少なくありません。(中略)
しかし、チャンスが有れば本当に誰にでもできたのでしょうか?P.166
2. 歴史・世界から学べ
あの元プロ野球監督・落合博満さんも本『采配 』の中で「自分の組織の歴史を知れ」と言っており、とても意外です。人間は他人の経験を利用するという特殊能力をもった動物である
ロビン・ジョージ・コリングウッド
(中略)
アベノミクスの第一の矢を構成する「2%の物価目標」も、すでにほとんどの先進工業国で以前から採用されていたものを、ようやく日本が採用したにすぎません。
歴史の教訓を得るという視点でも、今の私たちの努力は極めて不充分ではないでしょうか。(中略)
コリングウッドの言うように、私たち人間は歴史や海外の事例から教訓を得られるという恵まれた立場にいます。その立場を、謙虚な姿勢で活かしたいものです。P.173
3. リーダーは「好かれよう」と妥協してはいけない
サッチャーのこんな言葉も紹介されています。好かれようとしているだけなら、
いつでも何でも妥協する用意があり、
何も達成しないだろう
マーガレット・サッチャー
マーガレット・サッチャーは、ご存じの方も多いと思いますが、イギリス発の女性首相です。その強硬な姿勢から「鉄の女」との異名を持ちますが、この言葉も、その名に恥じない、サッチャーらしいものです。P.28
粘り強く議論し、合意を取り付けないといけないこともあるでしょうが、ここぞというときの大きな決断がリーダーには必要ということですね。私はコンセンサスというものは、
さほど重要とは思いません。
あれは時間の浪費の原因のようなものですから
マーガレット・サッチャーP.140
ノーベル賞を獲った中村さんの本『考える力、やり抜く力 私の方法 』には「孤立を誇りに思え」という話がありました。
まとめ
大人の名言集です。竹中平蔵さんらしく、日本の政治・経済の話を絡めての説明や、世界の歴史背景なども書かれているので、単にモチベーションを高める名言集とは違い、とても勉強になります。

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