心理学・脳科学で自分を変えるために知っておきたい5つの事実 〜本『脳科学は人格を変えられるか?』  はてなブックマーク - 心理学・脳科学で自分を変えるために知っておきたい5つの事実 〜本『脳科学は人格を変えられるか?』

脳科学は人格を変えられるか?

あなたがものごとをどう見るか、そしてそれにどう反応するかによって、実際に起きることが変化する。
それが、心理学が解き明かしたシンプルな事実。(中略)
あなたの行動スタイル、ものごとのとらえ方、そして生きる姿勢こそが、あなたの世界を色付け、あなたの健康や富を、そして幸福全般を規定する。

「事実」と言い切っていることがポイントです。

「前向きに考えれば、きっと良いことありますよ〜」というような根拠のないスピリチュアルなものではなく、科学的根拠のある事実なのです。


今日は本書から、心理学・脳科学で自分を変えるために知っておきたい5つの事実を紹介します。





1. ガンだと誤診された患者が、本当に亡くなった

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末期の肝臓がんと診断され余命数カ月と宣告されたある患者の例を引こう。余命わずかと告げられたその患者はがっくり気落ちし、みるみる体力を失い、宣告さ れた余命すらまっとうせずに命を落とした——が、その死後、医師の診断が誤っていたという事実が判明した。患者はがんにかかってなどいなかった。彼は「自分はがんで死ぬ」と信じたせいで亡くなった。死ぬという思い込みがあまりに強かったために、それはほんとうに死を引き起こしてしまったのだ。

P.53
ネガティブな感情が、自分を死に追いやるかもしれない。

恐ろしいことですね。



2. 事実にどんなラベルを貼るかで、感情をコントロールできる

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実験で、被験者全員に、少年が悲惨な目に遭っているビデオを見せました。

ただし、被験者を2つのグループに分けたといいます。
  • 「これは本物の映像で、少年は強い苦痛を感じている」と説明
  • 「これは教育用のビデオで、少年たちはみんな役者、本当に痛がってはいない」と説明

手の平の発汗を調べると、演技だと聞かされたグループのほうが恐怖の反応が少なかったのだとか。

同じ場面をどのように解釈するかによって、感情に差が生じたわけです。


身近なところでも、例えば上司から飲みに誘われて、

「やった!色々と相談に乗ってもらおう。ついでにおごってもらう?」

と思う人と、

「うわ…最悪。なんで仕事以外で上司といなきゃいけないんだよ」

と思う人。

同じ「上司から飲みに誘われた」という出来事に対してどんなラベルを貼るかで、ストレス具合も幸福度も時間の過ごし方もまったく違ってきますね。



3. ポジティブだと、アイデアがたくさん出てくる

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2つの実験を紹介します。

被験者にさまざまなお菓子の入った袋をプレゼントしたり、愉快なビデオを見せたりして、ポジティブな気分を一時的に盛りあげる。そのうえで「30分ほど自由な時間があったら、どんなことがしたいか?」の答えを書き出すよう指示する。するとポジティブな気分になっていた人は、恐怖映画を見せられた別の被験者よりもずっと多くのアイディアを考えついたのだ。

P.95

学生たちの気分を上向きもしくは下向きにするために、コメディ映画か悲しい映画のビデオを見せた。そのあとで学生にいくつかのパズルを渡し、それらを解くように指示した。すると、ポジティブな気分になっていた学生は、暗い気分の学生よりもおおむね良い成績をおさめることができた。

P.95
仕事で何かの問題を解決しないといけないとき、会議室で難しい顔をして「困ったなぁ〜」「どうする?」などとやっていてもアイデアが湧いてきません。

また上司が「おい、なんか意見ないのか?」なんて部下を脅しても、良いアイデアが出るはずがありません。



4. 人生の舵を自分で握っていると考えることが大事

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異なる分野の多くの調査研究から浮かび上がってきたひとつの鍵は、「人生の舵は自分が握っている」という感覚が非常に重要だという点だ。運命をコントロールするのは自分だという強い気持ちをもっている人は、逆境から立ち直るのも早いし、人生を最大限楽しむこともできる。

P.281

状況を自分でコントロールできること——あるいはコントロールできると感じること——は、幸福度を左右する重要な要素なのだ。困難な状況におちいっても状況をわずかでも自分で制御できると信じれば、対処しようという気持ちはおこりやすい。

P.282
介護施設でこんな実験が行われたそうです。

施設の住人全員に植物の鉢ひとつと、週に一度映画を見に行くチャンスが与えられましたが、条件を2つに分けました。
  • (四階の住人)
    好きな植物を選び、好きな時間に水をやり、好きな曜日に映画を見られる
  • (二階の住人)
    決められた植物を与えられ、スタッフが水やりし、決められた曜日に映画を見る

18ヶ月後。

四階の住人が二階に比べて幸福度や健康度が高かっただけでなく、二階の住人の死亡者数は四階の住人の二倍だったのです。

状況をコントロールする自由を手にしていた人々はそうでない人々に比べ、長生きしていたというわけです。



5. ポジティブとネガティブの黄金比

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幸福になる方法のエキスパートである心理学者のバーバラ・フレドリクソンは、日々の生活にポジティブな感情をより多く見出すことを提唱している。彼女が発見したのが、ポジティブ3:ネガティブ1という黄金の比率だ。
この数字が示すのは、豊かな人生を送りたければ、ネガティブな気持ちをひとつ感じるごとにポジティブな気持ちを三つ感じるべきだということだ。ポジティブな感情の体験とは、たとえば驚嘆や思いやり、満足、感謝、希望、喜び、性的欲望などであり、ネガティブな感情とは怒りや軽蔑、嫌悪、困惑、不安、悲しみ、恥などだ。
フレドリクソンは言う。もし人生に成功したいと心から願うなら、ネガティブな感情をぜんぶ排除しようとしてはいけない。それよりも大事なのは、「ネガティブひとつにつき、ポジティブを三つ」という比率を守るように努力することだ。

P.290
幸福になるための黄金比は、ポジティブ3:ネガティブ1。

ところが、カップルが別れるか別れないかにも、相手に対して感じるポジティブとネガティブの黄金比があります

これは、3:1ではありません。

詳細は本をチェックしてください。



まとめ

他にも様々な研究結果などが紹介されており、どれも興味深い内容です。
  • タクシー運転手の脳は成長する
  • マイケルJフォックスの楽観
  • レオナルド・ディカプリオが役に入り込みすぎた結果
  • 男はモテていると思い込みがち

自分の脳のことです。もう少し知っておいたほうが良いかも。

そんなふうに思いませんか?

Scannable の文書 (2015-11-03 16_20_59)




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