ビジネスにも活かせる!五郎丸選手が語る、ラグビー日本代表 大躍進の5つの秘訣
2015/10/22のTV「ワールドビジネスサテライト」に、ラグビー日本代表・五郎丸選手が生出演。
今回の大躍進の秘密をインタビューされていました。
この番組らしく、ビジネスに活かせる内容になっていましたので、その内容を一部まとめておきます。
1. 高い目標を持ち、ヘッドコーチが言い続けた
日本代表チームの世界ランクが15位のときに、ヘッドコーチが10位以内という目標設定をしたそうです。
これはかなり高い目標なのだとか。
さらには「南アフリカに勝つ」と言われ、五郎丸選手は
と正直に証言しています。「ホントかよ?と思ったときもあった」
しかし、
といいます。「ヘッドコーチが目標を言い続けていたので、みんな徐々にその気になった」
2. タフな練習を続けた
ラグビー日本代表の練習は、「世界一厳しい練習」と言われています。- 練習
- ミーティング
- 体のケア
そしてそれが120日間、続くのです。
別の番組で五郎丸選手は、「あの厳しい練習を考えると、4年後のワールドカップを目指すかはまだわからない」と言っていたほど。
唯一、「ときどきみんなで食事する機会を設けてくれて、リラックスできた」といいます。
それくらいしなければ今回の大躍進はなかったわけです。
しかし逆に言えば、高い目標を掲げ続けたからこそ、そのタフな練習に耐えられたのかもしれません。
3. 考えが違うのは当たり前、キャプテンが意思統一を図った
ラグビー「日本代表」には、31人中10人の外国出身選手がいます。
代表選手の条件が、以下だからです。
当然、日本語の話せない選手もおり、五郎丸選手は英語のカタコトでコミュニケーションをとっていたといいます。
- その国・地域で出生したこと。
- 両親および祖父母のうち少なくとも1人が、その国・地域で出生したこと。
- その国・地域に36か月以上継続して居住しつづけていること。
言葉の違いだけでなく、ラグビーについての考え方も異なります。
苦労しなかったのか?という問いに五郎丸選手は、こう言っていました。
「僕らはそれ(出身国・考え方が違うこと)が当たり前だと思ってますから」
違うのが大前提。
だから、何とかお互いのことを知ろう、何とか意思統一しようと努力するわけです。
我々日本人は、「みんな同じ考えなのが当たり前」と思ってしまいがち。
同じ民族としか関わらないことが多いからです。
しかし様々な人種がいる国では、「みんな違って当たり前」という考えをする、と聞いたことがあります。
興味深かったのは、国歌についての話。
キャプテン・リーチマイケル選手が外国出身選手をを含むチーム全員に、日本国歌の歌詞だけでなく意味まで伝え、全員で練習したというのです。
日本の心を全員で理解することも、チームの意思統一に役立ったのですね。
試合前の国歌吹奏で、国籍関係なくチーム全員が歌っている姿に、感動したという声も上がりました。
4. 言葉ではなく、態度やプレーで伝える
五郎丸選手は副キャプテン。チームに、そして若手などにどのように、何を伝えていくのかという問いに、こう答えていました。
「僕は言葉ではなく、態度やプレーで引っ張るようにと言われているので」
言葉で説明する人も必要ですが、態度やプレーで示されるとより説得力を感じますね。
逆に「口だけ」になってしまうと最悪です。
5. 自主性を重んじる
言われたことをただやるだけでは、成功できません。
日本代表チームは上層部が「自主性」というテーマを掲げ、スケジュール管理なども選手にさせるなどして浸透させたといいます。
こうしたことで「やらされてる」感をなくし、選手それぞれが自分事だと感じるようになった。そしてモチベーションを上げられたと言えそうです。
まとめ
インタビューに応える五郎丸選手は、20代とは思えない落ち着いた態度でした。クールに淡々と質問に答えます。
何を聞かれても即答する様子に、頭の良さを感じます。
以下の本、読んでみるつもりです。
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- [2015/10/27 12:48]
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