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プレゼンやスピーチで使える!?齋藤孝さんの講演スタイル、5つのポイント  はてなブックマーク - プレゼンやスピーチで使える!?齋藤孝さんの講演スタイル、5つのポイント

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テレビのコメンテーターとしてもお馴染み、齋藤孝さんの講演を聞いてきました。


過去に読んだ彼の本はどれも面白く、とても影響を受けました。

今回の講演で特に興味を持ったのは、話の内容よりも講演スタイルでした。





1. ツカミは「いい人」モード


テレビで、スパっと的確なコメントをされる印象の齋藤孝さん。

講演を聞くのは初めてで、どんな方かと興味津々でした。


ところが。

司会者の呼びかけで登場した「先生」は意外にも、腰を曲げてペコペコとお辞儀をし、細い声で早口で話す、何だか頼りなさそうな「いい人」風の方でした。


しかしその様子を見聞きしている会場からは、クスクスと笑い声が聞こえたりしています。

威厳のある「大先生」キャラではなく、優しいオジサンキャラで聴衆をリラックスさせたのではないでしょうか。

親近感がわき、話と聴こうという姿勢になります。


しかし。

そのまま最後までいけば、聴衆はリラックスしきってしまいます。



2. 聴衆に緊張感を持たせる

柔らかい物腰のまま、こんなお話をされました。

「私ね、講演で人を眠らせたことがないという記録を更新中なんです。私には皆さんお一人お一人の様子が手に取るように分かりますから、集中が切れてるな〜という方を見つけると、その人にひたすら話しかけて起こしてしまう、というね」(会場、笑)


こんなこと言われたら、なんだか緊張しますね。

同時に、「誰も寝てた人がいないなんて、よほど面白い話なんだな」と期待も高まり、ワクワクします。


さらには、こんなことも。

「この講演の最後には、私がここでどんなお話をしたか、要約して5人の方に壇上でお話していただきますので」

参加者の緊張はますます高まりますね。

実際にはこれは冗談でしたが。



3.体を使って話す

「できる人」の極意!

講演やプレゼンの基本ではありますが、特に齋藤孝さんは「体を使う」ことにこだわっていらっしゃるようです。

聴衆に対しても、

「ホラこうして、体をクネクネさせて」

などと言い、クネクネしたり、ジャンプしたり、歩きまわったりして、聴衆の目を飽きさせません。



4. デキるところを「見せる」

そして楽しいお話が展開していくわけですが、「弱々しい、いい人キャラ」のままでは、聴衆にナメられてしまいます。

話の説得力にも影響するでしょう。


しかし「音読」のワークになると、状況が変わります。

「皆さん、息継ぎなしで一気に、素早くお手元の資料にある文章を音読しましょう。私と一緒に、いきますよ〜」


会場の全員で音読が始まるのですが、齋藤孝さんのペースはかなり速い。

スピードについていくのに必死です。

しかも、息がもちません。


そして「先生」だけが最後まで、大きな声で文章を読んでいたのです。

これで「あぁ、スゴイ」と、聴衆の眼差しが「尊敬」に変わりました。




5. 最後にワークをして盛り上げる

もちろん、先生のお話自体も面白いのですが、最後にコミュニケーションのワークがありました。

参加者同士でペアを組んだり、グループになったりして、会話やアイデア出しをするのです。


人というのは話すのが好きです。

コミュニケーションを取ることで充実感が得られます。


初対面の方とお話するのでもちろん緊張感もありますが、先の「音読」のワークで既に声を出す準備はできています。

すぐに会話は盛り上がり、そのコミュニケーションが盛り上がったままの印象で、講演が終わったのでした。

最後の印象は、記憶に残りやすいのです。



まとめ

講演内容はもちろんですが、どんなふうに、どんな意図を持ってお話されているのかを考えてみると、非常に勉強になりました。


え?詳しい講演内容?

タイトルは「コミュニケーションと発想力」でした。

以下の本から、ではありませんでした。資料にはこの本の一部がコピーされていたので、おそらくその場のアドリブでどんどん講演内容を変えていかれたのだと思います。

友だちが増える!気まずくならない!雑談力が上がる話し方


そんな講演内容の詳細は、また別の機会に。




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