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ブロガーなら知っておきたい!三島由紀夫賞 作家に学ぶ「文章教室」3つのポイント  はてなブックマーク - ブロガーなら知っておきたい!三島由紀夫賞 作家に学ぶ「文章教室」3つのポイント

福田和也の「文章教室」

現代人の私たちは、文章を書かない日はありませんね。

朝からSNSに何か投稿し、仕事ではメールを何十通とやり取りし、夜はLINEをして…。


それなのに、私たちは文章を学んだことがほとんどありません。


本『福田和也の「文章教室」』の著者は、三島由紀夫賞 作家。

「垂れ流しの文章はダメ」だと言います。

思ったことをただそのまま文章にするだけの工夫のない文章は、他者からまともに読んでもらえないのです。


今日は本書から、あなたの文章を磨くための3つのポイントを紹介します。





1. 日常から、自分しか捉えられないものを切り取る

作家に必要な素質の一つは、どれだけ感度のいいアンテナを持っているかです。
一見なにごとも起きていないかに思える日常に、敏感な感応力を働かせる。
P.76

なんの変哲もないように思える日常から、あなただけにしか捉えられないものを切り取る。それこそが小説の面白さなのです。

P.77

たとえば以下は、運転免許の更新講習がプレゼンの勉強になった、という切り口。

普段から私は「プレゼン」について考えているから、こういうことに気づいたのだと思います。

運転免許証の更新時講習の講師が「プレゼン」の天才だった件


こちらは、ミニストップの「たこ焼き串」という商品から、アイデア発想術を学ぼうという話。

ミニストップ新製品「たこ焼き串」に学ぶ、3つの発想のヒント


このように、何気ない日常からも、ちょっと切り口を変えればブログネタが見つかります。

そしてそれが人とは違う切り口なら、きっと読者から興味を持ってもらえます。



2. 受け手を意識し、工夫する

ブログなど「ただで読める」情報と、私のいう「プロの文章」とはどこが違うのか。
前者は、主に感情や情緒を噴出、吐露しているだけで、そこに工夫はない。(中略)自分の快感のためのもののように思われます。書き手に受け取る側の姿が見えていないようにも見受けられる。(中略)
けれどせっかく「何か書こう」という意志を持ったのだとしたら、それをもう一歩進めてはどうでしょうか。自分の文章をどんな人が読んでいるのか、受け手の姿を明瞭にする意志を働かせてはいかがでしょうか。
自分以外の誰かを求めようとすること、それは社会とのつながりの基本でもあります。

P.161
いかに読み手を楽しませるか。

いかに読み手に分かりやすく書くか。

そういったことをどれだけ考えられるかが重要ですし、もはやマナーです。



3. 豊富な語彙と言い回しの工夫は、読書から

読書の効用の一つに、ボキャブラリーが豊富になることがあります。
同じことをいうのに、この書き手はどんな言葉を使い、どんな言い回しをしているのか、気に入った言葉や言い回しは、真似して使ってみるといいでしょう。

P.169
読書術セミナーを主催する私はいつも、「読書によって、視野・選択肢が広がる」ということをお伝えしています。

様々な意見・考え方に触れることは、仕事や人生のチャンスを広げてくれるでしょう。


読書の秋。

いつもよりもう少し、読書の時間を作りたいですね。


ピース又吉さんもそうですが、やはり良い文章を書ける人はそれだけ良い文章を読んでいるのです。

【まとめ】アメトーク「読書芸人」がオススメする10冊 x 3人分(ピース又吉、オアシズ光浦、オードリー若林)



まとめ

めずらしく、新刊ではなく2006年の本から紹介しました。

図書館で気になって借りてみた本です。

ネット通販ではなくリアル書店や図書館へ行くと、こういう出会いも楽しいですね。





「文章教室」といえば、お誘いを受けて以下のイベントでブログのコツをお話します。

残席わずかにあるようですので、ぜひ。

10月16日 人気ブロガーKosuke氏によるブログ・ライティング・ワークショップ





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