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不良ブロガーとしてその他大勢から抜けだせ!?稼げる文章を書く3つのポイント 〜本『<不良>のための文章術』  はてなブックマーク - 不良ブロガーとしてその他大勢から抜けだせ!?稼げる文章を書く3つのポイント 〜本『<不良>のための文章術』

<不良>のための文章術 (NHKブックス)

この本は、ブロガーには読んでほしくありません。


性格の悪いブロガーが増えるからです。

本『<不良>のための文章術』にはこうあります。

プロの文章はひんしゅくを買ってナンボ、嗤(わら)われ、嘲(あざけ)られてこそ華というものです。

P.12

世間から「困った人だ」と思われるようなことを書くこと、それが売れるコラム、読まれるエッセイを書くうえでの大前提です。

P.250

「いい人」として、無名でいるか。

それとも、「不良ブロガー」として、その他大勢から抜け出して稼ぐか。

あなたは、どちらを選びますか?


今日は本書から、3つのポイントを紹介します。





1. 主体は読者

プロの文章は<不良>の文章です。
<不良>の文章を書くための条件は二つだけです。

  • 文章は表現ではない。文章の主体は読み手の側にある。
  • 学校で習ったことは、すべて忘れる。
(中略)
プロの文章は読者のためにあります。読者ができないことを書き手が代行し、読者に満足を与える文章です。ただし、これは読者に媚びへつらい、おもねり、すり寄り、慰撫する文章を書けという意味ではありません。読者を苛立たせ、不快にし、立腹させる文章もプロの文章です。
P.13
当たり前のことですが、意外とこれができない人が多いのでは。

身内しか分からないようなことを書いたり、誰の役にも立たない日記のような記事を書いたりしているブログもみかけます。


書くときは、とにかくまず書いてみればいい。

そのあと推敲するときにあらためて「読者」を意識して確認してはどうでしょうか。


2. 正論を書かない

お金をもらうためには、たとえばゴミのポイ捨て問題であるなら、
<最近、ゴミのポイ捨てをする人が増えている。喜ばしいことだ。ゴミが増えれば、掃除をする人が必要になる。清掃業従事者にとってはビジネスの拡大だ。(中略)
電車の中のマナーならば、
<今日、電車のなかでつらそうに立っている老人を見た。席を譲ろうかと一瞬考えたが、勇気を出して思いとどまった。老人は筋肉が衰えている。衰えを少しでもく い止めるには、日ごろから鍛えるしかない。ここで席を譲ってしまうことは、間接的に、彼の老化を促進することになってしまうのだ。(中略)
とまあ、これぐらいに書かなければ、読者も面白がってくれない

P.32

正論を書いてはいけません。なぜなら、正論はつまらないからです。正論には反論できません。「お年寄りには親切にしよう」といわれたら「はいはい、そのとおり」としかいえませんし、「ポイ捨てはよくない」といわれて反論できる人はいない。反論できないことにはだまっているしかありません。(中略)
人は、ツッコメない文章に対してよそよそしさを感じます。自分には関係のない、閉じた言説であると判断するのです。
正論を書かないとはどういうことでしょう。それは常識の枠の中で考えない、ということです。非常識な人になれということです。物は盗め、人は殺せ、民主主義 より封建制を。世間から「困った人だ」と思われるようなことを書くこと、それが売れるコラム、読まれるエッセイを書くうえでの大前提です。

P.250
ツッコミたくなる文章を書くことが大事なのです。

読者がブログ記事にツッコミたい場合、ツイッターやフェイスブック、ブログなどでツッコミます。

それが批判だろうが何だろうが、あなたの記事を他の人にシェアしてくれるわけです。


そのためには、むしろ「常識人である」ことが大事ではないでしょうか。

世の中の常識を見つけてこそ、その逆の非常識を書けるからです。


常識とされていることをまずは書き出し、すべてその反対を書いてみる訓練をすると面白いですよ。

試しに以下を考え、文章を書いてみました。
  • コンビニ店員は無愛想な方が良い
  • 飲食店の以下の売り文句は私には刺さらない「代々継ぎ足しのタレ」「屋台の味」「懐かしの味」
  • 看護師は美人じゃないほうが良い

しかし、ただ逆を言うだけでは単なる文句。

なぜそうなるか、説得力のある説明が必要です。

そのあたり詳しくは本書『<不良>のための文章術』を確認してください。


とにかく、「正しさ」より「面白さ」が大事なのです。

イタリア人が教える!?あなたと周りの人を幸せにする『つっこみ力』


3. 補助線を導入する

『<帝国>』のようなむずかしい本は、単独で取り上げるよりも、補助線となるような別の本も取り上げて、その対比で紹介するとわかりやすくなります。
そのとき、書き手の腕の見せどころとなるのは、どう書くかもさることながら、どのような本を補助線に持ってくるかです。

P.124

神田神保町を丸一日かけて取材したとします。(中略)
「補助線」をここでも使ってみましょう。(中略)
たとえばカメラを補助線にします。

P.236
単に街歩きをして、その街の魅力を書くのは難しい。

ここでは、「ハッセルブラッド(マニアックなカメラ)でときどき写真を撮りながら街ぶらする」という方針を定めています。

このように主題に何かを掛けあわせると、オリジナルな文章になりますね。


アイデアは、掛け算」だと言われます。

文章も同じです。


まとめ

「正論を書かない」というのはなかなか難しいものです。

どうしても「嫌われたくない」「反論・批判されたくない」という気持ちがあるから。


しかし本書には、「ペンネームで書く」という嫌われ対策も紹介されているほどです。

本気で「書いて稼ぐ」なら、<不良>の文章を書くことが大切だということです。


「ブログ」で<不良>となっている人の例としては、イケダハヤト氏ですね。

あえて反論されるような記事を次々と投稿し炎上、目立てば大成功、というわけです。

ブログで月50万円稼ぐ!イケダハヤト氏の「注目を集める」4つの文章術


他にも、
  • 書評の書き方
  • グルメレポートの書き方
  • 街ぶらレポートの書き方
  • エッセイの書き方
など、とても参考になる内容ばかりです。


…さんざん紹介してきてアレですが、やっぱり性格の悪いブロガーが増えるのはイヤですね。

本書は読まないでください。

不良




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