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経営学者に学ぶ!「イノベーション」についておさえておきたい3つのポイント 〜本『先生、イノベーションって何ですか?』  はてなブックマーク - 経営学者に学ぶ!「イノベーション」についておさえておきたい3つのポイント 〜本『先生、イノベーションって何ですか?』

先生、イノベーションって何ですか?

「イノベーションって何ですか?」

そう聞かれて、即答できるでしょうか。

頻繁に耳にするキーワードですが、意外としっくりくる回答ができないかもしれません。


本『先生、イノベーションって何ですか?』は、
  • 経営学者である著者
  • イノベーションなんて全く知らない若い女子5人
が、イノベーションについて考え、語り合う紙上ライブ。


今日は本書から、「イノベーション」についておさえておきたい3つのポイントを紹介します。





1. イノベーションの三段階

技術を育てる、市場への出口をつくる、社会が動く——これらが三つ揃ったらワンセットで「イノベーション」と呼んでいいんでしょうね。

P.37
iPhoneで言えば、
  1. 技術を育てる(タッチパネルやカメラなどを、薄い本体に詰め込んだ)
  2. 市場への出口をつくる(iPod+電話+インターネット端末=iPhoneを発売)
  3. 社会が動く(他社もマネしてスマホを作り、スマホが当たり前の社会に)
という感じでしょうか。


めずらしい価値や商品を生み出しても、「社会が動く」ほどでなければ「イノベーション」とは言えない、というのが著者の考え方です。


2. バトンタッチが起きる

チキンラーメンは単発の「ちょっとヒット』では終わらなかった。(中略)
インスタントラーメンでは、バトンタッチが起きています。チキン味以外のラーメン、どんぶりにお湯で温めるのではなくてナベで煮るラーメン、さらにはカッ プヌードルのような洋風のものなど次々と新しい技術、新しい味とバトンタッチしていって、インスタントラーメンというジャンルがイノベーションとして立派 に確立したわけ。

P.77
iPhone以降、他社がスマホを出したのもこの「バトンタッチ」と言えますね。


3. 知能指数の高さよりも、想像力が豊かな人がイノベーションを興す

知能指数の高い人は、早見えすることも多い。頭の回転が速いばっかりに、あれがどうなったらこうなるって、すぐいろんなことを考える。それでネガティブなこともたくさん思いつくもんだから、先読みしすぎちゃって、わりと早くあきらめる。

P.201

知能指数の高さよりも、他人のことへの想像力が豊かな人。こんなことで困ってるんだろうなとか、あれができれば便利と思うだろうなとか、他人の立場になれる人のほうがイノベーションを興しやすい。それは、人への思いやりと表現してもいい。他人の立場のことがよくわかる人。

P.202
どんなに新しいものやサービスでも、誰かの役に立たなければ必要とされません。

他者の立場で想像できるというのは大切ですね。


まとめ

「イノベーション」を分かっていない女子たちとの会話ですから、非常に分かりやすい内容です。

イノベーションについて理解できるだけでなく、アイデアがわいてきました。


楽しく気軽に読める本なので、ぜひ一読することをオススメします。







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