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もっと評価されたいあなたが身に付けるべきは「マーケット感覚」!そのために重要な3つのポイントとは?  はてなブックマーク - もっと評価されたいあなたが身に付けるべきは「マーケット感覚」!そのために重要な3つのポイントとは?

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

2,500円で買った10数年前の楽譜が、15,000円で売れたことがあります。

部屋の片付けをしていて出てきた古い楽譜を、「500円くらいで売れたらラッキーだな」と試しにヤフオクに出品したら、3人の人が競った結果15,000円の値がついたのです。

ブックオフに持って行ったら、10円にもならなかったかもしれません。


自分が価値を感じないものでも、他人にとっては大きな価値がある、とあらためて気づいた瞬間でした。


本『マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』にこうあります。

今、この「価値を認識する力」の二極化が進んでいます。(中略)
本書ではこの能力を「マーケット感覚」と命名しています。(中略)
世の中にはすばらしい価値を生みながら、マーケットで評価されない商品やサービスがたくさんあります。人材も同じで、すばらしい資質を持ちながら、市場では評価 されない人がいますよね。そういう人は、「自分に足りないのはマーケット感覚だ」と気が付かない限り、いつまでも報われません。

P.33
「人」でも同様です。

たとえば、超イケメンだけど貧乏な男子が、金持ち好きな女性と合コンをしてもムダです。


このように、どこで、誰向けに、何を売れば価値があるのか

そのセンスを養うことが重要なのですね。


今日は本書から、マーケット感覚を身につけるために重要な3つのポイントを紹介します。





1. 潜在的な価値に気づき、新たな市場を創造する

プロ野球よりもレベルの低い高校生の野球大会が、なぜ「甲子園」としてあんなにも人気なのか。

プロの技ではなく、必死で(しかも夏の甲子園では炎天下に!)汗だくでプレイする姿、実力では勝っていても、たったひとつのエラーですべてが終わってしまうというトーナメント戦の理不尽さが、プロ野球には提供できない価値を作り出しているのです。

P.140
他にも、地域おこしの小さなイベントが、なぜ「B-1グランプリ」として大きなイベントに成長し、大人気なのかも書かれています。

これらの例からわかることは、もともと存在していたモノの中に、新たな価値が見出され、巨大な市場になったものがたくさんあるということです。それらを市場として大きく育てたのは、最初にモノや制度を作った人ではありません。途中で、その潜在的な価値に気づいた人なのです。

P.142
これは甲子園やB−1グランプリだけでなく、私たち「人」にも同じことが言えます。

普通の主婦がキャラ弁づくりの動画をYouTubeにアップし続けたら話題になり、それがビジネスになったりする時代です。

自分の中にある「価値」に気づくことが大切なのです。


2. 市場の選択が重要

成功するためには「市場の選択」が重要だということも、覚えておきましょう。

P.87

自分をどこで売るべきか、自分が高く売れる市場はどれなのか。「一生懸命頑張る!」前に、どの市場で頑張るべきなのかという市場の選択にこそ、マーケット感覚を働かせる必要があるのです。

P.94

おもしろいのは、女性用ウィッグ(かつら)の市場です。髪の毛が薄くなってきた高齢女性向けのかつらは数万円もするのに、若い人向けの巻髪ファッション ウィッグは数千円、アニメキャラクターのコスプレ用ウィッグならさらに安く、千円台で手に入ります。「品質が違うはず」と思う人は、実際に商品を手にとってみてください。たしかに品質も同じではありませんが、現物を見れば、価格差がコスト要因ではないことも理解できるはずです。

P.161
似たようなものでも、市場が違えば価値がまったく変わってしまうわけです。


あるいは、少ないほうが価値があるのも、当然ですが見落とされがちです。

マーケット感覚のある人は、「どんなによい商品を作っても、供給者が多すぎると儲からない」と理解しています。(中略)
最初にダイソンがサイクロン方式の掃除機を売りだしたとき、国内メーカーの掃除機に比べて3倍以上もする商品がバカ売れしたのは、「サイクロン方式がすばらしいから」ではなく、 「ダイソン社しか、サイクロン方式の商品を出していなかったから」です。市場化が進む社会で高く売れるのは、「よい商品」ではなく、「需要に比べて供給が少ない商品」なのです。

P.61


3. 「儲かるか」より「価値があるか」

「価値」とは「儲かること」と同義ではありません。ネットビジネスではよくマネタイズという言葉が使われますが、これは、無料で提供されている価値が有料化される(課金される)ことを意味します。つまり、価値の創造(認知)と、価値への課金は別の話だということです。
た とえばグーグルのGmailというメールサービスは今のところ無料ですが、その事業に大きな価値があることは明白です。新しいビジネスアイデアについて、 すぐに「それでは儲からない」という人がいますが、(中略)マネタイズにはあまりこだわらないほうがよいと思っています。重要なのは儲かるかどうかではなく、「価値があるかどうか」なのです。

P.110
価値があれば、あとからマネタイズすることもできるわけですね。

「とにかくやってみる」ことの大切さが、本書には何度も書かれています。

「儲かるか」なんて、やってみなきゃわかりません。

このネット時代、「やってみる」ことのハードルは、グッと下がっています。


まとめ

では、どうやって「マーケット感覚」を鍛えるにはどうすれば良いのか。

それは、第5章 マーケット感覚を鍛える5つの方法をご確認ください。


その中の1つ、私はこのブログやツイッター、Facebookで少しは鍛えられているのかな、という気がしています。

「価値がある!」と思って書いた記事に反応がイマイチだったり、逆にサクっと書いた記事がたくさんの方に読んでいただけたりと、そういう経験を10年も繰り返していることで、何に価値があるのかに気づくセンスが身についてきているのではと。


勉強会やセミナーを開催するのも同様です。

とても良いイベントだと思って企画したのに、あまり参加者が集まらなかったときは悲しいですが、まさにマーケットと自分の感覚の違いに気づく瞬間なわけで、とても貴重な体験です。


あなたは自分の身を、そのような場に置いていますか?






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