ブロガー必読!『文章読本の名著90冊から抽出した究極の文章術』3選!【ブログ週間(1)】

とにかく大変でした。
以前はブログ記事を書こうにも、考えても考えてもなかなかうまく文章がまとまらず、ずいぶん時間がかかりました。
しかも苦労して書いたその記事は、あまり読んでもらえないのです。
それで「文章術」の本を何冊も読み漁り、ブログで実践してきたことで、ずいぶん変わったと感じます。
本『文章読本の名著90冊から抽出した 究極の文章術』はそのタイトル通り、著者が「文章上達術」の本を何百冊も読んで、たどりついた文章術を紹介したもの。
もう手に入らないような古書も含めた名著90 冊から名言90にまとめており、とても勉強になります。
今日は本書から、すぐに使える究極の文章術3選を紹介します!
1. 書き出しにこだわる
まさにこの記事の冒頭にこれを使ってみましたが、気づきましたか?書き出しの最初の一行にはニュースがないといけないといわれます。つまり「あら、まァ」という驚きが必要です。(中略)
文章は書き出しがモノを言います。(中略)
扇谷正造さんに「『とにかく、大変だった』と書け」 という名言があります。<「とにかく、大変だった」のあと、自分がいちばん強烈に感じたことや目に映った何かを続けます。風景でよし、物でよし、人でよ し、事柄でよし。たとえば「とにかくたいへんだった。床の下から白骨が出てきたのである」などと書き出せば、あとはスラスラすべりだすから不思議です>。P.61
書き出しでとにかく読者の気を引かなければ、先を読んでもらえません。
今この文章を読んでいるあなたは、この記事のタイトルや書き出しで興味を持ってここまで読み進めてくれたはずです。
他にも書き出しのヒントがありました。
こちらは『はじめてコラムを書く 』から。
誰かの名言や、読んだ本の言葉などが使えますね。青木雨彦流の手法は、
「ナントカ、カントカ」
と言ったひとがいる。××の◯◯さんである。
という書き出しです。P.61
さらに『「超」文章読本』からこんな言葉も紹介されています。
これもすぐ使える方法ですね。セリフで書きはじめると、読者に「?」と思わせることができる
P.119
さっそく次に書くブログ記事に使ってみませんか?
2. ここ一番の文飾法を知る
そこで本『文章表現』にある、文章にインパクトを加える表現技法「文飾法」の8つの技を紹介しています。文章で一番言いたいところをどう印象づけるか。平面的な表現では印象に残りません。
P.132
中でもすぐ使えるものを紹介します。
倒置法
「あなたはいい人ですね」というのを「いい人ですね、あなたは」というふうに、叙述の後の順序を逆にして表現する方法です。文章に変化をあたえ、印象をつよめます。P.133
反復法
「遠い遠いかなた」「たしかに偉いことは偉い」などと語句の一部分や、同じ意味をくりかえして、印象を鮮やかにする方法です。P.133
対句法
対立したり、似かよった語句をならべます。「智に働けばかどが立つ。情にたくせば流される。意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい」(夏目漱石『草枕』)もその一例。P.133
3. 最後に余韻を残す
ブログで最後の文章に力を入れている記事を、あまり見かけません。小中学生の作文コンクール入選作などを見ると、その大半に「〜と思います」といった表現で、しめくくりの言葉がついています。(中略)
<私たちはついつい最後になにかまとめの文章を書きたくなります。内容を総括しておかないと、読者にきちんと伝わったかどうか不安でもあるからです>。
しかし、エッセイでこうした最後のひとことがあると、余韻が残りません。<「私はこういうことを書いて、こういう結論に達しました」と限定してしまうことによって、読者は想像力を働かせようがなくなる。(中略)
エッセイでは結論は読み手が出します。書き手が押し付けるものではないのです。P.95
いかにも流したような文章か、下手をすると毎回決まったフレーズなんてパターンも。
とはいえ、余韻を残すというのはなかなか難しいですね。
そこで、こんなとっておきの方法が紹介されています。
エピソードで終われば余韻も残り、スマートな終わり方になります。
P.95
まとめ
上に紹介したものだけでも、かなりブログに使える手法ですね。子供のころ、作文が何かで入選したような記憶はありません。
今思えば「良い文章の書き方」など習った覚えがないのです。
知らなければ、書けなくて当然でしょう。
あなたももっと知りたいと思いませんか?
名著90冊から抽出した究極の文章術を。

※今週は、勝手に「ブログ週間」。毎日「ブログ術」について書いていますので、お楽しみに。

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— Kosuke (Blogger,TLI) (@kosstyle) 2015, 5月 11
- [2015/05/11 23:22]
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