ブロガーなら知っておきたい!ウェブで正しくウケる文章の書き方5選!【ブログ週間(2)】

ウェブにはウェブの、「ウケるコツ」があるというわけです。紙のように書いてもウェブではウケない
P.003
本『正しくウケる文章の書き方』は、紙媒体に書いていたプロのライターが、ウェブでウケるために身につけてきたノウハウをネタバラシした本。
今日は本書から、ブロガーなら知っておきたい!ウェブでウケる文章の書き方5選をピックアップしてみます。
1. 自分が何を書きたいかではなく、相手が何を読みたいかを考える
常に「相手が何を読みたいか」「相手が何を知りたいか」を意識することが大切ですね。読者は「読みたいこと」にしか興味がないのである。(中略)
自分が何を書きたいかを考えるのではなく、相手が何を読みたいか、何を知りたいのかを考えることから始めよう。P.043
たとえば私が、「参加者100人超えの飲み会に参加しました。こんな雰囲気で、こんな話をしました。楽しかったです」なんて記事を書いても「読みたい」と思う人は少ないでしょう。
そこで考えたのは、「参加者100人超えの飲み会で、いかに初対面の人とコミュニケーションを取ったか」をまとめること。
これなら「読みたい」と思ってくれる人がいたのです。
2. ターゲットを絞り、読者に「自分ゴト」と思ってもらう
この記事でも、タイトルに「ブロガーなら知っておきたい!」と入れ、ターゲットを絞ってみました。今や、万人がこぞって欲しくなるような商品を作るのは難しくなった。情報も同様で、だれもが驚くような情報は、報道(時事ネタ)以外ではあまり見当たらない。(中略)
誰もがターゲットになる情報は、読者にとって他人事に感じるケースが多いものだ。ところが、自分だけが感じている気持ちにぴったりと合うと、読者は「自分ゴト」だと感じてくれる。(中略)
ターゲットをあえて絞ることで、読み手は「私が求めていた情報だ」と気づいてくれる。8割の人がターゲット外になってもかまわない。P.063
このことで、ブログを書いている人は「あ、私に関係ある話だ」と思ってくれたはずです。
3. 業界の専門ネタはウケる
何をネタにブログを書けばよいか。悩んでいる人がいます。簡単です。自分の専門ネタを書けばよいのです。
どんな業界にもその専門分野ならではの素敵なネタは山のようにあるのだ。(中略)
P.074
自分の業界について、あまりに当たり前すぎて、それが他の業界の人にとって面白いネタだと気づいていないことが多いのです。ネタはいくらでも出てくる。普通の人が調べようと考えたら、大変な時間が掛かるはずだ。ただ、もしあなたが業界関係者なら、ちょっと調べれば簡単に書けることばかりである。
このような業界の専門ネタをまとめて書いておくと、必ず読者が読みに来てくれる。(中略)
テレビ番組を見ていても分かるように、実は誰もが専門ネタ、業界ネタが好きなのだ。自分とは関係のない業界でも、深い話を聞くと関心を抱かずにはいられない。あとは、難しい話をどれだけ分かりやすく書けるかが肝になる。P.075
自分の業界や職種について、
- それならではの裏話
- 業界の常識
- こだわり
4. マイナー製品はメジャー製品と比較して書く
「iWork」というMacやiPhone、iPadで使えるオフィスソフトを紹介したい。ところが、知名度が低い上に仕事ではMicrosoft Officeを使う人がほとんどなので、読み手の関心が低い。そんな場合に著者はどうしたか。
私も、こんなふうにタイトルで比較して書いたことがあります。iWorkは意外に便利なので使ってみよう
iWorkで仕事が加速する
そうした製品の記事を、上記のようなタイトルで書いたとする。読む気がするだろうか。(中略)
苦しみ抜いて編み出したのが次のタイトルだ。
iPad版Officeなんていらない!iWorkがすごい!!
(中略)かなりヒットし、読み続けられた。(中略)
マイナーなもの、よい製品だが認知が低いものは、メジャーな製品と比較をすれば読んでもらえる可能性が高くなる。P.092
また、マイナー製品かどうかに関わらず、「比較して書く」というのは有効な手段。
比較して初めて特徴がよく見えるのです。
当ブログでも、様々な比較記事を書いてきました。
5. 文章力に自信がないなら箇条書きを使う
文章力に自信がないなら、箇条書きを活用するべきだ。読み手があまり文書を読む気がない場合にも、箇条書きの方が情報を端的に伝えられる。
P.174
だらだらと長い文章は読みづらい。箇条書きでは、1つの項目に1つの内容しか説明しないことが望ましい。(中略)
さらに、箇条書きの各項目の文章はなるべく短くしたい。P.176
箇条書きなら、
- パっと見て内容が分かる
- 見た目のポイントになる
- 接続詞など不要で字数が少なくて済むから、見やすい
まとめ
ブログの場合、特に上記1が大切。どうしても「私のブログなのだから、私の好きに書いたらいい」と思いがち。
それは間違っていませんが、書きたいように書くだけでウケることは稀です。
読んでもらいたいなら、「読者」を意識するクセをつけたいですね。
本書は以下のとおり、ウェブでウケる文章を書くために必要なことがひと通り書かれている印象です。
●はじめに:ウェブ時代の文章力とは
●第1章 読ませて「ビジネス」に勝つ
●第2章 読ませる「内容」を練る
●第3章 読ませる「構成」に仕立てる
●第4章 読者が「納得する」書き方
●付録 正しくウケる文章を書くためのチェックリスト
ところで。この記事はウケたんでしょうか…?


※今週は勝手に「ブログ週間」。明日以降もブログ・ライティングに役立つ情報を掲載予定です。お楽しみに。
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— Kosuke (Blogger,TLI) (@kosstyle) 2015, 4月 20
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