LINE・メール・ブログにも!メンタリストDaiGoの『人を操る禁断の文章術』5選

本『人を操る禁断の文章術』は、メンタリストDaiGoさんが心理スキルを使った文章術を教えてくれる本。文章とは、
読まれるために書くものではない。
行動させるために書くものだ。P.18
- 「書かない」3原則
- 人を動かす7つのトリガー
- 5つのテクニックに従って書くだけ
今日は本書から、人を操る文章を書く5つの考え方を紹介します。
1. 想像させる
文章はただ書くのではなく、読んだ相手の心を動かし、想像力を使ってもらうために書くのです。
P.7
「想像させる」が、本書の重要なキーワード。人を操る文章のしくみ
読む→言葉に反応する→想像する→行動を起こすP.10
ちょっとした表現を加えるだけで、相手に「想像させる」ことができます。
例えばこんな方法。
極端な言い方をすると、ありきたりで常識的な言い回しに、過剰で具体的な条件を表す言葉を組み込むと、その文章は名言に変わるのです。
P.47
本書のタイトル『人を操る禁断の文章術』も、かなり過剰?。しかし想像させるタイトルですね。× 「成功者は夢をあきらめない」
この文章は名言でしょうか?(中略)納得はできますが、珍しくもなんともありませんし、胸に響くわけでもありません。ところが、こう言い換えたら、どうでしょうか?
◯ 「成功者は、飢え死にしそうなときでも夢をあきらめない」(オリソン・マーデン)
(中略)何が違うか。それは、”飢え死にしそうな”という状況を想像させる言葉が入っているかいないかです。P.46
2. あれこれ書かない
あえて短い文章で相手の想像力を利用して、行動を導く。この原則は、あらゆる文章で使えるテクニックです。
P.54
よほど文章力があれば、小説家のように細かい描写をして想像させるという手もあるでしょうが、素人がそれをしても「だらだら長い文章だなぁ」と途中で飽きられてしまうでしょう。人は、受け取った情報が足りないときは想像や予測で判断する習性があります。(中略)
文章を書くときには、あえて情報量を少なくすることで、読み手の想像力を利用することができるのです。P.56
たとえば、
と短く書くと、どう変わるかを具体的に書いていないのに、読み手が自分の都合の良いように「LINEで女性を口説けるようになるかも」「ブログのアクセス数が上がるかも」と想像・解釈することがあるわけです。本『人を操る禁断の文章術』を読めば、あなたの文章が劇的に変わります。
3. 書き出しはポジティブに
「お疲れさまです」で始まるメールよりも、「おはようございます!」で始まるメールに。「先日はお世話になりました」と書き出すお礼状よりも、「先日のお食事では初めての体験をありがとうございました」と始まるお礼状に。
冒頭がポジティブに始まると、文章の第一印象が変わります。P.168
これはメールやLINEで、相手に良い印象を持って欲しいときや依頼などする場合に有効ですね。これは「初頭効果」と呼ばれる心の動きが生じるから。
初対面の印象は7秒で決まり、半年間持続すると言われています。
文章の書き出しも同じです。いわば書き出しは、文章の初対面ですね。P.169
ブログなどであれば逆に、書き出しで読者を不安にさせるという手法も使われます。
たとえば以下では記事タイトルで「不安」を生み出すことで、たくさんの方に読んでもらえました。
4. 「みんな一緒」の心理を利用する
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ではありませんが、「みんな」というキーワードは人を行動に駆り立てる強力なトリガーになります。
P.136
社会心理学用語に置き換えると「社会的証明」に当てはまります。(中略)
簡単に言ってしまうと「みんながしていることは正しい」です。P.137
それに加え、「乗り遅れたくない」という感情もありますね。
例えば以下のような言葉が心に刺さるわけです。
「あなた、まだスマホじゃないんですか?」
「すでに100万人の方が体験済みです」
「同期の◯◯さんは、もう始めていますよ」P.136
5. 「損したくない!」という感情を生み出す
例えば、以下のどちらのほうが「読みたい!」と思うでしょうか。私たちは5000円の得よりも、5000円の損の方を重く感じる生き物なのです。
P.128
- 知らないあなたは損してる!2014年に手に入れてよかった便利グッズ15選
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直接「損」という言葉を使わなくても、たとえば「今だけ半額!」と書けば「今買わないと損だ!」と思ってもらえますね。
まとめ
想像してみてください。あなたの書いたたった1通のメールで、相手が思い通りに動いてくれる様子を。
今や、何をするにも文章力は必須です。
- SNSで友達を楽しませる
- LINEで異性を口説く
- メールで取引先に自社商品の購入を決断してもらう
人の心を動かし、行動させる文章を書くことのできる人たちは必ず、本書にあるような心理スキルを理解し、実践しています。
心を動かされるのは、それを知らない人です。
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