もっと行動し、自分を変える「アドラー心理学」5つの名言 〜本『1分間アドラー』

本『嫌われる勇気』以来、アドラー心理学が人気ですね。
すごく面白いし人生の役に立ちそうなのですが、分かるようで分からないんです。
実際、本『嫌われる勇気』には正直に、
と書かれているほど。「アドラー心理学を理解し、実践するには、それまで生きてきた時間の半分の期間が必要」
そんなわけで私は、「アドラー本」を何冊も読むことで、少しでも理解し、活かすことができたらと考えています。
本『1分間アドラー 人間関係の悩みをゼロにする77の原則』は、見開き2ページで1項目。それを1分で読めてとても便利です。
本棚に置いておいて、ふとしたときにページをめくると、勇気が湧いてくるかもしれません。
今日は本書から、もっと行動し、自分を変える「アドラー心理学」5つの名言を紹介します。
1.
この世界は私の世界だ。
私が行動し、つくり出さないといけない。
行動すればするほど、劣等感を置き去りにできるのかもしれません。重要な事がある。それは世界を変えようと行動することだ。(中略)
アルフレッド・アドラーは、「行動するようになれば、人は他者より劣っているとか、負けたとも感じないだろう。『この世界は私の世界だ。待ったり、期待しないで、私が行動しつくり出さないといけない』と感じるだろう」と言っている。P.16
2.
孤立した状態では能力が劣る人も、
組織された社会では不足を補償できる。
自分ひとりで何でもできるようになる必要はない。アドラーは「人間はその弱さのゆえに、社会の中で生きるように仕向けられている」と言う。(中略)
人間は、お互いに補い合い、協力することでこそ大きな能力を発揮する動物だ。
「孤立した状態で生きているのであれば能力が劣っていることになるかもしれない人も、正しく組織された社会では、その不足を補償することができる」とアドラーは言っている。(中略)
人は一人では生きられない。誰にも得手不得手がある。だから、よきパートナーや友人を求める。互いに補い合える相手を見つけたとき、大きな成長や成功がもたらされる。P.57
自分の弱さを認め、それを補い合える仲間を見つけることが大事ということですね。
3.
他人の価値を下げることで秀でようとするのは弱さの兆候だ。
つい人のことを悪く言ったりしまうとき、このことを思い出したいものです。「自分がなしとげたことで秀でているのではなく、他人の価値を下げることで秀でようとすれば、そのことは弱さの兆候です」と言っている。
名声を得たいのなら、自分で得ようと努力すればいい。他の人の成功を「あんなのはただのラッキーだ」などとけなす前に、努力をするべきである。誰かを悪く言ったところで、自分の価値は上がらない。かえって「つまらない奴」と自分の価値を下げるだけだ。P.83
自分の価値を上げようとしたり、自分が気持ちよくなるために言ってしまう場合がほとんどでしょう。
4.
状況によって決定されるのではなく、
我々が自ら決定する。
言い方を変えれば、環境や過去を言い訳にしてはいけない、ということかもしれません。人が何かをする(しない)のは、環境や過去の経験に原因があるというのが原因論だ。だが、アドラーは同じ環境や経験をしても、誰もが同じことをする(しない)わけではないことに着目する。
人は目的を持ち、それを達成するために何かをする(しない)のだ。(中略)
「意味は状況によって決定されるのではない。我々が、状況に与える意味によって自らを決定するのである」とアドラーは言う。
ある人が貧困から犯罪者になったとしても、貧しい人すべてが犯罪者になるわけではない。貧困の中から成功した人は数知れない。P.127
「目的」の大切さは本書に何度も書かれています。
それは、私が読んだ他の「アドラー本」では気付かなかったアドラー心理学のポイントです。
5.
最も優れた勇気は、
失敗をする勇気、
誤りを明らかにする勇気である。
「勇気」と一言で言っても、色々あるんですね。「勇気」はアドラーの心理学を特徴づける言葉の一つである。(中略)
アドラーは「勇気の最も優れた表現の一つは、不完全である勇気、失敗をする勇気、誤っていることが明らかにされる勇気である」と、必要な三つの勇気をあげている。P.138
- 不完全である勇気
- 失敗をする勇気
- 誤っていることが明らかにされる勇気
自分にどれが足りないかを意識し、一歩踏み出してみてはどうでしょう。
まとめ
「アドラー本」と言えば、以下の本も読みましたが、『1分間アドラー』はどのページから開いても、サッと1項目読めるのが便利です。他の「アドラー本」では、
- 「貢献」
- 「行動」
もちろんそれは、「貢献」のための「行動」なわけですが。
他にも『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』など、他にもたくさんのアドラー本が出ています。
いろいろ読んでいくうちにだんだん理解が深まり、自分の中にその考え方が浸透してくるのでは、と考えています。
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管理人コウスケのひとこと
制度についてはピンとこないが、プレスリリースの書き方については、なるほどー。 / [広報]1本のプレスリリースでテレビでの露出にたどりついたベンチャーの話:きょこ コーリング:ITmedia オルタナ... http://t.co/0YGp7io1DT #NewsPicks
— Kosuke (Blogger,TLI) (@kosstyle) 2015, 2月 13
- [2015/02/16 06:30]
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失敗する勇気よりも失敗することが分かっていることに飛び込む勇気
例えば、エジソンは電球を完成させるのに、2000回以上の「失敗」をしたわけです。
普通、エジソンは「諦めなかった」から電球を完成させたと思われているようですが、それは違うと思います。
エジソンは「諦めてもお終いにしなかった(諦めても試合終了にしなかった)」から電球を完成させたのです。
ていうか、「諦めたらそこで試合終了ですよ」これは、ただの甘え、あるいは寝言でしょう。
なぜなら、人生は「試合」ではありませんから。
実際の話、「試合」には「何点取ったら終了」、「何分経ったら終了」とかいうルールがありますが、現実の人生にはそんなルールは無いでしょう?
「終わりがある」と思っている時点で、甘いんですよ。
なので、「何度諦めても、失敗すると分かっていることに、頭から飛び込む勇気」です。
こういう、勇気の持ち主が「成功」したとき、世界線を変えていくのだと思います。
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