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部下のやる気が劇的にUP!月曜の朝にリーダーが考えるべき3つのこと 〜本『月曜日の朝9分ですべてがうまく回りだす』  はてなブックマーク - 部下のやる気が劇的にUP!月曜の朝にリーダーが考えるべき3つのこと 〜本『月曜日の朝9分ですべてがうまく回りだす』

月曜日の朝9分ですべてがうまく回りだす

このメソッドの中身は簡単。毎週月曜日の朝にしばしの時間をとり、これから1週間にリーダーとして行うべき優先事項について考えるのだ。(中略)
リーダーとして部下を支えていくために今週は何をすべきか、それだけに絞って考える時間である。

P.52
本『月曜日の朝9分ですべてがうまく回りだす』の著者は、月曜日の朝9分、「リーダーシップ・プランニング・タイム」を取ると、チームが劇的に変わるといいます。

9分で考えることは、以下。

1分め 今週、誰にどんな気配りを示せるか?(気配り)
2分め 今週、誰にフィードバックできるか?(挑戦と達成)
3分め 今週、誰に報酬や評価を与えられるか?(評価)
4分め 今週、誰に「もうひとつの給料」を渡せるか?(意義)
5分め 今週、誰の自主性を高められるか?(自主性)
6分め 今週、誰の成長を後押しできるか?(成長)
7分め 今週、チームの団結をどのように高められるか?(絆)
8分め 今週、どこにちょっとした「楽しみ」を取り入れられるか?(遊び)
9分め 今週、部下はどんな手本を必要としているか?(手本)


この中から3つ、詳しく紹介します。


※リーダーに超オススメの講演もありますよ!

2月15日 『目からウロコのリーダー像』~講師:浅井浩一~幸せな職場758







1. 今週、誰にどんな気配りを示せるか?(気配り)

1分間で、部下のことを思い浮かべながら、今週の巡回で次に挙げる働きかけをできるかどうか考える。

  • 部下の家族などの様子に関心を示す
  • 部下が抱えている苦労や負担についてたずねる
P.71
あるいは部下の趣味や感心事、キャリアの目標についても関心を持ち、気配りするのが良いそうですよ。


会社に愛着を抱く最大の要因は、「上層部が、私をひとりの人間として認めていると感じる」ことだとわかった。自分は歯車の単なる小さな歯にすぎない、と思わせられるのはいやなのだ。上司が親身になってくれていると感じたいものなのだ。(中略)
気を配ってもらえる存在でありたい——これは、人間としての基本ニーズのひとつなのだ。自分は重要視されている、認められている、味方がいると思いたいのだ。

P.62
会社での、仕事上だけの上っ面の関係だけでは、なかなか信頼関係を作りにくい。

そんなドライな状態では、個人のモチベーションを高め、能力を発揮し、チームで結果を出すのは難しいでしょう。


本『今いる仲間で「最強のチーム」をつくる』にも、「互いの背景を共有し、無関心をなくす」ことが大切だと書かれています。

今いる仲間で「最強のチーム」をつくる3つの考え方!「あいつがいなければ…」「優秀な人材がいれば…」はNG!


2. 今週、誰にフィードバックできるか?(挑戦と達成)

1960年代に「動機づけ・衛生理論」という研究を打ち立てた心理学者、フレデリック・ハーズバーグは、「達成に対する欲求は最大のモチベーションのひとつになる」と結論づけた。(中略)
部下にモチベーションを与える最大の要因のひとつは、彼らの仕事を充実させ、挑戦と達成の感覚を味わわせることなのだ。

P.75

部下がモチベーションを高く持ち、フロー状態(仕事に深く没頭する)ようにするには、以下が重要だといいます。
  1. 明確な目標や期待があるか
  2. 適度な難易度があるか
  3. 上司として、部下の進捗に対し毎週フィードバックしているか
P.246
明確な目標があり、適度な難易度であれば、現状とのギャップを埋める努力をしたくなるもの。

本書に「カギは、最適な過酷さを作り出すこと」とあるように、ハードだがきつすぎない目標設定が大事なわけです。


そして、人は自分で自分の働きぶりを把握しづらいため、上司から定期的にフィードバック、つまり進捗の確認と評価をすることが必要なのですね。


3. 今週、誰に報酬や評価を与えられるか?(評価)

人は誰でも、職場での自分の存在意義や価値を知りたがっている。(中略)
仕事をほめられると、人間としての価値を認められたと感じるのだ。

P.102

ほめ言葉は具体的に表現すればするほど、受け手の心に強く刺さりやすい

P.111

具体的に褒めるには、以下の領域のいずれかにどんな影響があったかを実感させることが良いとのこと。
  1. 会社
  2. 部署、チーム
  3. 上司(あなたのこと)
  4. 顧客
  5. 部下自身
P.113

評価(ほめる)や報酬は大切ですが、しかし現金による報酬は避けたほうが良いようです。人はお金を欲しがっているのに、褒美としてお金をもらうとつまらなく感じてしまうのです。

詳細は本を確認してください。


まとめ

素晴らしい本です。

もう一度、9つを紹介します。

1分め 今週、誰にどんな気配りを示せるか?(気配り)
2分め 今週、誰にフィードバックできるか?(挑戦と達成)
3分め 今週、誰に報酬や評価を与えられるか?(評価)
4分め 今週、誰に「もうひとつの給料」を渡せるか?(意義)
5分め 今週、誰の自主性を高められるか?(自主性)
6分め 今週、誰の成長を後押しできるか?(成長)
7分め 今週、チームの団結をどのように高められるか?(絆)
8分め 今週、どこにちょっとした「楽しみ」を取り入れられるか?(遊び)
9分め 今週、部下はどんな手本を必要としているか?(手本)


ここではこの中から3つを紹介しましたが、個人的には8分めの『今週、どこにちょっとした「楽しみ」を取り入れられるか?(遊び)』も意外と重要かなと。

職場でのストレスを軽減すれば、皆が生き生きと能力を発揮でき、またチームの関係も良くなって助け合ってチームで大きな成果を出せるでしょう。

そして何より、リーダーがこれを考えることも、なんだかワクワクしそうです。


他の項目についても、なぜそれが必要なのか、具体的に何をどう考えたら良いのか、詳しく書かれており、とても勉強になります。

本書の巻末にはワークシートがありますので、それを使って毎週月曜日の朝9分で考えるのが良いでしょう。


忙しいと他のメンバーへの気配りはなかなか難しいもの。

本書のような「型」があれば、それにそって考えることができて便利です。




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