「日本に足りないのは◯◯」なぜ日本の若者が未承認国家ソマリランドに大学院をつくるのか。 〜本『突破力と無力』
日本に足りないのは「アホ」
著者の税所篤快さんがそもそもソマリランドに学校を作ろうというキッカケは、本『謎の独立国家ソマリランド』を読んで著者に会いに行ったことがキッカケ。「一緒に何かやってみたいなあ」
「この人、素敵だ」
と感じたら、その感覚に素直になって行動を起こす。すると必ず何か新しい挑戦や物語が始まっていくことを、僕はバングラデシュなどでの経験から実感していました。P.048
そしてさらに、ソマリランドで唯一、世界水準の教育をしているシャフウディン高校の創業者、アブディ校長と会い、「この人と大学院を作る!」と決めてしまうのです。
この勢いと行動力、すごいですね。
周りの人からは散々やめろと言われるわけですが…(本書参照)。
ソマリランドに大学院を作るプロジェクトの概要報告イベントにて、一橋大学・米倉盛一郎氏、元東京都杉並区立和田中学校校長・藤原和博氏、東京大学・鈴木寛氏らのパネルディスカッションの様子が紹介されています。
「アホ」と表現されていますが、考えずに突破する人が必要ということですね。鈴木 今の日本に足りないのはかっこ良く言うとアクティブさ。関西風にいうなら「アホ」ですよ。日本は、ほかは全部OKなんです。全部世界一だと思う。アホさだけが足りない。篤快君は唯一、そこを埋めてくれる存在です。僕はそこを最大限に評価しています。(中略)
アホがいない。計算とかしちゃダメなんですよ。
米倉さんと藤原さんと僕がいれば、コンテンツは世界一のものをつくりますよ。それぐらいの自信はある。だけど、とにかく、アホがまず突破してくれないと。突破して隙間さけできれば、いいパスを出せる。
藤原 そうか。税所篤快はマラドーナだったのか。
鈴木 意味もなく突破する存在です。わざわざ突っかかっていったり。
藤原 80メートルぐらい走っちゃったり。
鈴木 そういう存在が必要なんです。そこから揺らぎが出てくる。こぼれ球でいいんです。P.066
本『若者、バカ者、よそ者 イノベーションは彼らから始まる!』には、若者のスピード感が大事だということが書かれていました。
それにしても、税所篤快さんのストーリーはとにかく面白い。
メンターの方々にボロクソに言われたり(笑)、暗殺予告などの困難に遭いながらも何とか前に進んでいく様子は、読んでいて刺激的です。
先日はTV『未来世紀ジパング』でも取り上げられていましたね。
「面白い人がいるもんだな」と思うだけか、「自分も行動を起こそう!」とワクワクするかは、あなた次第。
しかし、間違いなくあなたの人生にはないストーリー。つい読み進めてしまうでしょう。
オススメの関連記事
- 【行動力】世界の教育問題を解決する24歳の奮闘記に学ぶ5つのこと 〜本『「最高の授業」を、 世界の果てまで届けよう』
- 仕事や就職に悩むあなたに知ってほしい、社会を変える7つの働き方
- 悩みに悩んだ末、大手コンサル会社を辞め世界に200も学校を建てた男の話が刺激的 〜本『えんぴつの約束』
- マインドマップ・サンタクロースになって実感した3つのこと
- 学歴がなくても売上高2兆円のグループを創りあげた男に学ぶ、5つの成功哲学 〜本『ライク・ア・ヴァージン ビジネススクールでは教えてくれない成功哲学』
管理人コウスケのひとこと
世界初!肌を冷やしてヒリヒリ感を減少させるシェーバー、ブラウン『CoolTec(クールテック)』を試してみた! http://t.co/ko6oPbd9YT pic.twitter.com/WkpyTVS9Bh
— Kosuke (Blogger,TLI) (@kosstyle) 2015, 1月 20
- [2015/01/22 06:00]
- オススメの本 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0) |
- この記事のURL |
- TOP ▲
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://kosstyle.blog16.fc2.com/tb.php/3279-72e9a21e
- | HOME |