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どん底からNo.1へ!HKT48指原莉乃の4つの自己プロデュース術 〜本『逆転力』  はてなブックマーク - どん底からNo.1へ!HKT48指原莉乃の4つの自己プロデュース術 〜本『逆転力』

逆転力 ~ピンチを待て~ (講談社 Mook)

正直、期待していませんでした。

ところが、ものすごく面白い。


本『逆転力 ~ピンチを待て~』は、HKT48指原莉乃さんの著書。

いじめられていた学生時代から大逆転してアイドルへ。またスキャンダルによってAKB48からHKT48へ左遷されてからの大逆転など、いくつものピンチを乗り越えてきた彼女の文章は、ホンモノです。

今日は本書から、大逆転した指原莉乃さんの4つの自己プロデュース術を紹介します。





1. 自分のキャラは、他人が見つける

指原さんは、TV番組の企画でバンジージャンプに挑戦。するはずが、結局飛べず。

「リベンジします!」と言ったにもかかわらず、二度目も飛ぶことができなかった。

そこから「へたれ」と呼ばれるようになったのだとか。

しかしそのキャラを受け入れたことで、指原さんの人気が上がっていきます。

集団の中で自分の居場所を作ったり、目立ったりするためには、キャラ付けが大事だと思います。(中略)
キャラについて、私なりに出した結論があります。
キャラは自分から作るものではなく、受け入れるもの。
自分から「こういうキャラでいく」と先に決めるのは、避けたほうがいいかもしれません。(中略)
自分ひとりの発信力なんて、弱いです。まずは周りにそのキャラを認めてもらって、面白がってもらうことで、そのキャラは浸透していくものだと思うからです。

P.058

よく「自分のキャラじゃないから」みたいな言い方がありますよね。私、そういう感覚がないんですよ。
例えば、バラエティ番組で突然、「モノマネをやってください」と言われるとします。なんだってやります。その場のノリで、適当に。

P.060

ホントの自分なんて、ないんですよ。
素の自分なんて、ない。
「自分」は、他人が見つけれくれるものだと思います。

P.067
自分からキャラを作っても、なかなか浸透しない。

周りからふられたことを何でもやり、他人がつけてくれたキャラに乗っかる

そういう姿勢が大事ということですね。


2. 「書き言葉」を武器にする

太田プロに入り、新たにブログを始めることになった指原さん。

1記事目にいきなり3000件のコメントがつき、2つめの記事にはプロデューサー秋元康さんから「ブログ、面白い」とメールが来たそうです。

さらに秋元さんから指示が。

「1日1回の更新では少ないから、回数を増やしなさい」。「指原が、読者に質問しているのが面白い。ラジオの葉書職人みたいに、コーナーを作ってやってみたらどう?」。テレビ番組で私がブログランキング1位になりたい、と話していたのを秋元さんが聞いて、「じゃあ、1日に100回更新してみたら?」。

P.049
そして指原さんは、こういうのに乗っかることで、どんどんファンを増やしていったわけですね。

ファンのみなさんや秋元さんが、私のことを「面白がってくれている」と感じたのはこの時が最初です。そう考えると、すべての始まりはブログだったんだと思います。
いや、小5で2ちゃんねると出会って、自分でも書き込みをするようになったのがすべての始まりだとすれば、いまの私があるのは2ちゃんのおかげなのかも。
どうやら私の武器は、ネットで培われていたみたいです。
怖い結論が出ました。

P.50


3. 同じ土俵で戦わない

後輩たちを見ていると、正統派のアイドル路線にこだわりすぎて、個性がうまく出せていない子たちが多いなと思います。同じ土俵で、同じルールで同じ武器で戦ったら、負けるのは目に見えてるじゃないですか。
だったら、土俵を替える。相手の土俵では戦わない!
アドバイスしてもいいですか?
「気にしすぎるな。そこじゃない」
「そこ」にいたら負けちゃうんだから、他の道を探すしかない。
自分なりの武器をひとつ見つけて、鍛え上げて、その武器で戦う。それしかないんです。

P.051
HKT48へ移籍してからも、このことを考えたそうです。

末っ子のHKT48はというと、発展途上段階です。いろんな面で”まだまだ”。
お姉さんたち(AKBやSKE、NMB)と同じことをしていても、とてもじゃないけど追いつくこともできませんし、抜けません。

P.090
そこで、公演での曲順をガラッと変えたり、昭和歌謡の名曲をカバーしたり、AKBグループのライバルであるモーニング娘。の曲を歌うなど、AKBらとは「同じ土俵で戦わない」のを徹底したとのこと。


結果、先日2014年の紅白歌合戦でSKEやNMBより大きく扱われるまでに成長。すごい。

HKTに押され、SKEとNMBには危機感 松井珠理奈、ダジャレ封印で「来年も出場したい」 : J-CASTニュース


4. 悪口を気にせず、話題を自ら投下する

日常生活で悪口を耳にしてしまうことがあったとしても、ぜんぜん気にしません。
大人って、「好き」よりも「嫌い」で話をするじゃないですか。「好き」とか「良い」と思ったことについてはわざわざ話したりしないけど、「嫌い」はすぐ言う。「嫌い」で盛り上がる。
私がネタになっているんだな、と思うだけです。私で面白がってもらってるんだな、と。

P.137

アイドルって、好きな人と嫌いな人が両方いることで盛り上がる、と私は思っています。賛否両論があることで、人気がふくらんでいく。
話題がないことが一番こわいんです。燃料をどんどん足していかないと鎮火しちゃうから、鎮火するまえに「好き」でも「嫌い」でもいいから、話題になるような燃料を見つけて自ら投下する。
たとえ炎上したとしても、コントロールできる自信はあります。なぜかというと子供の時から、2ちゃんねるばっかり見てたから。火加減がうまいんです。

P.140
こういうのも、話題作りかな?秋元さん的には。

指原さんは本気かも?

Yahoo!ニュース - さしこ、秋元康氏にマジギレ!食事会“暴露”に「今回は笑えん」 (サンケイスポーツ)


指原さんもしんどいときはあるんでしょうね。

#3goodをして元気になってもらいたいものです。

ツイッターで就寝前にその日良かったことを3つつぶやく #3good


まとめ

ここでは「セルフプロデュース」の話題を取り上げましたが、他にも
  • MCがうまくなる方法
  • 夢を実現する考え方
  • 出世する方法
  • チームで成功する方法
  • 企画提案の仕方
  • 後輩の育て方
  • 楽しく生きる考え方
などなど書かれており、本当に勉強になります。驚きました。

マインドマップ


読めば分かりますが、彼女は1アイドルではありません。

グループの管理職であり、HKT48の劇場支配人でもあるのです。

その経験談は、実は部下や後輩を持つサラリーマンにも活かせる内容です。


そして、『指原さんに比べたら私のほうが「へたれ」かも』と気づかされてしまった一冊です。

う〜ん指原さん…、ちょっと好きになっちゃったかも。




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