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人気サイト「ライフハッカー」に学ぶ!読んでもらえる書評を効率良く書く4つの考え方 〜本『伝わる文章を書く技術』  はてなブックマーク - 人気サイト「ライフハッカー」に学ぶ!読んでもらえる書評を効率良く書く4つの考え方 〜本『伝わる文章を書く技術』

プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術

ブログネタがなかったら、書評がオススメ

読んだ本さえあれば、それをネタに書けばよいのですから。


なんて軽く言うと、「夏休みの読書感想文の宿題も苦手だったし…」と、悪夢を思い出す人もいるかもしれません。

でも、書けないのは、書き方を知らないから。

書評を書くにも、「コツ」や「考え方」があるのです。


本『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術 』は、大人気ブログ「ライフハッカー[日本版]」に毎日書評を書くプロ書評価が、そのノウハウを初公開した本。

1年に150本の書評を書く私も、とても興味深く読みました。


今日は本書から、読んでもらえる書評を効率良く書く4つの考え方を紹介します。





1. 本を最初から最後までしっかり読む必要はない

部分的に読んだだけでも、得るものは確実にあります。
読み方を工夫すればいいのです。
(中略)
大半は記憶の彼方に消え去り、自分にとってインパクトが強かった部分だけが残るということです。そしてそれは結果的に、その本全体を象徴する印象となります。
だとしたら、はじめから核となる部分を読めばいい。それは、たとえば本の内容を誰かに伝える場合、すべてのパートを平坦に薄く読んで伝えるよりも強い説得力を生み出す

P.32
私の場合、全ページ「見る」のですが、「読む」のは全ページではありません。

場所によって読み方に濃淡があるわけです。


では、どのようにその「読む部分」を選ぶか。

私の場合はマインドマップ。



本の概要をマインドマップにまとめてあれば、読むときも書くときも、自分に必要な場所がパっとわかるのです。



一方、著者がどのように「読む部分」を選んでいるかについては、本書P.40を確認してください。


2. どこを「引用」するかが個性

本をブログで紹介するなら、「引用」を使うと効果的。

プロの文章は読みやすく、また本の内容をそのまま読めるので「お得感」があるのです。


本書の著者はニュースサイトのライターであるため、自身の主張や個性を出さず、本の魅力を正確に伝えることを考えているそうです。

しかし個人ブロガーは逆。

本を紹介するにも、個性を出したほうが良いでしょう。


とはいえ、自然と個性は出るものです。

「どこを引用するか」ということ自体が書き手の個性につながる

P.95

つまり、引用箇所に決まった正解はないのです。


ブログで本を紹介するとき、以前はこんなことに悩まされました。

「一番のポイントはどこだろう?難しい…」
「著者が一番言いたいことはココだと思うけど、もし違ったらどうしよう…」

実際、ツイッターなどで「ポイントはそこじゃないだろ」とツッコまれたこともあります。

すると、「本の重要ポイント探し」に時間がかかるうえに、それがストレスになったのです。


しかし今は違います。

「引用箇所を選ぶ基準は自分だ」と気づいたからです。

「私」が興味を持った点を引用すればいい。それが私の個性なのです。

書評ブログを超簡単に書くための7つの質問と1つの考え方 〜本『ソーシャル時代のハイブリッド読書術 』


とはいえ、引用箇所を選ぶのに悩む方もいるでしょう。

本書『伝わる文章を書く技術』の著者が引用箇所を選ぶ「5つの基準」については、P.99を確認してください。


3. 削ぎ落とし、美しくする

「読ませる」文章には「削ぐ力」が不可欠です。

先ほどの「簡潔さ」にも通じることであり、そして文章だけでなく、デザインやアートにもいえることですが、コテコテに盛り込むのはいちばん簡単。しかし、盛り込めば盛り込むほど焦点がぼけて品もなくなり、魅力は失われていくものです。(中略)
削ぎ落とせるところまで削ぎ落としたほうが、文章は美しくなります。

P.131
これの重要さに気づいていない人や、できない人が多いようです。


この記事でも、10行以上あった内容を削除しました。

「もったいない」なんて思っていたらダメ。

思い切ってムダを削ぎ落とすと、大切な部分が浮かび上がってくるのです。


4. とにかく全部書いてから修正する

まずは余計なことを考えず、勢いで全部書いてしまう。そして読みなおすときにはじめて「他人が読んだらどう感じるだろうか」という視点を持ってみてはいかがでしょうか。

P.107

まずは勢いで書いてみる。とりあえず、書き上げることだけに神経を集中させる。できあがったら(中略)読んでみて、おかしな部分をひとつずつ修正していく。それがいちばん効率的です。

最初の段階でパーフェクトを目指すのではなく、書いてみてから修正するほうがいいのです。

P.139
先の「削ぎ落とす」ことをするのも、全部書いてから。

書きながら修正していると、効率が悪いのです。


まとめ

文章術の本はたくさんありますが、「読書法」と「文章の書き方」の両方が書かれているのが本書の特徴。

書評を書くのに慣れていないなら、本書の方法をマネてみると良いでしょう。基本が詰まっています。

いつも読んでいる「ライフハッカー[日本版]」の書評がどのようにして書かれているのか、とても興味深い内容です。


私が同じテーマで本を書いたら、まったく違う内容になるな。

人それぞれのノウハウ、面白いです。


さて今週は、勝手にブログウィーク

昨日はこの記事。

【ブロガー必読】無視されない文章を書くための4つの考え方 〜本『ネットで「効く」コピー』


明日もブログ・ライティングについての記事をアップ予定です。




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