社会人なら知っておきたい!頑張っても成果が出ない人・力を抜いて成果を出す人の5つの違い 〜本『力の抜きどころ』

「がんばってるのに成果が出ない」
そんなあなたは、完璧主義なのかもしれません。
今日2014/11/20発売の本『力の抜きどころ 劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣』は、習慣化コンサルタントの古川武士氏が、がんばってるのに成果が出ないあなたを救ってくれる本。
完璧主義から抜け出すことが大切だとし、
- 完璧主義の人
- 上手に力を抜く人
今日は本書から、社会人なら知っておきたい『力の抜きどころ』5選を紹介します。
あなたはどちらに当てはまりますか?
1.
完璧主義の人は、すべて網羅しようとする
上手に力を抜く人は、結果が出る部分を徹底する
パレートの法則をご存知でしょうか。80%の結果は20%の原因からもたらされるという法則です。
私が多くの営業組織を見てきた経験では、「上位顧客20%が80%の売上をもたらしている」というのは多くの業界で当てはまります。P.99
重要ポイントを見極める
(中略)その他は覚悟を決めて手放す
P.103
本『イシューからはじめよ』には、こんなふうに書かれています。
問題はまず「解く」ものと考えがちだが、まずすべきは本当に解くべき問題、すなわちイシューを「見極める」ことだ。
P.45
何でもかんでも全てやろうとするのではなく、「これは今やるべきことか?」「これは本当に必要なことか?」と考えたいものです。どれほどカギとなる問いであっても、「答えを出せないもの」はよいイシューとは言えないのだ。「答えを出せる範囲でもっともインパクトのある問い」こそが意味のあるイシューとなる。
P.72
2.
完璧主義の人は、すべてのリスクに備える
上手に力を抜く人は、大きなリスクに徹底して備える
以前、私はイベント企画の際、本当に細かいところまでリスク対策を考えていました。小さなリスクにばかり目がいってしまうと、大きなリスクへの備えができなくなり、盲点が生まれることがあります。
このように小さなリスクや心配の種を徹底してつぶすのを「モグラたたき思考」と呼びたいと思います。
モグラたたき思考でリスクに取り組むと、視野が狭くなり、すべてに同じ労力でリスク対処をするため、疲弊します。
(中略)
上手に力を抜く人は、重要度の高いリスクを優先して対処し、全体の大きなトラブルや問題を未然に防ぎます。P.164
もしこんなことが起きてしまったら…?
こんな悪影響も考えられるのでは…?
リスクを想定するのは重要だと思うのですが、その1つ1つに対処法を考えるのは大変で、ミーティングには膨大な時間がかかりました。
今は、大きなリスクにさえ備えておけば、あとのことは事前に対処法を考えるよりも、その場でうまく対応しようと考えることができるようになり、ラクになりました。
インプロ(即興劇)を経験したことが大きかったかもしれません。起きたことをそのまま受け入れて対応する姿勢です。
3.
完璧主義の人は、着手が遅く先延ばしする
上手に力を抜く人は、小さく始めてすぐやる
「すぐやる人」になるためには、同じ著者のこちらもオススメ。完璧主義の人は、最初から完璧をイメージして取り組み始めます。そうなると、苦手で気が重たい仕事は心理的負荷が大きいため、先延ばしにしがちです。(中略)
一方、上手に力を抜く人は、少しずつ積み上げて、最終的に完成させればいいという発想があるので、最初の一歩を小さく始めることで、すぐに着手することができます。P.81
4.
完璧主義の人は、自分のこだわりからスタートする
上手に力を抜く人は、相手のニーズからスタートする
「課長昇進のためのプレゼン」を控えている主任20名へ著者が行った、研修でのエピソードが書かれています。相手のニーズや、ゴールから考えれば、最短ルート・もっとも効果的な道を見つけられるでしょう。十分間のプレゼンに向けて事前に資料を作成してもらったのですが、受講生の資料を見ていると、多くの人の資料の冒頭が「自部署紹介」や「自己紹介(長所・短所)」、最後の締めが「私の課題」、「半年の活動」、「会社への提言」などとなっていました。(中略)
私は、次のような質問をしました。
「このプレゼンに出席する聞き手の目的は何でしょうか?」
すると皆さん、「うーん」と考えこんでしばらくして、課長に昇進させていいかどうか判断するためでしょうか」と答えが返ってきました。(中略)
ここをスタートラインに考えると、目標達成能力、問題解決力、部下のマネジメント力など必要な項目が出てきます。P.109
しかしついそれを忘れてしまうこと、ありませんか?
5.
完璧主義の人は、前例どおりにがんばる
上手に力を抜く人は、独創的に工夫する
何も考えずいつも型どおりにやるほうが効率的に思えますが、実際には、もっと良いやり方に気づかず損している可能性もあります。完璧主義の人は、安心・安全のために前例主義で考える傾向があります。
P.116
もっとうまくやる方法はないか?と、いつも考えたいですね。
そのヒントが紹介されていました。
極端に考えたり、ムリめな目標を設定すると、良いアイデアが見つかるものです。抜本的にやり方を見直すための、二つの魔法の質問があります。
「同じ時間で二倍の成果を出すためにどうすればいいか?」
「半分の時間で同じ結果を出すためにどうすればいいか?」
効果を飛躍的に高めるための方法を考えるのによい質問です。P.118
本『仏の心で鬼になれ。:「上司道」を極める20の言葉 』に
とあったのを思い出しました。「無理難題」が部下を育てる
…言われる側はそうとうキツイと思いますが(笑)。
まとめ
実際の本も上記のように「比較」で書かれており、とても分かりやすいですよ。ムダをなくし、いかに「うまくやる」か。
これはまさにライフハックの精神ですね。
「力を抜く」のはサボるのとは違います。
本当に大切なことに力を入れるために、力を抜くべきところは抜くということです。
本書に紹介されている、完璧主義をやめてラクになれる思考・習慣33のコツの中には、あなたに当てはまるものがあるかも?
第1章 「短時間で効率的」に仕事を終える
第2章 「効果的な工夫」で成果を高める
第3章 「失敗を恐れず」行動する
第4章 「精神的な余裕」をつくる
第5章 「他人の力」を上手に活かす
「今日も残業がんばったわ〜」と時間でアピールするのではなく、サクッと仕事を終えて帰るのにしっかり成果を出す人間になりたいと思いませんか?
フェイスブックページには、本書をまとめたマインドマップを掲載しています。
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— Kosuke (Ko's Style) (@kosstyle) 2014, 11月 2
- [2014/11/20 21:45]
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