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芸能リポーター井上公造の『一瞬で「本音」を聞き出す技術』5選  はてなブックマーク - 芸能リポーター井上公造の『一瞬で「本音」を聞き出す技術』5選

一瞬で「本音」を聞き出す技術

誰でも言いたくないことはあるもの。

しかし逆に、相手の本音を知りたいこともありますよね。


それを聞き出してしまうのが、芸能リポーター。

テレビでも人気の井上公造さんは、芸能リポーター歴28年

その公造さんの本『一瞬で「本音」を聞き出す技術』は、机上の空論ではなく、現場で培ったノウハウを公開しており、読んでいて「なるほど!」の連続です。


今日は本書から、「本音」を聞き出す技術5選を紹介します。





1. 喜怒哀楽を聞き出す

新聞記者となった僕がデスクから最初に教わったのは、「喜怒哀楽を聞いてこい!」ということでした。(中略)
新米記者だった僕は現場に落ちていたであろう喜怒哀楽を見つけようともせずに、ただこの目で見てきたままを記事にしていました。そして、その記事を読んだデスクから、「読んだ人が反応しない記事には意味がない」とバッサリ切り捨てられたのです。(中略)
「それはお前の質問が悪いからだ。何かを引き出すような質問ができなかったのなら、相手を怒らせてみろ」とアドバイスしてくれました。

P.28
さすがにわざと人を怒らせるというのはどうかと思いますが、喜怒哀楽がドラマチックな展開を生むのだといいます。

喜怒哀楽でしか人は感情を表現できないということを言いたいのです。
その感情を極大化することで、心に秘めた思い=本音が出てくるのです。
(中略)
もっともっと喜怒哀楽を引き出してやろう、それが本音を聞き出す原点です。

P.28
本当の喜怒哀楽、を引き出すことが大事ですね。


2. 共通項を見つける

初めて話す相手なのに、心の距離をグッと近づける3つの共通項があるんですね。それは、

  • 趣味(嗜好的条件の一致)
  • 場所(距離的条件の一致)
  • 過去(時間的条件の一致)
の3つです。
P.41
これらを、事前に周囲の人に聞いておくのだそうです。

事前に知るのが難しければ、実際に本人と話すなかで探るのも良いですね。

共通項があると、一気に親しくなれます。


共通項を探るには、具体と抽象を行き来しながら質問すると良いでしょう。

会話が続かない・会議や講演会で質問できない…そんなあなたが『質問力』を上げる5つの方法 


本『なぜ、あなたの話はつまらないのか? 』には、共通の話題として「家族」のネタをオススメしています。

「面白い!」と思って話したのに、全くウケなくて凹んだことのあるあなたが意識すべき4つのこと


3. 「どこが◯◯?」とツッコミを入れる

以前、松浦亜弥さんが主演した舞台を見に行ったとき、終演後に彼女のところへあいさつに行きました。「いや〜、よかったよ」と伝えた瞬間、間髪をいれず
「どこがよかったですか?」
と聞かれたことがありました。
僕の言った「よかった」は、漠然としたものでした。そこへ彼女が「どこが」と質問をしてきたことに、驚きさえ覚えました。芸能人のこんな反応は初めてで、感心したことも記憶しています。

P.101
これはドキッとしますね。

適当なお世辞はこれでバレてしまうのですから(笑)。


松浦亜弥さんといえば、私も思い出が。

以前CD屋でバイヤーの仕事をしていた頃、彼女がインストアイベントに来てくれました。

イベント中、ファンの方から

「何をしているときが一番楽しいですか?」

という質問が。

これに松浦亜弥さんが、どう答えたか。

「ん〜、寝てるとき?(一同、笑) でも…皆さんといる今も、すっごい楽しいです!

これにはファンのみなさんも大盛り上がり!(笑)


あのとき彼女に

「今、どこが楽しいんですか?」

と「本音」を聞くことはできませんでしたが(笑)、当時15歳くらいの彼女はファンの心をガッチリ掴んでいました。

裏で会ったときもアイドルのあやや。笑顔で挨拶をしてくれ、プロだなぁととても関心したのを覚えています。


相手の本気度を見抜くチェック法が他にも紹介されていますが、それは本を確認してください。


4. 相手に早く「ありがとう」を言わせる

「ありがとう」という言葉は、出会って間もない人に言える便利なツールです。スピーディに相手と親しくなるための最高の”武器”と言ってもいいでしょう。
誰でも「ありがとう」と言われてイヤな気持ちにはなりません。自然に「ありがとう」と言った人は、その相手に対して、好意的になります。それも冒頭で紹介したほんの些細なことをするだけ。相手に早く「ありがとう」を言わせればいいのです。
だからこそ、コミュニケーションが苦手な相手と接するときは、相手が「ありがとう」を言いやすい行動をとることが大切なのです。(中略)
相手が「ありがとう」を言いやすい環境をつくりましょう。

P.207
相手に早く「ありがとう」と言ってもらえると、早い段階から相手に心をひらいてもらえ、親しくなれるというわけです。

これは交渉時にも役立ちそうですね。


5. 異性に対する質問は、相手の「本音」を手っ取り早く聞ける

「気になる女性を誘ってランチに行きたいんですけど、どこがいいと思いますか?」
「男性の先輩にプレゼントを贈ろうと思うんですけど、何がいいと思いますか?」

日常にあふれている何気ないやりとりですが、その答えには相談を受けた側の本音がたくさん隠れています。
(中略)
本人は一般論として話しているつもりですが、それはもうその人の本音そのものです。

P.147
「女性は、初デートはどこに連れてってほしいものなの?」

と一般的な質問のように聞いて、

「映画がいいんじゃないかな」

と答えがあれば、それは答えた相手の本音であり、その人自身もそう思っている、というわけです。


まとめ

やはり、経験豊富なプロは会話のスキルが違いますね。

特に本のタイトル通り「本音を聞き出す、というのがポイント。


大人気の芸能リポーターのスゴ技が知りたい方はぜひ、チェックしてみてください。

…近々だれかに本音インタビューしようかな?




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