「ホンマでっかTV」澤口先生に学ぶ!脳を鍛えて仕事も人生もうまくいく5つの考え方

先日、IQより「ポジティブ能力(PQ)」が重要という話を紹介しましたが、今度はHQ(人間性知能)の話です。人間性知能「HQ」は、ビジネスでの成功はもちろん、「人間的な人生」を送る上で最重要な知能だということを知っておいてください。(中略)
IQ(知能指数)には言語的IQや空間的IQがあります。また、EQ(情動知能)という知能も一部の学者から提唱されています。こうした知能のほとんどは人生にとって言わばどうでもよいもので、普通のIQが高いからといって人生に成功するとは限りませんし、幸せとも無関係です。P.38
本『脳を鍛えれば仕事はうまくいく』は、ホンマでっか!?TVでおなじみ、脳科学者・澤口先生の新刊。
澤口先生は本書で、IQが高くても幸せになれるとは限らないが、HQが高ければ幸せになれ、しかも鍛えることができるといいます。
今日は本書から、脳力を鍛えて幸せに生きる5つの考え方を紹介します。
1. HQは人間らしく生きるために最重要の知能
澤口先生は、ビジネスにおいて「脳力」が重要だとし、そのなかでもHQ(人間性知能)が最重要だといいます。HQの中心的能力として、
- 未来志向的行動力
- 社会関係力
これが人間らしく生き、ビジネスで成功することにも大きく関わってきます。
「未来志向的行動力」とは、未来指向性(その最重要なベースとしての未来記憶)を持って、夢や目的に向かって適切に行動する能力です。
未来記憶というのは、将来の目的や計画、状態などに関する記憶です。(中略)
夢を持ち、それに向けて努力するのが人間の大きな本質なのです。P.64
「社会関係力」とは、社会的な人間関係、対応力などの、対外的な調整力全般をさすと考えてください。とくに重要なのは、他人を思いやったり助けたりする利他性と協調性です。
P.69
学生時代に勉強はできたのに、仕事はできない、という人がいます。
これはつまり、IQは高いがHQが低いということなのです。
2. 有酸素運動で「決断力」を鍛える
『脳を鍛えるには運動しかない!』という本も以前話題になりましたが、やはり脳に運動が大切なのですね。有酸素運動が脳にとっていかに良いかは、半世紀前から既に分かっています。(中略)
たとえば、「決断の速さ」です。前頭前野は脳の統合センターで監督的な役割をしていますから、決断に深く関係します。(中略)
決断の速さを青年と高齢者で調べると、よく運動する若者が最も速く、ついで速いのはよく運動する高齢者です。もっとも決断が遅いのは運動をしない高齢者で、次に遅いのは運動しない青年です。P.99
決断にも影響する、というのは意外です。
3. 自分に合った睡眠をとる
「自分に合った睡眠時間を見つけること」が医科学の世界では推奨されています。
自分に合った睡眠時間から20〜30分短くても長くても、仕事中に「最適な脳機能」が発揮できないほどです。(中略)
自分に合った睡眠時間を見つける方法は簡単です。平均値を目安にして7時間睡眠をする日、30分長く寝る日、30分短く寝る日などに分けて、目覚めの良さやその日の活動の調子をチェックする方法です。P.125
睡眠については、以下にも気をつけたほうが良いそうです。
4. ネットで批判を公表する
ただ反対意見を言うとか文句を言うとかいうことではありません。一般的な方法として良いのは、新聞に掲載されている社説の批判です。(中略)
批判するには、読んだ社説での重要な情報(事実や主張)を選択して保持しつつ、自分の知識や経験、つまり記憶を引き出すことが基本になります。そして、それらの情報と記憶を適切に組み合わせることで批判が成立します。この過程でHQが良い形で使われ、負荷も相当にかかります。(中略)
簡易バージョンは、ニュースキャスターなどのコメントへの批判です。コメントに納得したとしても、あえて反対意見を述べるのも有効です。もちろん、感想ではなく批判です。それは「バカ言ってんじゃねぇー」程度ではダメです。(中略)
こうした「批判法」で、HQの使い方と負荷をさらに高める方法として良いのは、「ネット公表法」です。(中略)多くの人の目に触れる可能性がありますから、下手なことは言えません。P.134
批判するなら、反対する理由や根拠、それに代案も提示しなければ、よい批判にはなりませんね。
簡単ではありませんが、それがHQを鍛えることにつながるというわけです。
NewsPicksもその練習に役立ちますよ。
5. カカオは脳のスーパー食
以前、脳のエネルギーはブドウ糖という話も紹介しましたが、これもチョコレートに関連しますね。ポリフェノールは(人類進化での食べ物と深く関係しているせいか)概して脳に良い作用をします。(中略)
カカオにもいくつかポリフェノールが含まれていて、脳機能を向上させる効果が実証されています。(中略)
認知症の予防効果がかなりあります。カカオが豊富に含まれているダークチョコレートは「脳のスーパー食」と言われるほどです。P.116
他にもポリフェノールでいえば、コーヒーを一日3〜5杯飲んでいた人は、飲んでいなかった人に比べて認知症になるリスクが65%も低いというデータがあるそうです(他のことに問題がありそうですが)。
緑茶も良いそうですよ。
まとめ
ちなみに、本書で簡単にHQをはかることができます。だいたい平均が70だそうで、私は72…。
まぁ、普通でした。ちょっと残念。
でも、HQは鍛えられるんです。進化するんです。
本書の内容を実践し、HQを高めていきましょう!
他にも、
- 性生活の重要性
- 脳に良い食べ物
- SNSが脳に与える影響
- 指の長さで男性的か分かる
- 顔の幅で経営者に向いているか分かる
とても面白いので、ぜひチェックしてみてください。
Facebookページには、本書を読んでかいたマインドマップを掲載しています。
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管理人コウスケのひとこと
最近買ったコンタクトレンズ保存液についてたレンズケースが微妙に大きい気がする。 保存液をたくさん使っちゃって買う周期が早くなる、という作戦か? 騙されないぞ!と、満タン入れないようにしようとしたら、いつもの保存液より勢いよく出る気がする。こちらにも細工が!?騙されないぞ!
— Kosuke (Ko's Style) (@kosstyle) 2014, 10月 2
- [2014/10/07 12:50]
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