未経験のあなたも人気講師になれる!そのために意識すべき4つのこと

「講師をしてみたい!」「人前で話してみたい!」そう考えたことはありますか?誰かに伝えたいことがあるのなら、誰かに教えられることがあるのなら、それを自分の胸にだけしまっておくのはもったいない。そして、すべての人に「伝えるべきこと」「教えられること」はあるのです。ですからできるだけ多くの人に講師にチャレンジしてほしい。講師に興味を持った人は、誰でも講師になれる。
P.10
とはいえ、
- うまく話す自信がない
- 何をどうしたら講師になれるか分からない
- 話すネタがない
そんな人のための本が、『あなたも人気講師になれる本: 自分の体験を活かして講師として独立できる』。
吉本興業で故・横山やすし氏などのマネージャーを務めた後カリスマ講師となった著者が、経験はなくても講師をやってみたい人に、台本作成術、集客の方法、参加費の決め方、会場の借り方、宣伝など、具体的なノウハウを教えてくれます。
今日は本書から、あなたが人気講師になるためにまず意識すべき4つのことを紹介します。
1. 自分の付加価値を見つける
講師料の差や、依頼の件数の差がどこで出るのか、ひと言で言えば「付加価値」です。つまり、「なぜ他の人ではなくて、あなたに頼みたいのか」が明確になっているかいないかということです。
P.91
最近は「マナー講師」の希望者が増えていて、競争が激しくなっています。(中略)
そんな中で、マナー講師として付加価値をつけるには、どうすればいいでしょうか。
いくつかの方法が考えられますが、ひとつは、マナーに関するスキルに、自分しかない知識や経験を、コンテンツとして組み合わせることによって差別化する方法があります。P.92
たとえば本書の著者は、吉本興業の元マネージャー。これが他にない「ウリ」なわけです。あなたにしかない付加価値、つまり個性が求められるようになってきたのです。
「何の話ができるか」だけではなく「それをどんな人が話すのか」までが、講師選びの重要な要素になってきたということです。P.173
「そんなすごい経験やスキル、自分にはない…」と思ってしまいそうですが、意外と自分が気づいていないだけかもしれません。
自分の過去の経験・職歴などを書き出すことで、棚卸ししてみましょう。
たとえば、こんなことも個性になります。
自分の付加価値を見つける詳しい方法は、本書を読んでみてください。注目してもらいたいのは、
- 失敗体験
- 嫌だったこと
- つらかったこと
などの「負」の体験です。なぜなら、人は誰かの不幸には関心を寄せる生き物だからです。もちろん、ただの不幸自慢では、話は広がりません。「そこから、どう立ち直ったか」「その出来事を、自分でどう克服してきたか」までを語ると、立派なコンテンツになります。
P.88
2. 「五分ネタ」をたくさん作っておく
「5分」は、ひとつのネタを話す目安となる時間です。トータル90分の講演の場合でも、途中で5分間でも「つまらないな」「退屈だな」と思わせてしまったら、残りの時間、お客さんの集中力は途切れてしまいます。(中略)
講師の台本の基本は「5分ネタ」を作りこむことから始まります。5分聞いて「面白くない」話は、90分聞いても絶対に面白くありません。P.106
試しに5分ネタを作り、話す様子をスマホで撮影してみると面白いですよ。「5分ネタ」を18本用意すれば、90分になります。60分の講演であれば12本でよいことになります。
P.108
5分たたずに話が終わってしまったならもっとネタを作りこまないと「物足りない」と思われてしまう可能性があります。
逆に5分におさまらず長くなってしまった場合、ムダな情報が多すぎるか、どれも重要ならいくつかに分けたほうが良いかもしれません。
5分ネタをいっぱい持っておくと、与えられた時間に応じて組み立てやすく、急遽その場で変更もしやすいですね。
似たことですが、5分位で話せそうなネタをブログにいっぱい書いてストックしておくのもオススメ。
ブログを書いている人は、急に講演を頼まれても書いたネタから選んで組み立てるだけでそれなりに話せるでしょう。
そのネタが人気かどうか、反応も事前にある程度知っておくことができます。
3. インパクトある「ツカミ」が重要
私は15人くらいが連続して話すプレゼン大会に参加したとき、最初にまるでDJのように?いきなり音楽を流し、みなさんに手拍子してもらったことがありました。ツカミにはいくつかのパターンがあります。代表的なものでは、
などがあります。最近見た面白いツカミに、こんなものがありました。500人の経営者に向けて、
- インパクトのある自己紹介
- 伝えたいことの結論と、なぜ伝えたいのかという思い
- 聞き手に動いてもらう(質問やクイズなど)
「この中に、不倫したことがある人、いらっしゃいますか?(シーン)みなさんウソつきですね!(笑)でも、人はこういう場ではウソをつくものなんです。そういった身近な人間心理について、今日はお話させてください」。P.110
私の出番が11人目くらいで聞き手がだいぶ疲れているのを見てその場で急遽、体を動かしてもらおうと決めたものです。あまりプレゼンの内容とは関係なかったのですが、やってよかったと思います。
4. 「シメ」をきれいに終わらせる
これはプレゼンなどと同様、基本中の基本ですね。わたしは、その日に自分がいちばん伝えたいメッセージを、最後にもう1回、端的にまとめて話すことを勧めています。
P.110
色々な話をしても、最後に結論をまとめて話せば、聞き手の頭の中もまとまり、安心できます。
まとめ
私の友人はこの著者に影響を受け、実際にサラリーマンをしながら副業で講師を始め、ついに独立。今では大学や自主開催のセミナーで講師をするほか、本も出版しました。まずは小さく始めることが大切。
私が仲間と主催する名古屋ライフハック研究会ではまさに、「5分ネタ」を披露するライトニング・トークスという場を設けています。
9/20にもイベント開催予定です。
実際、赤面症で人前で話すのが苦手だった私が、ライトニングトークを何度も経験し、いまでは講師としてお金をいただいてお話するまでになりました。
あなたもぜひ、チャレンジしてみませんか?
その5分が、今後だれかの役に立ってお金を生むような60分、90分の講演につながる第一歩かもしれません。
まずはみんなの5分ネタを見るだけでも、とても面白いですよ!
社内で勉強会などして講師をするなど、仲間内で始めるのも良いキッカケかもしれませんね。
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— Kosuke (Ko's Style) (@kosstyle) 2014, 8月 24
- [2014/09/01 21:00]
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