くまモンのアートディレクターに学ぶ!スキルより「センス」を磨く3つの考え方  はてなブックマーク - くまモンのアートディレクターに学ぶ!スキルより「センス」を磨く3つの考え方

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日本企業とAppleとの決定的な違いは、どこにあるでしょうか?

日本企業は「技術力」にこだわってものづくりをしてきました。

しかしどの企業もどの国も技術の向上を求めた結果、それはコモディティ(日用品)になり、価値が薄れてしまったのです。

P.39


一方、スティーブ・ジョブズが率いたAppleはどうでしょう。

技術力は他の企業に頼り、「センス」で素晴らしい製品を生み出してきました。

機能もデザインも、あるいはテレビCMや店舗も、センスを形にしています。それが人の心を掴んでいるのです。

センスのよさが最も求められるようになると思えてならないのです。
企業の価値を最大化する方法の一つに、センスというものが挙げられる。それどころか、その会社が存続するか否かも決める。
個人についてもそれは同じで、同じくらいの能力を持つビジネスパーソンであれば、その人のセンスが違いを生み出すのではないでしょうか。

P.39

本『センスは知識からはじまる』は、あの「くまモン」アートディレクションなどで話題の、日本を代表するデザイナーによる「センスの教科書」。

センスは生まれついたものではないとして、顧客の嗜好が多様化する時代、スキルよりもセンスを磨くことで、仕事を成功させるノウハウを紹介しています。

今日は本書から、センスを磨く3つの考え方を紹介します。





1. まず「普通」を知る

「斬新なアウトプットをするには、いまだかつて誰も考えなかったとんでもないことを、センスをもってひらめかなければいけない」と思いつめてしまう人もいます。(中略)
しかし、センスがいい商品をつくるには、「普通」という感覚がことのほか大切です。それどころか普通こそ、「センスのいい/悪い」を測ることができる唯一の道具なのです

P.19
ここで次の疑問が生まれます。

「普通」とは、何でしょうか?

著者は、大多数の意見を知っていることでも、常識的であることとも違うと言います。

普通とは、「いいもの」がわかるということ。
普通とは、「悪いもの」もわかるということ。
その両方を知った上で、「一番真ん中」がわかるということ。

P.20
いいものも、悪いものも、真ん中も知る。つまり、知識を増やすことがセンスを磨く第一歩のようです。


2. 知識を蓄え、「あっ!」と驚かせるより「へぇー」を狙う

「他とは全然違うもの」を生み出したい。そう考えるとき、落とし穴があると著者は言います。

僕は、手始めに、「誰でも見たことのあるもの」という知識を蓄えることが大切だと思っています。

世の中に、「誰も見たことのない、あっと驚く企画」というのは実はゴロゴロころがっています。しかし、「あっと驚く企画」には二種類あります。
世の中で一番少ないのは、「誰も見たことのない、あっと驚くヒット企画」。(中略)
そして一番多いのは、「あっと驚く売れない企画」。

P.77
斬新なものを生み出そうとしても、誰にも求められないものになりがちだということです。

新しすぎると、拒絶されてしまうのです。


では、どうすれば良いのでしょうか?

まずは知識をつけましょう。過去の蓄積、すなわち「あっと驚かないもの」を知っていればいるほど、クリエイティブの土壌は広がります。そのうえで、あっと驚くアウトプットを目指すべき

P.79
上記1に戻りました。やはり知識が大切なのです。


イノベーションは、ゼロベースで何かをつくることではありません。
『アイデアの接着剤』(朝日新聞出版)でも書きましたが、「1から2をつくる」「AにBを掛け合わせてCにするそういった意味合いの言葉だと思います。(中略)
Aを知悉していれば、Aダッシュを生み出すことが可能です。Aに対する知識とBに対する知識が、「思いがけないこの二つを掛け合わせたらどうなるだろう」と いう発想を引き出し、Cを創造します。意外な掛け合わせを生むには、より多くのD、E、F……という知識を蓄えていくことも大切です。(中略)
「あっ!」より「へぇー」にヒットは潜んでいる。僕はそう感じるのです

P.81
Appleが生み出したiPhoneは、世界を変えるほど新しいものでした。

しかし実際には、電話・パソコン・音楽プレイヤーを組み合わせたもの。

みんなが「へぇー」と思うものは、ある程度知っているものの延長線上にありながら、画期的に異なっているもの。「ありそうでなかったもの」です。

P.84
「ありそうでなかったもの」を生み出すには、やはり知識が必要なのです。


3. 「王道」をおさえ、「流行」を知り、共通ルールを考える

知識が必要なのはわかりました。

しかし、ただやみくもに情報収集しても効率が悪いですね。

本書では、三段階のアプローチを紹介しています。

最初に「王道のもの」は何か、というところから紐解いていきましょう。
「王道のもの」とは、製品に寄っては、「定番のもの」「一番いいとされているもの」「ロングセラーになっているもの」と言い換えることができるかもしれません。

P.102

王道をおさえたら、流行のものについての知識収集に着手しましょう。王道の真逆です。
流行しているものの多くはたいてい、一過性のもの。しかし、王道と流行のものの両方を知っておくことで、知識の幅を一気に広げられます。
流行を知る手立てとして最も効率がいいのは、雑誌。

P.107

「共通項」や「一定のルール」がないかを考えてみる
これは知識を集めるというより、分析したり解釈したりすることで、自分なりの知識に精製するというプロセスです。

P.108
たとえば著者は、お店のインテリアデザインの仕事を始めるとき、まず長く愛される老舗の内装をたくさん見て回って「王道」の知識を蓄え、「流行」のお店にたくさん足を運び、それから他のお店も見ながら入りやすいお店に「共通するルール」を挙げていったといいます。

これがセンスを磨くことになるのです。


まとめ

「センス」というと、生まれながらにして持っているものだとか、自然と身につくものだとか、特別な才能だとか考えてしまいませんか?

しかし本書を読めば、誰でもセンスを磨けるのだということがよく分かります。

とにかくベースとして「知識」が大切なのだと知ると、「センス」のイメージがずいぶん変わりませんか?


考えてみれば、ファッションセンスが良いのに、ファッションの知識がゼロなんて人はいないですよね。

私は自分のファッションセンスに自信がないがゆえに、毎月8冊もファッション誌を読み込んで、知識を蓄えています


ここでは本書から基本的な部分だけを紹介しましたが、他にも日常のちょっとしたことでセンスアップする方法なども書かれており、面白いです。

あなたも、「センスいいね」と言われてみませんか?




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