本『読書の全技術』から選ぶ、効率よく身になる読書をする3つの必須ワザ!

読書、してますか?
本『大人のための読書の全技術 』を読むと、あなたの読書が劇的に変わるかもしれません。
著者は大学で学生に本書にある内容を教えており、学生さんたちは一週間で新書を5冊読んでくるそうです。すごい。
「読書の仕方」なんて、学生時代に教わらなかった方がほとんどではないでしょうか。
こういうやり方を教わったら、読書に対する印象がずいぶん違うかもしれません。
今日は本書から、効率よく身になる読書をする3つの必須ワザ!を紹介します。
1. 目次を見て必要な部分を判断する
私も同じことをしています。最初に目次を読むことで、本の概要を知り、大事なところをはっきりさせることができます。どこをしっかり読めばいいかをあらかじめ把握することで、読書スピードは確実に上がります。
そうすれば、多少時間がかかってもしっかり読むべき部分と、ざっと目で追うだけでいい部分がわかってきます。P.98
もっと言えば、本文以外のすべて(表紙や帯、まえがき、あとがき、著者プロフィール)を目次と合わせてまず最初に読むことで、重要な箇所や自分に必要な箇所を見極めるのです。
すると、本文を読むときには緩急をつけ、重要な箇所以外は流し読みできます。
2. 三色ボールペンを使いこなす

面白いのは「緑」の使い方。赤(客観的に最重要な部分)
客観的に見て「すごく大事」というところに線を引きます。誰が見てもここが最重要であろうという箇所、その部分だけで文章の主旨が伝わる箇所に絞り込んで引きます。
青(客観的に重要な部分)
客観的に見て「まあ大事」というところに線を引きます。自分の主観ではなく、誰が見てもある程度大事であろうという箇所に、気楽な気持ちで引きます。あとから読めばあらすじや要約になるように引きます。
緑(主観として大切な部分)
自分が「おもしろい」と感じたところに丸をつけます。文章の客観的な要約とはまったく無関係に、好みでおもしろいと思ったり、引っかかりを感じたところに自由に丸をつけます。P.149
「赤」「青」は国語の試験の「著者が一番伝えたいことを選びなさい」という問題のようでやや退屈ですが、「緑」は他人がどう思うかではなく、自分が「おもしろい」と思った箇所。
これが他の人と一致することは少ないでしょうから、個性が出るのです。
そういう箇所について、ブログに書くと面白いでしょう。
著者が一番伝えたいことなんて、読者には関係ありません。自分に必要なこと・自分の興味あることを得ればそれで良いのです。
3. 引用ベスト3を選ぶ
この記事でしていることも、まさにこれです。本を読むとき、好きな文章を三つ選んで引用しておくのです。それは一行でも、二、三行に渡っていてもかまいませんし、セレクトの仕方も多少アバウトでまったく構いません。
そして、人と話すときやエッセイや日記を書くとき、その文章を引用文として活用します。そうすると、その言葉は完全に自分のものになっていきます。P.154
本を読んでただ満足するのではなく、本を使うことが大切。
人との会話で「あの本にこう書いてありました。〜」などと話せたら、その本を読んだかいがあったというものです。
あるいはこのようにブログやSNSで触れるのもよいでしょう。
まとめ
あなたの読書と比べて、どうでしたか?本書は、なぜ読書が大切か、どんな読書が良いか、速読はどうやるか、読書の質をどう高めるか、本をどう選ぶか、アウトプットをどうするかなど、読書周りのことがほとんどが網羅されている面白い本です。
読書というのは、ただ普通に読めば良いというものではありません。
小説などを読む趣味の読書なら時間をかけてじっくり楽しめば良いですが、ビジネス書や実用書などは効率よく必要な情報を得て、実際にそれを活かすための技術を持っていたほうが得です。
自分の読書法を確立していない方、もっと読書を活かしたい方、ぜひ読んでみてください。
ところで電子書籍ならKindleの夏休みセールがお得ですよ!3色ボールペンは使えませんが。
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— Kosuke (Ko's Style) (@kosstyle) 2014, 7月 22
- [2014/08/05 12:00]
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