これは真似したい!大人気サイト「デイリーポータルZ」編集長に学ぶ4つのブログ術

「デイリーポータル Z
その編集長が『ビジネス書 』!?と思ったのですが、さすがのふざけた内容です(笑)。
とはいえ、意外にも役立つ内容も多く、ついこのように紹介したくなってしまったわけです。
今日は特に本書の中から、「デイリーポータルZ」編集長に学ぶブログ術を4つ紹介します。
1. 記事の「実用性」をウリにする
これは「笑わせるコンテンツ」ではないブログでも同様。実用的な一面があるとたくさんの人に見てもらえる
(中略)
どうも世の中、おもしろいよりも役に立つもののほうが好きな人が多いみたいなので、おもしろいですよー!とアピールするよりも役に立つという点で売ったほうがたくさんの人の目に触れる。
確かに知らない人におれのおもしろい話聞いてくださいと言われるよりも、東京のきれいなトイレ教えますと言われたほうが、見てみようかという気にはなる。いまでも笑わせるためのコンテンツにもどこかに実用性の匂いを残しておくようにしている。P.78
「最近こんな飲み会に参加しました!」なんて日記を書いても知り合いくらいしか興味を持ってくれません。
同じネタでも「人の役に立つ」ように書くことで、たくさんの人に読んでもらえます。
たとえばこんなふうに。
2. 素材×アレンジで「新規性」を出す
「フクロウカフェがかなり来てる」も「イカで作ったイ革ジャン」も確かに新しいし、気になります(笑)。「デイリーポータルZ」の企画は大きく分けて2パターンある。
もとの素材に新規性があるもの(「フクロウカフェがかなりきてる」)と、平凡な素材におかしなアレンジ(「イカで作ったイ革ジャン」)をして新規性を出したものだ。
(中略)
素材×アレンジの総量であるていど目新しさが出たらほぼ企画のできあがりである。
最後のチェックポイントは目新しさだけではなく自分がそれに興奮できているか、である。P.132
私のブログなら、例えば以下の記事はアレンジで新規性を出しました。
「素材」そのものを単に紹介したのではなく、自分なりの「使い方」を紹介したわけです。
とはいえ、モノ自体を知らなかった方にとっては、素材の目新しさも感じてもらえたようです。
3. 得意パターンを作っておく
たくさん書いているうちに分かってくるものかもしれないし、もともと自分の得意・好きなことをパターンにする手もありそうです。素材をアレンジするとき、自分が得意なパターンがいくつかあると便利である。
僕の場合は、この3つだ。「デイリーポータルZ」でもライターごとに「人力でやる」「布で作る」「電子工作にする」「むりやり食べる」「段ボールで作る」などの得意パターンがある。
- 大きくする
例)「でかいタバコの箱」(2005年8月30日掲載/ライター・林雄司)- フォトショップでごまかす
例)「ゴールパフォーマンスだけしたい」(2006年7月4日掲載/ライター・林雄司)- 近所でやる
例)「おれのビジネスクラス」(2009年12月25日掲載/ライター・林雄司)P.144
私の場合だと、この記事のような本を元ネタにした記事は得意パターン。
他にも、「素材のアレンジ」とはちょっと違いますが、本の紹介方法をそのままファッション雑誌に活かした記事や、
ビジネス書の新刊情報などなど。
自分の興味分野で情報収集していること(得意なこと)をパターンにしているから、「何書こうかな…」などとゼロから考えなくても記事を書けます。
4. 現場では「事実」だけでなく「思ったこと」もメモする
ブログ記事のネタが欲しいときは、パソコンの前で「うーん」と考えるより、出かけたり何かアクションしたほうが良いですよね。僕は現場であれこれメモを書くようにしている。見たり聞いたりしたことだけではなくて、「帰りたいー」「あ、コップがうちのと同じ!」などそのとき思ったことを全部書いておく。頭のなかを通り過ぎる考えはどんどん忘れてしまうからだ。
使わないことも多いんだけど、とにかくメモを書いておくと原稿にまとめるときに参考になる。P.115
「思ったこと」のメモから意外な発想が浮かんだり、そのときの状況を思い出す手がかりになることもあります。
「事実」はGoogleで検索すれば出てくることもあります。
しかし「自分が思ったこと・考えたこと」は検索することができない、貴重な情報なのです。
まとめ
ここではブログに役立ちそうなことを取り上げましたが、実際には以下のような事が書かれています。…とAmazonにある目次を紹介すると「ビジネス書」っぽく実用的に見えるのですが、実際には第1章 憂鬱なプレゼンを乗り切る
(儲からなくてもいいから目立たせる
社内より、外での評価を上げる ほか)
第2章 最低限の努力で人を動かす
(もやっとしたアイデアでいい
実用性は間口を広げる(でも入口まで) ほか)
第3章 アイデア・企画をひねり出す
(アイデアは降りてこないことを自覚する
興奮を大事にする ほか)
第4章 インターネット上の処世術
(Twitterに不満を書かない
怒りはすぐ忘れる ほか)
- かっこいいビジネス用語を駆使する(一緒にやる→シナジーの創出、アピールする→訴求、など)
- ビジネスメールの最後に「iPhoneから送信」と書けば、急いでるように見せることができる
これこそまさに、先に紹介した『1.「実用性」をウリにする』ですね。
でも…何だかくやしいけど、実際のところ実用的な本です。ぜひ一読を。
フェイスブックページには本書のマインドマップを掲載しています。
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管理人コウスケのひとこと
140618 1: 素敵な方とお会いして、貴重なお話を聞けた!忙しくて疲れているはずなのに時間をくれたことに感謝! 2: 本が届いた!ありがとうございます! 3: 修理依頼していた服をようやく返送したと連絡あり。随分遅いが戻ってくるからまぁヨシ。 #3good
— Kosuke (Ko's Style) (@kosstyle) 2014, 6月 18
- [2014/06/20 06:00]
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