真似したい!トップ1%のサッカー選手が実践する5つの成功法則

ワールドカップ2014もついに終わってしまいましたね。
「サッカーワールドカップ2014に学ぶ、大きな結果を出すためにとても重要なこと」という記事も書きましたが、厳しい勝負の世界に生きるスポーツ選手から学ぶことはとても多いと思います。
本『トップ1%のサッカー選手に学ぶ成功哲学 』は、成功本を研究したという著者が徹底分析してわかった成功法則と一流サッカープレイヤーの共通項が書かれています。
今日は本書から、一流サッカープレイヤーが実践する成功法則を5つ紹介します。
1. 夢が大きい
本田圭佑選手の「ワールドカップで優勝する!」という夢はとてつもなく大きい。サッカー王国ブラジルですら今回成し得なかったのですから。
これについて彼はインタビューでこう話しています。
やることのスケールがデカイ人は、まず考えることのスケールがデカイですね。「世の中には俺なんかよりすごいことを考えている人がいて、実現した人がいる。ロシアには、結構前になるけど宇宙に行ったガガーリンがいた。宇宙っていうのはすごい。1人ではなく、まわりの力もあったにせよ、あの時代(1961年)に地球から宇宙に行ったんやから。それ(人類初の有人宇宙飛行)に比べたら、ワールドカップ優勝は地球にいて地球上でかなえることのできる話。できないはずがない」
P.44
2. 目標を明確にし、書いている
本田圭佑選手がイタリアのセリエAのチーム「ACミラン」に移籍し、エースナンバーである背番号10をつけたことは記憶に新しい。彼がこれを小学校の卒業文集で既に書いていたことは、有名な話です。
ACミランの入団会見で、こんなふうに話しています。
書けば自動的に成功する、なんてスピリチュアルな話は信じませんが、書くことでゴールが明確になり、そこへ向かって走りだすことができるということは、私も経験があります。「12歳の時に、セリエAでプレーしたいと、作文に書きました。(背番号)10番を付けたいと。本当にここに来たかったですし、10番が欲しかった。自分が何者であるかを、ピッチで示したい」
P.17
目標や夢を定めることを「ゴールセッティング」といい、成功本の元祖ともいえる『思考は現実化する』においては、「あなたが達成したいと思っている願望を実現する『最終期限』を決めること」と定義されている。
(中略)
夢や目標を紙に書くと実現すると説く成功本は多い。
(中略)
この”紙やノートに夢や目標を書く”というメソッドは現在の日本代表の選手の間でもポピュラーな習慣である。P.22
おまけとして、こんな話もあります。
驚くことに本田少年が卒業文集を書いた時のACミランの監督こそ、誰あろう現在の日本代表を率いるアルベルト・ザッケローニ(ザック)なのである。
ザックが率いたミランに触発されてプロサッカー選手になった少年が、ザックジャパンのエースとなり、夢を叶えてミランのエースになった。P.47
3. アファメーションを活用している
本田選手にかぎらず、私たちもアファメーションを使ってポジティブな自分を作れば、成功に近づけそうです。「ワールドカップで優勝する!」
日本代表の2014年ワールドカップ優勝を公言する本田だが、ビジネス用語でいうところの「アファメーション」(自己宣言)を活用し、有言実行する男だということは世間にこれ以上ない形で知れ渡っている。
アファメーションとは「肯定的自己催眠」のことで、ポジティブな言葉を繰り返し口に出して言ったり、心の中で繰り返すことで自己催眠をかける方法である。P.42
私が最近読んだお気に入りの本『成功が約束される選択の法則』によると、物事をポジティブに考える方が成功率が高いというのが、様々な実験から科学的に証明されているそうです。
たとえば、試験会場にいる周りの人の数が多いと「こんなにたくさんの人に勝たなきゃいけない」とネガティブに考えてしまい、実際に成績が悪くなったというデータがあるそうです。
他にも、ゴルフでホール(穴)の大きさを大きいと感じている人のほうが小さいと感じている人よりパット成功率が高いというから驚きです。
4. できる人と付き合っている
内田篤人の強みも、鹿島や日本代表やシャルケ04で若いうちから多くの勝利を経験していることになるだろう。
「勝つチームには勝ち癖がついている。苦しい時間、我慢しなければならない時間が必ずある。相手が強くなればなるほど、我慢する時間は増える。その我慢をやり通せるかやり通せないか。我慢して、我慢して、勝ったという経験をしているかどうか」
『僕は自分が見たことしか信じない』(幻冬舎)よりP.89
できる人のいる環境に身を置くこと・つき合う人を選ぶことは、とても大切ですね。大体において、自分の周りの10人の年収を足して割った額が自分の年収であるといわれている。年収を上げたければ、自分より年収の高い人たちの輪に入るのが一番の近道である。
P.90
5. 言葉よりも、態度で見せる
2011年にFIFAバロンドール(女子年間最優秀選手賞)を受賞した澤穂希選手の言葉、なかなか言えることではありませんね。「苦しくなったら、私の背中を見て」
澤穂希(日本女子代表)
(中略)
上司のあるべき姿を指し示す名言として、有名なのが元海軍大将、山本五十六の言葉である。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」P.132
こんなふうに言えるよう、普段の態度を意識したいものです。
まとめ
私も3歳から16歳までサッカーをしていましたが、ワールドカップ優勝どころか、プロ選手になることすら考えたことがありませんでした。サッカーをすることが大好きだったにもかかわらず、です。
当然、プロになるようなアクションを起こしていません。
何を考えるかが、その後の行動、そして結果に大きく影響しますね。
本書に成功法則「だけ」を期待すると、普段から成功本を読み慣れた人ならやや物足りないかもしれません。
それよりも、普段あまり本を読まない方や、サッカーが好きな方が読むと、楽しめると思います。
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— Kosuke (Ko's Style) (@kosstyle) 2014, 5月 28
- [2014/07/15 06:00]
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