「お・も・て・な・し」仕掛け人に学ぶ!五輪招致に成功した【プレゼン】4つの秘密

このプレゼンの影に実は、超一流プレゼン・トレーナーがいました。2020年のオリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決定しました。
(中略)
国内外のメディアにも「プレゼンテーションが招致の決め手となった」と報道されました。
これまで日本人が苦手と思われていた大舞台でのプレゼンテーションで、世界に通用するパフォーマンスができることを鮮やかに証明したのです。P.002
彼の指導のもとプレゼンターたちが訓練したからこそ、招致を勝ち取ることができたのです。
本『パーソナル・インパクト 「印象」を演出する、最強のプレゼン術』は、あの「お・も・て・な・し」仕掛人が明かす「印象」を演出する、最強のプレゼン術が書かれた本。
私たちにも、お客さんに商品購入してもらう、上司を説得する、あるいは合コンなど(笑)、プレゼンの機会は日常にあふれています。
プレゼンについて学んでおくことは必須なのです。
今日は本書から、東京五輪2020招致に成功した【プレゼン】の4つの秘密を紹介します。
1. 「手」を使って意味のあるジェスチャーをする
自然とジェスチャーを使える人もいますが、そうでない方も多いでしょう。「手を使わないで話す」ことは、「もっとも役に立つ道具を使わずに話す」ということに等しいのです。
よく「手のアクションはあまり使わないほうがいいのでしょうか?」とか「話すときにはもう少し手を使ったほうがいいのでしょうか?」という質問を受けますが、それらは「私は舌を使って話したほうがいいでしょうか?」と同レベルの質問なのです(笑)。P.077
私は自然にはジェスチャーが出てこないタイプ。時々「意識」するようにしています。
興味深かったのは以下。
ブレストなど、広く相手の意見を聞きたいときなどは手のひらを上に。手のひらを上に向ければ、オープンな印象
手のひらを下に向ければ、逆にクローズドな印象。強い意志を表現できる。P.79
逆に「A案で行きましょう!」などと強い意思表示をするときは、手のひらを下に向けたほうが良いようです。
大げさにただジェスチャーをすれば良いというのではなく、意味のあるジェスチャーが大切とのことです。
2. 「声」で変化を作る
具体的には、スピーチで、聴衆を飽きさせないためには、「変化」が絶対に必要です。
そもそも、人間は変化に反応するようにプログラムされているのです。P.115
- 話すスピード
- 声の高さ
- 声の強弱
詳しくは本書を読んでみてください。紹介されているトレーニング方法がとても役に立ちます。
3. パーソナルな「ストーリー」を語る
あのオリンピック招致のプレゼンでは、「こんな個人的な話をして良いのか」と戸惑うメンバーもいたそうです。ある商品の説明をする場合に、そのスペックや価格だけを伝えていては、機械的になってしまいますよね?しかし、その商品を通じて自分が得たものの話とか、商品開発時の苦労話など、自分自身のエピソードを説明の中に加えた瞬間、無味乾燥なセールストークではなく、自分ごとの話になります。そうすると、自分の話ですから自信を持って話すことができ、説得力が生まれます。
また、聞く側もパーソナル・ストーリーが加わった話のほうが理解しやすいのです。
(中略)
適切な分量の雑談を挟みながら、いかに本筋の話を進めるかが重要です。P.141
しかし結果的にはそれが聴衆の心を掴んだのです。
4. プレゼンでは「不自然」もOK
私が脳と教育の権威・トニー・ブザンから学んだときもやはり、「もっと大きくジェスチャーをしなさい」と指導を受けました。私はトレーニングをするときに「”放送事故”だと思われるくらい間をとりなさい」とよく言います。人は誰でもあせると早口になるからです。
(中略)
パブリックスピーキングでは「いかに不自然なことをするか」ということに効果があるのです。それを普通の会話でやったら、不自然以外の何ものでもありません。しかし、パブリックスピーキングでは、その不自然さが自然なインパクトになるのです。P.177
私たち日本人にとって、大きなジェスチャーをすることはかなりハードルが高く、違和感を感じるものでした。
しかしそのとき、あえて普段やらないようなオーバーなアクションでプレゼンをしてみました。正直、ちょっと恥ずかしかったです。
するとあとで仲間から、そのジェスチャーが印象に残ったとフィードバックを受けたのです!
ジェスチャーが印象に残れば、そこでどんな話をしたかも思い出してもらえます。
「いつもどおり」の話し方では「自然」すぎてインパクトがなく、印象に残りません。
ジェスチャーに限らず、声の高さ・声の大きさ・話すときの間など、プレゼンでは「不自然」がインパクトをつくる、と考えると、思い切ってチャレンジできそうです。
まとめ
本書は、プレゼン手法を学ぶことができるだけでなく、五輪招致プレゼンの裏側でどんなことが起きていたのか分かる、とても興味深い内容です。もしいま時間があれば、あの滝川クリステルさんのプレゼン動画を見て、印象づける・覚えてもらうためにどんな工夫をしているかを考え、書き出してみてください。
そのうえでぜひ本書を読み、答え合わせをしてみましょう。
あの「お・も・て・な・し」の部分だけでも、
- 目線
- 伝え方
- 手の形
- 「おもてなし」の意味ではない合掌のジェスチャー
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管理人コウスケのひとこと
このシャツ、まだ3回くらいしか着てないのに、穴あいてた…。 袖を引っ張った時かな?リネンは驚くほど弱いんだなぁ。気をつけなきゃですね。 こんなことならユニクロとか安いのにしておけばよかった(笑) pic.twitter.com/oshhTFSpjm
— Kosuke (Ko's Style) (@kosstyle) 2014, 5月 3
- [2014/05/12 21:42]
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