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これからは「秘密結社」をつくることが成功のカギ  はてなブックマーク - これからは「秘密結社」をつくることが成功のカギ

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私たちは、コモディティ化から逃れ、人間としてより豊かに、幸福に生きるためにどうすればいいのだろうか。
その答えこそが、「仲間」をつくることだ。

P.5
「コモディティ化」とは日用品になること、つまり差別化が困難で、より安いものが購入されること。

私たち人間も、コモディティ化してしまうと給料が上がらないどころか、より安い労働力(新人、外国人、コンピューター)に仕事を奪われてしまうのです。


本『君に友だちはいらない 』はそれを防ぐために、”武器としてのチーム”をつくることを解説しています。

あなたは「友だち」ではなく「チーム」を持っているでしょうか?





1. 友だちが自分を規定する

太っている人の友だちは、太っていることが多い。
つまり「友だちが自分を規定する」わけだが、毎年、東京大学の合格者の上位を占める高校の顔ぶれが変わらないのも、この原理で説明できるだろう。
(中略)
「東大に入ろうと思えば入れる」という現象を後輩が見ることで、行動が変わったと説明することができるだろう。
つまり進学実績がよい学校に入るということは、「自分もがんばればトップクラスの大学に進学できる」という無意識の教育観を手に入れることになるわけなのだ。

P.121
私たちは、自分が思っている以上に周りから影響を受けています。

つまり、「誰とつき合うか」をもっと真剣に考えるべきなのです。

佐藤浩市さんはなぜ役者として成功したのか


2. 個人が目的別に緩やかなネットワークでつながる

既存の組織や枠組みに替わって、個人が緩やかなネットワークでつながり、その連携のなかで学習や仕事をし、プロジェクトベースで離合集散するという世界観が、現実のものになりつつある。
(中略)
常に複数の緩やかなつながりを持った組織に身をおき、解決すべき課題を見つけて、共通の目標に仲間とともに向かっていくこと。
これがグローバル化が進展する時代に、人々が幸福に生きるための基本的な考え方になるはずだ。

P.6
フリーランスの働き方のようにも思えますが、会社員でも会社1つに依存せず、複数のチームに所属することは可能です。

収入源を複数持つことで金銭的にラクになるだけでなく、心の健康にもつながるのではないでしょうか。

本書の第1章は「秘密結社をつくれ」。

なんだかワクワクするタイトルですね。


3. 成果をあげるチームには共通の特徴がある

「抜きんでた」成果をあげたチームには、共通の特徴があることを発見した。
「よいチーム」はたいていの場合、

  1. 少人数である
  2. メンバーが互いに補完的なスキルを有する
  3. 共通の目的とその達成に責任を持つ
  4. 問題解決のためのアプローチの方法を共有している
  5. メンバーの相互責任がある
という5つの共通点を持つことを見出した。
P.101
似たもの同士が集まっても、「互いに補完」できません。

バンドなら、ドラマーが4人集まるより、ドラマー、ギタリスト、ベーシスト、ヴォーカリストが集まるほうが良いでしょう。

これはルフィたちも同じようです。

仲間力を上げる4つのポイント ~ルフィの仲間力 『ONE PIECE』流、周りの人を味方に変える法 


4. 自分のポジションを探す

タクシー会社の日本交通では、ずっと財務畑を歩んできた叩き上げの人が、経営改革にともなって採用プロジェクトチームの主要メンバーになったことがあった。
(中略)
彼がそこで結果を出さなければ、近い将来に会社自体がなくなるか、それ以前に自分がリストラの候補となってしまう可能性もある。何とかして会社を生き残らせ、自分も会社に残るためには、「自分以外の誰にも生み出せない価値」を生まねばならない。
そこで彼は、「採用広告を打ったあとに、どれだけよい人材が集まったか、媒体ごとの効果測定や定量分析ならば自分はできます」と名乗りを上げた。彼は自分が得意とする、データの分析や数字管理のスキルを採用活動に活かすことを思いつき、そうすることでチームのなかで「自分だけしかできない意味ある仕事」を見出し、生き残ったのである。
(中略)
どうやって自分を差別化するかが重要になるのだ。

P.217
自分がそこで価値を出さなければ、居場所がなくなってしまう。

価値を出すためには、「自分にはここで何ができるか」と考える必要があるでしょう。

そのとき、周りの人と違うことでチームに貢献できるか、が大事ではないでしょうか。

人と比較して「あの人のあの能力が自分にはない」と悲観することはないのです。


まとめ

本書には、なぜチームが大切なのか、どのようにしてチームを作り、そこで自分がどうすべきかまで書かれています。


自分一人でできることには限界があるので、「仲間」とつながることは非常に重要です。

しかし、ただなんとなく「いつもの」「似たもの同士の」「ラクな」友だちと会い、グチったり傷の舐め合いをしたり、あるいは夢を語り合ったりするだけでは、何も生まれません。

目的によって複数のチームに所属し、そこで自分の存在感を出す=価値を生む。

そんなことを本書から学び、実践したいものです。


あなたなら、これをどう考えますか?




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