「鋭いね!」「なるほど!」と言われたい!会議やSNSで気の利いたコメントをする5つの技術

ソチ・オリンピックを見ながらツイッターでつぶやいた人は、たくさんいます。
しかし、そのコメントが他のユーザーから何度もリツイートされ、たくさんの人に読まれたでしょうか?
そういう人は、多くはいません。
たくさんの人に読まれるコメントと、そうでないコメント。
その違いは何でしょうか?
それは、単なる「感想」ではなく、他人にとって価値のある「コメント」だったことではないでしょうか。
今日は、本『コメント力 』から、会議やSNSで気の利いたコメントをする5つの技術という切り口で紹介します。
1. 「一番エネルギーを注いだ点」を考える
とはいえ、これを理解したうえで、あえて外す、ということもアリな場合もありそうです。コメントの基本はまず的はずれではないということだ。これは要約力とも関わっている。コメントする対象の一番重要な中心は何なのか。その中心がきちんと理解できない人がコメントをしてはいけないだろう。
(中略)
その中心の見つけ方は、それほど難しくはない。それをやっている人がどこにエネルギーを一番注いだかに注目すればいい。エネルギーの注がれた部分がわからない人は、コメントセンスがないことになる。P.27
たとえばサッカー日本代表の試合が勝利に終わった直後、TV観戦していた多くの人が
とツイッターでつぶやいていました。「やったー!」
「良かった!」
一方、私のつぶやきはこれ。
本田は整髪料なに使ってるの?
— Kosuke (Ko's Style) (@kosstyle) 2012, 6月 12
意味がわからずスルーした方もいたと思いますが、「注目するの、そこかよ!!」と普段のツイートよりは反応がありました(笑)。
2. 「引用」でお得感を出す
優れたコメントを言うポイントは、情報としての「お得感」を持たせることである。たとえ鋭くないコメントでも、何かひとつでも新しい情報が含まれていれば、「ああ、そうなのか」という下げ止まり感がある。
しかし「すごい」とか「面白かった」といった漠然とした抽象的な感想を言われても、少しも興味をひかない。
(中略)
「お得感」を持たせるには、具体的な引用をするのがコツである。P.30
たとえば、
とただ言うより、それに加えてこう言ってはどうでしょう。「自分が常識だと思っていることが、そうでないこともあると思います」
アインシュタインもこう言っています。
「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」
と。
3. 最初に思いついたことを言わない
ネットにアップする写真につけるコメント(タイトル)についても同様。最初に思いついたことを言わないようにすることだ。直感的に優れている一部の人を除けば、人は皆同じようなことを思いつく。街でアンケートをとっても、上位3つくらいの感想で75%を占めてしまう。自分が思いついた上位3つのコメントは75%の人も思いついていると考えればいいのだ。
だからその3つのレスポンスははずす。すると残りは25%の確率になる。はずしているかもしれないが、独創的なコメントになる可能性は高い。「人が思いつかない、なかなか角度のあるコメントを言いますね」ということになる。P.36
犬の写真に「犬」とコメントをつけるのは、あまりにも退屈です。
4. 似ているものを探す
モノについて説明するときにはよくやりますね。たくさんの知識の中からこれはあれに似ていると指摘するのは、コメントのひとつの方法である。ただ似ているというだけなら掘り下げが浅いが、何がどう似ているのか明確に言えれば、ものを見る視点がクリアになる。しかも似ているものとの比較によって、もう一つの物に対しての興味も喚起していくという効果があ る。
P.136
- ドラム缶みたいな形
- ラーメンに似た味
- 血のような色
「似ている」というところから話を発展させ、アナロジーを語ることもできます。
5. 比較する
比較すると、それ1つで見ているよりも特徴がハッキリします。コメントをするさい、2つを並べて批評するのはひじょうにやりやすい。まったく違う2つなら、その違いについてコメントすればいいし、よく似たものなら、 共通点を指摘しながら、微妙な違いについて語ることで、より高度なコメントができる。比較すれば、何かひと言ぐらいはコメントが出てくるだろう。
P.140
とにかく何でも比較するクセをつけると良いでしょう。
最近は、こんな比較をしました。
単に比較するだけでなく自分なりの「結論」を書いたことで、それが多くの人にツイートされ人気記事に。
まとめ
本書には、「良いコメント」をするためのノウハウだけでなく、事例が豊富。たとえば、長寿世界一の男性が「好みの女性は?」と聞かれ、何とコメントしたか。
これはユーモアがあり、かつ自分の立場をよく理解した、素晴らしいコメントですね!「年上の女」
などと言っていたら、「そうなんですね〜」で終わりです。「優しい人」
もちろんこのコメントは一生懸命考えて生まれたものではないでしょう。
ただ、普段から訓練していたり、「気の利いたコメントをしよう」と意識しているだけでも、ずいぶん違ってくるのではないでしょうか。
Facebookやツイッターで何かの情報を無言でシェアせず、上記を意識してコメントを加えてみると、良い訓練になりますね。
先日紹介した以下の本は、情報の扱い方なども書かれていますが、本書『コメント力 』はよりコメントに特化した内容。
「うまいね!」
「鋭いね!」
「なるほど!」
と言ってもらえることを目指して、『コメント力』を磨きましょう。
…あまり意識し過ぎると、「なんも言えねぇ」となりそうですが。
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管理人コウスケのひとこと
英語でツイートを140字におさめるの、難しい…。文法無視し、略語使い、なんとかおさめました(笑)。
140303 #3good 1:Its treasure 4day I learned frm @Tony_Buzan . 2:We TLI bcom gr8 TEAM! 3:I review on train by mindmap. pic.twitter.com/Hq0FlPG7CY
— Kosuke (Ko's Style) (@kosstyle) 2014, 3月 4
- [2014/03/07 06:30]
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