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「鋭いね!」「なるほど!」と言われたい!会議やSNSで気の利いたコメントをする5つの技術  はてなブックマーク - 「鋭いね!」「なるほど!」と言われたい!会議やSNSで気の利いたコメントをする5つの技術

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ソチ・オリンピックを見ながらツイッターでつぶやいた人は、たくさんいます。

しかし、そのコメントが他のユーザーから何度もリツイートされ、たくさんの人に読まれたでしょうか?

そういう人は、多くはいません。


たくさんの人に読まれるコメントと、そうでないコメント。

その違いは何でしょうか?


それは、単なる「感想」ではなく、他人にとって価値のある「コメント」だったことではないでしょうか。


今日は、本『コメント力 』から、会議やSNSで気の利いたコメントをする5つの技術という切り口で紹介します。





1. 「一番エネルギーを注いだ点」を考える

コメントの基本はまず的はずれではないということだ。これは要約力とも関わっている。コメントする対象の一番重要な中心は何なのか。その中心がきちんと理解できない人がコメントをしてはいけないだろう。
(中略)
その中心の見つけ方は、それほど難しくはない。それをやっている人がどこにエネルギーを一番注いだかに注目すればいい。エネルギーの注がれた部分がわからない人は、コメントセンスがないことになる。

P.27
とはいえ、これを理解したうえで、あえて外す、ということもアリな場合もありそうです。

たとえばサッカー日本代表の試合が勝利に終わった直後、TV観戦していた多くの人が

「やったー!」
「良かった!」

とツイッターでつぶやいていました。

一方、私のつぶやきはこれ。

意味がわからずスルーした方もいたと思いますが、「注目するの、そこかよ!!」と普段のツイートよりは反応がありました(笑)。


2. 「引用」でお得感を出す

優れたコメントを言うポイントは、情報としての「お得感」を持たせることである。たとえ鋭くないコメントでも、何かひとつでも新しい情報が含まれていれば、「ああ、そうなのか」という下げ止まり感がある。
しかし「すごい」とか「面白かった」といった漠然とした抽象的な感想を言われても、少しも興味をひかない。
(中略)
「お得感」を持たせるには、具体的な引用をするのがコツである。

P.30

たとえば、

「自分が常識だと思っていることが、そうでないこともあると思います」

とただ言うより、それに加えてこう言ってはどうでしょう。

アインシュタインもこう言っています。
「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」
と。



3. 最初に思いついたことを言わない

最初に思いついたことを言わないようにすることだ。直感的に優れている一部の人を除けば、人は皆同じようなことを思いつく。街でアンケートをとっても、上位3つくらいの感想で75%を占めてしまう。自分が思いついた上位3つのコメントは75%の人も思いついていると考えればいいのだ。
だからその3つのレスポンスははずす。すると残りは25%の確率になる。はずしているかもしれないが、独創的なコメントになる可能性は高い。「人が思いつかない、なかなか角度のあるコメントを言いますね」ということになる。

P.36
ネットにアップする写真につけるコメント(タイトル)についても同様。

犬の写真に「犬」とコメントをつけるのは、あまりにも退屈です。

写真の魅力をグッとアップさせるコメントのつけ方


4. 似ているものを探す

たくさんの知識の中からこれはあれに似ていると指摘するのは、コメントのひとつの方法である。ただ似ているというだけなら掘り下げが浅いが、何がどう似ているのか明確に言えれば、ものを見る視点がクリアになる。しかも似ているものとの比較によって、もう一つの物に対しての興味も喚起していくという効果があ る。

P.136
モノについて説明するときにはよくやりますね。
  • ドラム缶みたいな形
  • ラーメンに似た味
  • 血のような色
という具合に。


「似ている」というところから話を発展させ、アナロジーを語ることもできます。

社会人ならおさえておきたい『アナロジー思考』


5. 比較する

コメントをするさい、2つを並べて批評するのはひじょうにやりやすい。まったく違う2つなら、その違いについてコメントすればいいし、よく似たものなら、 共通点を指摘しながら、微妙な違いについて語ることで、より高度なコメントができる。比較すれば、何かひと言ぐらいはコメントが出てくるだろう。

P.140
比較すると、それ1つで見ているよりも特徴がハッキリします

とにかく何でも比較するクセをつけると良いでしょう。

分析の本質は比較すること


最近は、こんな比較をしました。

単に比較するだけでなく自分なりの「結論」を書いたことで、それが多くの人にツイートされ人気記事に。

一番お得なのは?!新サービス「LINE電話」vs「楽天電話」vs「SMARTalk」vs「050plus」


まとめ

本書には、「良いコメント」をするためのノウハウだけでなく、事例が豊富。

たとえば、長寿世界一の男性が「好みの女性は?」と聞かれ、何とコメントしたか。

「年上の女」

これはユーモアがあり、かつ自分の立場をよく理解した、素晴らしいコメントですね!

「優しい人」

などと言っていたら、「そうなんですね〜」で終わりです。


もちろんこのコメントは一生懸命考えて生まれたものではないでしょう。

ただ、普段から訓練していたり、「気の利いたコメントをしよう」と意識しているだけでも、ずいぶん違ってくるのではないでしょうか。

Facebookやツイッターで何かの情報を無言でシェアせず、上記を意識してコメントを加えてみると、良い訓練になりますね。


先日紹介した以下の本は、情報の扱い方なども書かれていますが、本書『コメント力 』はよりコメントに特化した内容。

ブログやSNS、会話の中で「気の利いたコメントができない」という人が劇的に変わる4つの考え方


「うまいね!」
「鋭いね!」
「なるほど!」

と言ってもらえることを目指して、『コメント力』を磨きましょう。


…あまり意識し過ぎると、「なんも言えねぇ」となりそうですが。




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管理人コウスケのひとこと

英語でツイートを140字におさめるの、難しい…。

文法無視し、略語使い、なんとかおさめました(笑)。

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