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宇宙飛行士に学ぶ!ストレスが激減する3つの方法  はてなブックマーク - 宇宙飛行士に学ぶ!ストレスが激減する3つの方法

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あなたは、遺書を書いたことがありますか?

宇宙飛行士の古川聡さんは、宇宙へ行くときではなく、訓練前に遺書を書いたそうです。

死ぬかもしれないほど壮絶な訓練をしているということです。


さらに彼は、コロンビア号の事故の影響で、宇宙へ飛び立つまでに12年もかかったといいます(通常は訓練を開始してから5年ほどなのだそうです)。

いつ宇宙へ行けるかもわからないなかで訓練に臨むというのは、大変なストレスだったのではないでしょうか。


仕事にストレスはつきもの。

しかし私たちのストレスは、宇宙飛行士に比べたらはるかにマシかもしれませんね。


今日は、その古川さんの本『宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方』から、ストレスが激減する3つの方法を紹介します。





1. 他人からの指摘に対し、感謝を伝える

あるとき、「これは言うしかない」と思ったことがあり、リーダーである彼に意見を述べました。すると、リーダーは一言「グッドポイント。意見してくれてありがとう」と言ってくれたのです。とてもうれしく、やる気にさせてくれる一言でした。
そのリーダーはミッションの遂行という共通の目的に向けて、お互いに指摘しやすい雰囲気を作っていました。
(中略)
そのときに大事なことは、「指摘に対して感謝の言葉を伝える」ことではないでしょうか。

P.49
宇宙飛行士の仕事では何かに気づかないことが命の危険につながることもあるわけで、意見することを遠慮していたら死ぬかもしれない。

ちょっとでも気になったことをすぐ指摘してもらえる空気を作るために、「指摘されたことに感謝する」だけでなく、「感謝を伝える」が大切なわけです。


死ぬかどうかは別にしても、私たちも同じ。

部下や年下の意見だって(だからこそ)、価値ある意見はあるし、たまたまその1回は価値がなかったとしてもそこで拒否してしまえば、次から指摘してもらえない恐れがあります。

ネット上での誰かも分からないような人の意見だって、それを活かすことはできますね。

必ず相手の意見に従う必要はありません。しかし、聞いて選択肢を広げることに意味はあると思うのです。


2. リスクを避けるのではなく、受け入れる

「正しく怖がる」ということです。
もしかすると昨今の放射線に対する見方にも通じるものがあるかもしれません。「放射線」と聞いただけでむやみに怖がるのは、あまりよいことではないと感じています。放射線の性質や影響度について正しく知ったうえで、正しく怖がるべきです。
(中略)
私が国際宇宙ステーションで初めて行った仕事も、日本の実験棟「きぼう」内に放射線量計測装置を設置することでした。放射線の影響度を正しく把握していることでリスクを正しく見積もることができ、不要なストレスを抱えずに済みます。
「恐怖は常に無知から生まれる」という言葉がありますが、逆に言えば知ることで恐怖の大部分は解決することができます

P.106
何をするにもリスクはあるわけで、避けよう避けようとするよりも、受け入れ体制を作っておくということですね。

宇宙飛行士はさらに、訓練で「想定外に慣れる」ことをするそうです。

このあたりの話もとても面白いのでぜひ本書を読んでみてください。


3. 問題は「人」ではなく「システム」で解決する

訓練で何かうまくいかないことがあった場合、NASAでは同じ間違いを繰り返さないために、手順などのシステムを改善するという考え方をしています。
仮に、誰かの操作ミスがあったことでうまくいかなかったとしても、それは個人の責任ではなく、操作ミスをしないためのシステムが不十分だったと考えるのです。

P.53
誰かがミスをしたとき、「何をやってるんだ!」と責めても解決するとは限りません。

1人がミスをするということは、他の人も同じミスをする可能性があるのです。

「気をつける」では済まないのです。


昔、自動車メーカーの現場で研修をしたとき、部品を間違えるミスを何度もしてしまいました。

その後のラインに影響する大問題です。

しかし報告書は書かされたものの、まったく責められませんでした。

リーダーらが現場の部品置き場を改善し、間違えない仕組みを作ってくれたのです。


お店の駐車場で、アクセルとブレーキを踏み間違える事故を仕組みで解決する「わとまる」も、素晴らしい「システム」です。

人を責めるな!問題・失敗は「人」ではなく「仕組み」で解決しよう


まとめ

大変なストレスがあっても、「宇宙」という夢や目的があるからこそ、それらを乗り越えられたのでしょうね。


ここでは3点に絞って紹介しましたが、他にも本書から学ぶことは色々あります。

また、
  • 宇宙飛行士がどんな訓練をしているのか
  • 宇宙でどんなことをしていて、どんな危険があるのか
など、読み物としてもとても興味深い内容です。


私たちが宇宙へ行く日が来るのか分かりませんが、未知の世界を知るのは楽しいですね。

未知といえば、氷上の哲学者と言われるフィギュアスケートの町田選手はソチ五輪前のインタビューで、「五輪は未知なるフロンティア」という名言(?)を残していますね。

そういうところへチャレンジする精神を、忘れないようにしたいものです。





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