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ブロガー必読!毎月10万字書くブックライターが、文章を書くときに気をつけている3つのこと  はてなブックマーク - ブロガー必読!毎月10万字書くブックライターが、文章を書くときに気をつけている3つのこと

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ブログを9年書いてきました

いまだに「文章術」の本を読むと、とても勉強になります。

中でも、本『職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法 』の著者、上阪徹さんの本は何冊も読んでいます。

「名選手、名監督にあらず」などと言いますが、文章の書き方についての本を何冊も書いている上阪さんは、書くプロであるだけでなく、書き方を教えるプロでもあるのです。


今日は本書から、文章を書くときに気をつけるべき3つのことを紹介します。





1. 相場観を考える

広く浅くさまざまな情報を知っておくことが重要だと思っています。世の中の関心がどんなところに向かっているか、ある程度分かっている。いろいろなマーケットがどんなふうに動いているか、認識できている。
細かなことを知る必要はないのです。

P.197
本書には何度も「相場」という言葉が出てきます。

別の本でも著者は、「相場観」をこう説明しています。

「相場観」とはつまり、読み手が知りたいと思ってることを想像するための力

求められていないことを一生懸命に書いても、読んでもらえません。

書き手のエゴだけでは、読んでもらえないのです。


「相場」をとらえるために、著者は頻繁に書店へ足を運ぶといいます。

もし、ブックライターとして何かのテーマをもらったら、そのテーマで現場がどうなっているか、見に行きます。会計に関する本だったとすれば、会計関連でどんな本が出ているのか、売れているのか、注目されているのかをチェックします。
ただし、売れている本をヒントにしよう、というわけではまったくありません。そうではなくて、会計の本の”相場”がどのようなものなのか、を見に行くのです。 この”相場”が理解できていなければ、「どんな本が世の中に足りないのか」「どんな本がこれから求められてくるか」を捉えた的確な本は世に出せません。

P.83

2月にこんな記事を書きましたが、例年にくらべるとアクセス数は少なく、残念でした。

2013年に読んだ本230冊の中で最も影響を受けた10冊+α(マインドマップ付き)


原因として、公開が遅くなってしまったことも1つありそうです。

2月に「去年はこんな本読んだんですよ〜」と言われるより、年末・年始に言われたほうが読者としては興味がわきますよね。

はてブ数でくらべると、以下のとおり、2013年が一番少ない。
  • 2013年分(2014/02/06更新)
  • 2012年分(2013/01/29更新)はてなブックマーク - 2012年に読んだ本300冊の中で最も影響を受けた10冊+α #10book2012
  • 2011年分(2012/01/23更新)はてなブックマーク - 2011年に読んだ本150冊の中で最も影響を受けた10冊+α #10book2011


今2014年3月、あなたが相場観を考えてブログを書くならどんなネタを書きますか?

たとえば、来月4月にせまった消費税増税について、自分の経験や考えと絡めて書けば、多くの方に読んでもらえるチャンスがあるでしょう。


2. 独自性を出すためには「経験」を語る

独自性とは何かといえば、ひと言でいえば、その著者である必然性だと私は思っています。そのテーマは、その著者でなければならない、という理由があるかどうか。あるいは、そうした必然性がにじみ出る本にできるかどうか。
(中略)
面白いとは、すなわち独自性があり、その著者である必然性があるということだと私は思っています。
(中略)
そして独自性、必然性とは、経験や事実で語れるかどうか、ということだと思っています。

P.87
必死にオリジナリティをつくろうとしなくても良いのです。

自分の経験を語れば、それは他人にはないオリジナルなのですから。


たとえばこの記事のように本を紹介する場合でも、そこに自分の経験を絡めて書けば、独自性が出ます。


3. 誰向けの文章か、具体的にイメージする

一番手っ取り早いのは、私が自著でターゲットを編集者に据えたように、誰か知っている人をターゲットにして、彼・彼女を頭に思い浮かべながら構成を考える ことかもしれません。そうすれば、どんな順番でどんなふうに書いていけば、最も理解しやすいかが、イメージしやすくなります。

P.156
せっかく書くのだから、たくさんの人に読んでもらいたい。

そう考えるとつい、ターゲットを広くとらえてしまいがちです。

しかしそうすると結局、主張や表現がボヤけ、誰にも伝わらない文章になってしまいます。


たとえばマインドマップについて私が説明するとき。

まったく知らない人のために書くのなら、「マインドマップとは」「ブランチとは」「セントラルイメージとは」と用語の説明も交えて詳細に説明する必要があります。

しかしある程度知っている人向けに応用について書くときに、いちいち初心者むけの説明を書いてしまえば、逆に読みづらい文章になってしまいます。


それならもういっそ、初心者向けと割りきって書くのが良いでしょう。

タイトルにもそれを明記すると、より多くの人に見てもらえます。

日本独自に進化したブログのタイトルの付け方に乗り遅れていません? | Flips Blog Web担の小技


まとめ

「良い文章」とは、どういうものだと思いますか?

本書にはこうあります。

伝わりやすい、わかりやすい文章こそ、いい文章だと認識しておくこと。

P.165
芸術性の高い表現は、私たちには必要ないのです。

変に格好つけて比喩を使うことで、かえって分かりにくいブログを見かけますが、それでは意味がありません。


あえて分かりにくく書くことで「なんかこの人すごそうだな」と感じさせる意図があるのなら別ですが。




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