「凹みやすい」「将来が不安」というあなたへ!前向きになり、周りから必要とされる人になれる「ココロノート」の作り方

ソチ五輪で金メダルをとった羽生選手、彼は「発明ノート」なるものを書いているそうです。
他にも、スポーツ選手で結果を出す人がノートを書いているという話をときどき聞きますね。
「書く」という行為はとても重要。
脳の潜在パワーを引き出すノート術・マインドマップのアドバイザーである私も、そう思います。
そして最近実践しているのが、『寝る前10分 人生を変える ココロノート』です。
本書の著者は、TVでもおなじみの河合薫さん。
気象予報士としてTV「ニュースステーション」で活躍された後、「人間の生きる力」を研究するため東京大学大学院に進学、博士課程を修了。
働く人々へのインタビュー数は600人近くなのだとか。
本書は、河合さんの質問に答える形でノートに毎日書き込んでいくと、やる気が高まり、未来が拓けるという本です。
今日は本書から、1つの質問と、なぜ「書く」ことが良いのか、紹介します。
ぜひ試してみてください。
自分の凹んだときの出来事について書いてみよう
「書いた内容を絶対に人に見せない」という前提で書きましょう。今日一日の中で、モヤモヤしたこと、イライラしたこと、なんでやねん!と思ったこと、あ〜あと感じたこと……。あなたのハートが、ほんのちょっとでも凹んだ出来事はありませんでしたか?どんなたわいのないことでもいいので、一つだけ思い出してください。(中略)
そして、以下の指示に従って、紙(どんなものでも可)に書き出しましょう。
1行目ーーそれはどんな出来事ですか? できるだけ詳しく書き出してください。
2行目ーーそのときの「気持ち」をストレートに書き出してください。
3行目ーーなぜ、それが起こったのか? なぜ、そのことに心が凹むのか? できるだけ客観的な目線で分析して書き出してください。P.50
どうしても思いつかなければ、昨日や一昨日のことでも良いようです。
さて、書き出してみてどう感じましたか?
あなたの心に何か変化はありましたか?
自己受容ができ、前向きになれる
私の場合、「凹んだ出来事」を実際に書いてみると、その出来事を客観的に見つめることができました。なぜ、インタビューを受けた人たちに変化が起こるのか?
それは、初対面である私に自分のことを伝わるように話しているうちに、自分と向き合い、自己受容(セルフアクセプタンス self-acceptance)ができたからだと考えられます。
自己受容とは、自分の良いところも悪いところもしっかりと見つめ、普通であれば目をつむりたくなるような、情けなく不甲斐ない自分を受け入れる行為です。
(中略)
自己受容は人間のポジティブな心理的機能の一つです。逆境を乗り越えるために必要な心の動きです。自分と向きあえて初めて、人は前に進む”真の強さ”を持てます。P.35
そして、
などと自然と考えるキッカケになりました。「これってそんな凹むことか?」
「次はこうしよう」
「自分はこういうこと気にすること多いよな」
あるいは、あなたには違う反応があるかもしれません。
ぜひそれを味わってみてください。
「書く」だけでスッキリする
「カタルシス」というのは感情の浄化、感情を外部に出して心の緊張を解消することですね。この「書く」という行為が、古くから認知行動療法などに用いられたライティングメソッドと似ていると知ったのは、大学院でストレス研究を始めてからでした。ライティングメソッドは心理療法の一つで、自分の気持ちを言葉にして書き出すことで、人間の前向きな力を引き出す方法です。
書くことはカタルシス効果があるため、「書く」だけですっきりします。また、自分について書くには、自己を客観的に見るまなざしが必要となるため、本当の自分の気持ちや状態を知ることができます。P.53
たしかにそういうものを感じます。
これは「ココロノート」に限りません。
頭の中でだけ考えていると、「考えている」のではなくただ「悩んでいる」だけのことも多いのです。
モヤモヤしたものがグルグルと同じ場所で渦巻くだけ。
ところが、「書く」とそれが四方八方に散らばっていくような感覚があります。
そして何かが見つかる、「あっ!」という瞬間があるのです。
「書く」ことで自分を知り、サクセスストーリーを作る
本書では毎日、著者の質問に答える形でノートに書き込んでいくわけですが、- 2週目は、自分史を作る(キャリアの軌跡、まわりとの関係 ほか)
- 3週目は、サクセスストーリーを作る(自分の幸福感、成長の瞬間 ほか)
- 4週目は、マイ・キャリアを作る(5年後、根拠なき期待 ほか)
たとえば以下は、2週目の火曜日。過去の仕事と、周りとの関係を書き込んでいます。
思い切り本音で書いているので、とても公開できません(笑)。

そしてこちらは2週目の木曜日。「最高と最低の記憶」です。

こんなふうに書いているうちに、自分のことを深く見つめて理解し、どこを目指しているのかが分かってくるような気がします。
本書には「未来を記憶する」とあります。
詳細は本書を確認し、ぜひ実践してみてください。
まとめ
私が本書について特に良いと感じるのは、人対人のインタビューではなく、ノートに書いて答えるということ。私がもし著者と対面しても、おそらく本音を語れない気がするのです(私の場合は、です)。
本音すぎる本音や、自分の本当に弱い部分などを、人に話すのはどうも気がひけるのです。
しかし「ココロノート」であれば、著者の質問を読みながら、自分のノートへ書き込むだけ。まさに「自分をさらけ出す」ことができます。
そしてそれは自分自身に向き合うことであり、先に紹介したように自己受容につながります。
「毎日続けられるか不安」という方でも、本書の場合はきっと続けられます。
というワクワク感があるし、ゼロから自分で書くのではなく、著者からの「質問」があるので書きやすいのです。「今日は何だろう?」
「ココロノート」は、基本的に非公開前提・手がきです。
それによって、どんな心理的効果があるのか。
そんなことも味わいながら、試しにココロノートを書いてみてはいかがでしょうか。
著者の質問に答えるうちに、あなたも何か感じるものがあるはずです。
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— コウスケ@Ko's Style (@kosstyle) 2014, 2月 13
- [2014/02/18 20:30]
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