世界的に有名な50冊の自己啓発書に最も多く書かれている成功術とは…?

Amazonのレビューで、以下のようなものを見かけることがあります。
「こんな内容は別のあの本に書いてある」
「似た内容ならあっちの本を読んだほうが良い」
確かに、似た内容が書かれている本は多くあります。当然のことです。
では、より多くの本に書かれている内容とは、どういうものでしょうか。
それだけ重要な内容ということではないでしょうか。
本『「人生成功」の統計学~自己啓発の名著50冊に共通する8つの成功法則 』では、世界の著名な自己啓発書の中で、共通して書かれている「成功術」を抽出し、多い順にランキング化。
- 具体的に何をすればよいか
- それによってどんな得があるのか
- なぜそれが有効だといえるのか
私も多くの本を読んでいるつもりですが、「ここまでやるか!」と思わず笑ってしまいました。

以下に、ランキング上位の「成功術」を紹介しましょう。
第4位:他人に奉仕する・与える
他人に奉仕すると、なぜ成功するのでしょうか。自己啓発書50冊中、12冊に書かれていた成功術は、「他人に奉仕する・与える」というものでした。掲載率は24%。約1/4の自己啓発書に書かれていた計算です。
P.100
本書では、こう説明しています。
返報性の法則といえば、この本に書かれています。それ以上の見返りが戻ってくる
→「返報性の法則」が働き、相手を自分の利益になるように動かせる
「返報性の法則」とは、親切や贈り物、招待などを受けると、その人にお返しをせずにはいられない気持ちになる、という心理傾向です。P.104
絶対に読んだほうが良い一冊です。
他には、こんな理由も。
学生を幸福感が高まる
→他人に親切にすることは、それ自体が自分の心に喜びをもたらすP.106
- 1ヶ月間親切なことを行ってそれを記録する
- 特に親切を行わない
NHK 「幸福学」白熱教室では、幸せを作る3要素として「親切心」をあげていました。
第3位:自分の直感や内なる声に従う
ビジネスシーンなどで求められる、「論理的思考」「クリティカル・シンキング」と言われる概念と、一見相反する概念のように感じられ、「なんだか胡散臭いな」と思ってしまいそうですが、本書では様々な実験データを紹介しています。掲載率は30%(50冊中15冊)。約1/3の自己啓発書に書かれていた計算です。
P.88
「直感」というと当てずっぽうのようですが、実際には私たちの脳が過去の経験などから最適な答えを導き出してくれていると言えるのです。「直感」の力を研究した、アメリカのジャーナリスト、マルコム・グラッドウェルは、『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい 』の中で、人間には じっくり考えてから下す意識的な判断とは別に、大量のデータを瞬時に処理して本能的に適切な判断を下す能力(「適応性無意識」)があることを述べていま す。
例えば、ある実験によると、被験者になった学生たちに、ある教師の授業風景を撮影した、音声なしのビデオを2秒見せただけで、彼らは教師の力 量を正確に見抜き、この「2秒間」だけで評価を下した学生の判断と、「その教師の授業を何度も受けて」から評価を下した学生の判断とは、ほとんど相違がな かったという結果があるそうです。P.93
「満足度」についても、論理的に選ぶよりも直感で選んだほうが高くなるというデータがあるのだとか。
私たちは、もっと自分の直感を信じて良さそうです。
第2位:ポジティブになる・楽観的になる
なぜそれが、成功につながるといえるのでしょうか。2番めに多く書かれていた成功術は、「ポジティブになる・楽観的になるでした。掲載率は32%(50冊中16冊)、つまり約1/3の自己啓発書に書かれていた計算です。
P.72
理由は他にも書かれていますが、これが大きいと言えそうです。→ねばり強く努力を続けられる
『オプティミストはなぜ成功するか』の中でマーティン・セリグマン博士は、「楽観的な思考をした方が、高いパフォーマンスを発揮できる」ことを裏付ける様々な実験結果を紹介しています。
- 200人のベテランの保険外交員のうち、優秀な成績の100人はそうでない100人よりも楽観度が高かった
- ペンシルバニア大学の新入生が1学期を終わる頃、入学時に楽観的だった生徒は自分の才能以上の成績を収め、悲観的だった生徒は予想よりもずっと低い成績だった
- 野球やバスケットでも、楽観的な発言をしたチームの方が悲観的な発言をしたチームより良い成績を残した
P.81
ポジティブになろう!としても難しいもの。自然とポジティブになれる、Three good thingsという習慣をオススメしておきます。
第1位は…?
さて、50冊の自己啓発書の中で、最も多く書かれていた成功術は何だったでしょうか。…それはぜひ、実際に本書をご確認ください。
1位が何か、だいたい想像がつくと思いますが、その成功術についての
- 具体的に何をすればよいか
- それによってどんな得があるのか
- 何故それが有効だといえるのか
具体的に、どの本に書かれていたかなども書かれているので、ブックリストとしても参考になります。
とはいえ、本書1冊を読めば、世界の自己啓発書50冊読むのに近い効果があるかもしれません。
もちろん、読むだけではダメですが。
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- [2014/01/21 22:01]
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