空気を「読む」より「変える」ための3つの方法

「空気」を読むのではなく、変えることのできる人がいます。
「空気を読む」ことが良いとされがちですが、それは「流されているだけ」と言える場合もあります。デキる指導者は「悪い空気」に迎合することなく、「空気を劇的に変えて」チームに勝利への闘争心を生み出します。伝説の名将モウリーニョは、選手個人を責めるよりも、チームの「空気」を激変させてプラスの影響力を全員に浸透させたのです。
P.21
それでは場が良くならないこともあるのです。
今日は本『「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法 』から、空気を「読む」より「変える」ための3つの方法を紹介します。
1. 新しい「問い」を設定する
2005年に新設されたプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの初代監督は田尾氏でした。1年目は結果が出ず、球団から監督へ「2年目を迎えるにあたって、どのようなチームを作ろうとしているか」というレポート課題が出たそうです。
田尾監督は「戦力(選手)が足りない」と結論づけました。
これに対し、野村克也氏は「どうすれば足りない戦力で戦えるのか?」という問いを設定したそうです。
それを見た楽天球団が野村監督にチームを託す決断をし、電撃的な監督交代劇となったのだとか。
ビジネス上のリアルな課題に対して、「問い」は固定されたものではありません。
問いを上手に書き換えることで「空気を健全な方向に動かす」ことができ、議論を活発化させて、問題をより適切な形で解決できることにつながるのです。P.120
会議などで空気を変えたいとき、新しい「問い」を立ててみましょう。
「問い」を変えると、ものの見え方が変わります。
問いの設定の違いについては、こちらをご参考に。
2. 「レッテル」をはがす
要は「思い込みに縛られている」ということです。「軟弱者」「仕事ができない人」「他人の話を聞かない人」などのレッテルを貼られた人については、私たちはそれ以上の要素、それに反する「勇気ある部分」 「仕事ができる要素」「一部の意思疎通のうまさ」などを、実際に検討することがほとんどありません。レッテルが間違っていることを”検討しない”誘導にか かっているのです。
P.124
これは「人」以外でも言えます。
たとえば、競合他社に貼っていた「ライバル」というレッテルを「仲間」に貼り替えると、新たなチャンスを生み出せるかもしれません。
3. 選択肢を増やして可能性を高める
選択肢を増やすためには「判断を先送りし、他者の意見を一旦受け止める」ことが重要です。①選択肢を3倍に増やし、選択肢の形を大きく変える
限定された選択肢の「空気」から開放されるためには、まず選択肢の数を無理にでも増やす努力をします。
(中略)
②相反することを「両立できる」と決めて挑戦する
品質とお手頃価格は両立させることが難しいと思われている要素ですが、その両立ができたレストランは大成功しています。あえて「両立できる」と仮定することで、これまでにない挑戦的な選択肢を作ることができるのです。P.232
まとめ
本書にはありませんが、「笑い」で空気を変えられる人もいますね。今田耕司さんは、飲み会で後輩同士の大げんかを大声で叱りつけてトイレに立った後、凍りついたその場に全裸で戻ってきて空気を変えたそうです。
重い空気の会議などでも、ちょっとしたユーモアで場を温めてくれる人がいると、そこから発言がしやすくなったりするものですね。
逆に、空気を凍らせる発言は避けたいものです…。
本『「空気」を変えて思いどおりに人を動かす方法 』には、個々で紹介した以外にも「空気を変える」テクニックが色々と紹介されています。
中でも、
「空気」を動かすためのキラーフレーズはぜひ活かしたい内容です。
本当に「思いどおりに人を動かす」ことができるかは怪しいですが、「空気」は変えられそうです。
オススメの関連リンク
- 悪用厳禁!心理学で人を動かす7つの秘法
- 友だちが増える!気まずくならない!雑談力が上がる話し方
- あなたの人生・仕事が劇的に変わる!「雑談力」を身につける7つの方法
- チームを「熱狂」させ、圧倒的ナンバー1の結果を出すリーダーの5つのポイント
- 『奇跡の職場』に学ぶ!どんな仕事でもチームのやる気を高める4つの方法
管理人コウスケのひとこと
深刻すぎる!スニッカーズ中毒な人々 - NAVER まとめ http://t.co/w2nGWdOnQL
— コウスケ@Ko's Style (@kosstyle) 2014, 1月 19
- [2014/01/28 06:00]
- オススメの本 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0) |
- この記事のURL |
- TOP ▲
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://kosstyle.blog16.fc2.com/tb.php/2766-ed06f885
- | HOME |