「すべてを失った」ホリエモンに学ぶ!ゼロの自分に小さなイチを足して成長していくための4つの心がけ

逮捕されて全てを失ったというホリエモンこと堀江貴文さん。ゼロになにを掛けたところで、ゼロのままだ。物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。まずはゼロとしての自分に、小さなイチを足す。小さく地道な一歩を踏み出す。ほんとうの成功とは、そこからはじまるのだ。
P.29
刑務所から出てきた彼が語ったことは、意外なものでした。
今日紹介するのは、2013年の話題作『ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく 』。
ネクタイを締めたホリエモンが語ったこととは?
1. 「時間」ではなく「歩数」で経験を重ねる
「行動」しなければ「経験」できないということですね。なにかを待つのではなく、自らが小さな勇気を振り絞り、自らの意志で一歩前に踏み出すこと。経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていくのである。
P.91
「◯◯の部署に5年います」は経験として語るには弱いのです。
このブログについて言えば、「ブログを8年運営している」ことより「2,000記事以上書いた」ことに意味があります。
月に数回だけ更新するブログを8年運営しているのとは全く違うということです。
2. 「努力」より「ハマる」ことが大事
では、ハマるためにはどうすれば良いか。勉強でも仕事でも、あるいはコンピュータのプログラミングでもそうだが、歯を食いしばって努力したところで大した成果は得られない。努力するのではなく、 その作業に「ハマる」こと。なにもかも忘れるくらいに没頭すること。それさえできれば、英単語の丸暗記だって楽しくなってくる。
P.76
やりがいとは「見つける」ものではなく、自らの手で「つくる」ものだ。そして、どんな仕事であっても、そこにやりがいを見出すことはできるのだ。
P.123
やりがいを自ら「つくる」と、ハマることができるといえそうです。(刑務所で)僕が最初に与えられた仕事は、無地の紙袋をひたすら折っていく作業だった。(中略)
どうすればもっと早く、もっとうまく折ることができるのか?レクチャーされた折り方、手順にはどんなムダがあるのか?折り目をつけるとき、紙袋の角度を変えてはどうか……?
担当者から教えてもらった手順をゼロベースで見なおし、自分なりに創意工夫を凝らしていった。その結果、3日後には79個折ることができた。初日の1.5倍を上回るペースだ。単純に楽しいし、うれしい。P.125
3. 不自由を感じるのは「思考停止」している証拠
以前、仲間と主催する名古屋ライフハック研究会に講師として元スタバCEOの岩田松雄さんを招きたいという案が上がりました。自分にはなにもできない、どうせ自分はこんなもんだ、この年齢ではもう遅いーー。
もしもそんな不自由さを感じているとしたら、それは時代や環境のせいではなく、ただ思考が停止しているだけである。あなたは考えることをやめ、「できっこない」と心のフタを閉じているから、自由を実感できないのだ。P.196
5人のスタッフからは「それは難しいでしょ」と反対意見が上がりましたが、言い出しっぺのスタッフ・しんりんさんは本気。
彼の「どうしても呼びたいんだ」という熱い思いと行動が我々スタッフの心を動かし、岩田さんの心も動かし、ついには2013/4/13にイベントを開催したのです。
最初から「無理でしょ」「リスクありすぎでしょ」などと考えていた我々はまさに「思考停止」していました。
「どうしたらうまくいくか?」と考えたいものです。
4. ひとつの熟考より三つの即決
そうは言っても私たちには「即決即断」はなかなか難しいもの。シンプル・イズ・ベスト。
これは僕の心情とも言える言葉だ。ビジネスの決裁からプライベートでの買い物まで、僕は何事も即決即断で決めていく。かなり大きな予算の動くプロジェクトであっても、打ち合わせの現場でポンポンと結論を出していく。ひとつの熟考よりも三つの即決。そんな生き方、働き方が僕を支えてきた。P.160
本書にうまくいくヒントがありました。
ふだんから「ノリが良い」人は、即決即断でき、チャンスを掴むことができそうです。友達からヒッチハイクに誘われて、やってみるのか、断るか。
あるいは友達からおもしろそうなイベントに誘われて、参加するのか、しないのか。
イベント会場で積極的に話をしようとするのか、会場の隅で傍観者になるのか。
いずれもとるに足らない、些細なことだ。
しかし僕は、あらゆる人の一生とは、こうした小さな選択の積み重ねによって決まってくるのだと思っている。
これはチャンスの問題なのだ。
(中略)
僕はこの「チャンスに飛びつく力」のことを、向上心とか目的意識とか、そんな堅苦しい言葉で語りたくはない。もっとシンプルな、人としての「ノリのよさ」だと思っている。フットワークの軽さ、好奇心の強さ、そしてリスクを承知で飛び込んでいける小さな勇気。それらの総称が「ノリのよさ」だ。P.99
それは何も考えていないとか流されているというような「思考停止」状態ではなく、とにかく経験(歩数)を重ねること、ノッてから考えることなのかもしれません。
そういえば堀江さんがサイバーエージェントの藤田社長と立ち上げた新会社「7gogo」の社名の由来は、堀江さんの囚人番号が「755」だったからなのだとか。
こういうのも「ノリ」なのかも?
まとめ
堀江さんは刑務所から出てきてゼロから再出発だと言いますが、彼がゼロになったとはとても思えません。彼の経験と知名度と仲間は、ゼロにはならなかった。それが次につながっているのではないでしょうか。
お金よりもこの3つが強力かもしれません。
そしてそれは、上記4項目
- 「時間」ではなく「歩数」で経験を重ねる
- 「努力」より「ハマる」ことが大事
- 不自由を感じるのは「思考停止」している証拠
- ひとつの熟考より三つの即決
本書はとても売れているようで、確かに面白い本です。
- 物語(自伝)であること
- 過去のイメージとのギャップによるインパクト
- B級ネタ的な内容(両親や離婚した元妻・子供についてetc)や、弱い部分をさらけ出した
逆に言えば、自分がブログを書いたり人に何か語るときには、そういうことを意識してみると良さそうです。
新年を迎え、新たな気持ちで物事に取り組むこのタイミングで読むのに良い本だと思います。
正直、前評判が良すぎて「胡散臭さ」を感じ、発売から2ヶ月近く本書を読まずにいたひねくれ者の私。
ノリが悪いかもしれません…。
堀江さんといえば、この本も面白かったですよ。
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— コウスケ@Ko's Style (@kosstyle) 2014, 1月 2
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