ノートの達人に学ぶ!アナログノートの超活用術4選! 〜本『情報は1冊のノートにまとめなさい【完全版】 』

あの、「ノート術」のバイブルが、完全リニューアル!
上っ面だけの改訂ではなく、情報の活用(知的生産術)にまで話が広がり、新たなノート術も増補されています。
- 情報一元化のメリット
- ルール
- 情報の入れ方
- ライフログの方法
- 一元化ノートによる知的生産術
- アナログ情報を取り出しやすくする方法
私がここ数年で痛感しているのは「アナログメモのメリット」。
デジタルのほうが便利なことも多くあるのですが、アナログの良さもあるのです。
今日はこの本『情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版] 』から、アナログノートの超活用術4選!を紹介します。
実際に私がそれをどのように活用・アレンジしているかも、写真と合わせてどうぞ。
1. 「ねぎま式メモ」で自分の考えに「☆」をつける
たとえば、このブログ記事を読んで、こんなメモをとるわけです。焼き鳥に「ねぎま焼き」というのがあります。鶏肉と長ネギが交互に刺さった串のことです。「◯」「☆」が交互に出てくるところが似ていることから「ねぎま式メモ」と呼んでいます。
- 自分以外の人の発言、観察して気付いたことなど「外から入ってきた情報」を「◯」を付けて箇条書きで書く
- それに対する感想、自分の声などを「☆」を付けて書く
- 1、2を繰り返す
P.95
◯ メモには「略記」を活用
☆ 過去のメモを見なおし、よく使う言葉を探してみる
◯ ねぎま式メモ、インプット情報に◯、感想に☆をつける
☆ ネーミングが面白い。自分もちょっとした小技にネーミングしよう
◯ フセンを同じ高さにつけてインデックスに
☆ フセンだらけでノートが汚く分厚くならないか?
この「ねぎま式メモ」の利点は、「自分の考えを書く」というクセがつくことではないでしょうか。
読書したりセミナーに参加して必死にメモしても、自分で何も考えなければ、「情報」を得ただけ。活かせるかは怪しいでしょう。
また、あとからノートを見たときに、
- 見聞きした情報
- 自分の考え
私は以前、著者・奥野さんの本を読んで以来、マインドマップにも自分の考え・感想に「☆」をつけるようになりました。

2. 「略記」を活用する
メモするのに手間がかかるとやる気がなくなります。時間ももったいない。
そこで、「略記」を活用するとよいでしょう。
私の場合はなぜか「情報」という言葉をメモすることが多くあるのですが、漢字で書くのが面倒。
そこで、いつも「info」と書くようにしています。
著者オススメの以下の方法も便利。
「名古屋」出張の多い方は「NGY」と書くなど、よく使う言葉についてルールを決めておくと良いでしょう。速記にはいろいろなやり方がありますが、もっともシンプルで応用のきく略記法をここで紹介しておきましょう。名付けて「ローマ字母音抜き法」です。
「ドラゴンクエスト」を「DQ」と書いたり、慶應義塾大学とメモしたいときに「KO大」と書いたりするのと同じようなものです。P.86
3. フセンを同じ高さにつけてインデックスにする
アナログ情報のデメリットとして、必要な情報をすぐ探せない、ということがあります。ノートの小口(横)の同じ高さの場所に同色のフィルム付箋や折り曲げたマスキングテープを貼って、同一テーマでのメモがあることを示しておくようにします。
これでノートがかなり整理されます。同じノートの中に複数のテーマのメモが混ざっていても、関係のないページを飛ばして、それぞれのテーマごとにまとめて情報を見ていくことができます。P.192
しかし、これでだいぶ探しやすくなります。
もちろん、色を変えるとなお良し。

やってみてわかったのですが、
- 「フィルム付箋」なら透明だから下に書いた文字が見える
- 「マスキングテープ」なら、隅っこにちょこっと貼り付けてもはがれにくい


他にも本書には、目的の情報を探しやすくするテクニックがいくつか書かれていましたよ!
私の場合は、マインドマップでメモすること自体が、アナログデータ検索法になっています。
4. 日付は6桁で記入する
私はモレスキンにマインドマップでメモをしますが、この日付6桁ルールを採用しています。三つのルールのうち、第二のルールは「時系列」。
(中略)
一つ守ってほしいのは「日付を入れる」ということです。
たとえば、ノートに何か書いたり貼ったりするときは、必ず年月日を示す「六桁ラベル」を入れておきます。
西暦(下二桁)+月(二桁)+日(二桁)
合計で、六桁です。P.69
パッと見れば、6桁でもじゅうぶん分かりますからね。

パソコンのファイルやフォルダの名前にも6桁を使うことが多いです。
まとめ
本書には「マインドマップ」については書かれていません。念のため。本来、本書で著者が一番言いたいことはタイトル通り「情報は1冊のノートにまとめなさい」ということ。
本書にある実際のノートの写真を見ると、「情報」というのはメモに限りません。チラシやレシートをノートに貼り付けるのも楽しそうです。
今回リニューアルされた「完全版」では、情報の一元化のメリットやそのコツを中心に、まとめた情報の整理、活用(新しい情報をつくる)ところにまで話が発展しています。
この「活用」が大事で、そもそもその目的がなければ情報をノートにまとめる意味が薄いわけです。
「情報活用」「新技術」を重視して全面改訂したようですから、旧版を読んだ方も書店で手にとってみることをオススメします。
ノートの一元化をしない場合も、一部のノウハウをマネするだけでも価値があるでしょう。
旧版 | 完全版 | |
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発売 | 2008/3/12 | 2013/11/29 |
価格 | ¥ 1,365 | ¥ 1,470 |
Kindle版 | なし | あり |
ページ数 | 232ページ | 280ページ |
特徴 | ・ノート本の元祖 ・ | ・「書き方」「貼り方」「探し方」の新技術を大幅増補 ・情報を成果物へとつなげる「知的生産術」まで解説 |
個人的には、この「完全版」を読んでみて、
とあらためて気づくことになりました。「あぁ、私は本『情報は1冊のノートにまとめなさい』(旧版)にこんな影響を受けていたのか!」
また、モレスキン(手帳)には以前から数字6桁で日付を書いているのに(上記4の画像)、なぜかニーモシネ(A4)にはそのルールを採用していないことにも気づきました(下の画像)。
今日からは、数字2文字とドット2つ、書く手間が省けそうです!

…こちらの本も「完全版」が出てました(笑)。いま読んでるところです。
あなたはどう思いますか?
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管理人コウスケのひとこと
チキンのトマト煮込み、美味しかった! http://t.co/BZKXXkYLtZ #miil
— コウスケ@Ko's Style (@kosstyle) 2013, 12月 7
- [2013/12/12 12:36]
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