【チェック】部下に好かれて結果を出すリーダーの5つの心得 〜本『99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ 』

こんなふうに考えているリーダーは、どのくらいいるでしょうか。誤解してはならないのが、リーダーとはあくまでもチームや組織で仕事をする上の「役割」であり、特別、リーダーが偉いわけでも、価値が高いわけでもないということです。
P.1
会社の役職が上だからといって偉そうに部下を見下している人の顔、浮かびませんか?
本『99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ 』の著者は、リーダーにカリスマ性も才能も要らないといいます。
今日は本書から、部下に好かれて結果を出すリーダーの5つの心得を紹介します。
1. 「指示・命令」ではなく「期待・依頼」
「サーヴァント・リーダーシップ」という言葉があります。「指示・命令」ではなく「期待・依頼」にもとづくもの、つまり、上から目線で知ったかぶりをするのではなく、教えを請うべきだということです。
(中略)
いかに自分より優れた人に働きやすい環境を提供するかが、リーダーのシゴトであるとすらいえるのです。P.21
言葉通り、チームに奉仕するリーダーシップということです。
本『奉仕するリーダーが成果を上げる! サーバント・リーダーシップ実践講座 』には、
ということが書かれています。傲慢な『メンバーをうまく「使い」たい』と考えるのに対し、サーヴァント・リーダーは『ミッションやビジョンの実現を推進してくれるメンバーに「奉仕」したい』と考えるという違いがある
2. 手がらはメンバーのもの、失敗はリーダーの責任
自動車工場の製造ラインへいくと、現場でミスがあってもリーダーは怒りません。長くチームで仕事をすると、うまくいくこともあればそうでないこともあります。そんな中で「手がらはメンバーのもの、失敗はリーダーの責任」をつらぬいた上で評価を考えるリーダーに人はついていきますし、メンバーも成長します。
P.56
リーダーは淡々と、ミスが起こらない仕組みを作るのです。
3. 感情をコントロールする
宅配寿司チェーンの「銀のさら」江見社長の教えが、とても勉強になります。リーダーのスキルにおいて、感情のコントロールは最大のテーマの一つです。
たとえトラブルのときでも、人前で声を荒らげることによるメリットは何もありません。イライラした雰囲気を表面に表すことも避けなければなりません。
リーダーが感情をあらわにすると、まず、周りにいる人は萎縮したり、あなたの顔色ばかりうかがいはじめます。そして時間がたつと反感を覚えるようになります。P.74
4. 安心と興奮を同時に与える

チームのメンバーがモチベーション高く仕事できる雰囲気を作るのは、とても大切ですね。いまや、若い社会人の間で、チームワークやリーダーシップの教科書にもなっているコミック『宇宙兄弟』。主人公の有名な台詞に「理想のリーダーは、安心と 興奮を同時にくれる」というものがあります。名言だと思います。確かに不安をもつメンバーは、パフォーマンスなど上げられませんし、モチベーションなどもてません。
P.124
以下では、「上位概念を理解させる」という話を紹介しました。
あなたは、どんなことを意識していますか?
5. 上機嫌でいる
あの笑福亭鶴瓶さんも、いつでも上機嫌な顔を見せて、人が「近寄りやすい」ようにちゃんと努力しているそうです。トップの優秀なリーダーを見ていると、100%間違いなく上機嫌な人ばかりであることに気がつきます。常に機嫌が悪そうな人は、年功で上に上がることはあっても、リーダーとして認められることはありません。人はネガティブな反応しかしない人についていきたいと思いませんし、話しかけたいとすら思わないからです。
上機嫌なリーダーには、自然に人や情報が集まります。
そしてリーダーの姿勢は、チームに伝染するものです。P.174
まとめ
本書には、リーダーとして必要なコツが、分かりやすくまとめられています。これからリーダーになる方はもちろん、すでにリーダーである方も「言われてみればそうなんだけど、できていない…」という内容がありそうです。CHAPTER1 メンバー選びのコツ
CHAPTER2 仕事の依頼のコツ
CHAPTER3 メンバー評価のコツ
CHAPTER4 トラブル対処のコツ
CHAPTER5 チームを前進させるコツ
CHAPTER6 モチベーションを高めるコツ
CHAPTER7 人を育てるコツ
CHAPTER8 自分を整えるコツ
ところで、著者の以前の本『99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ 』に、忘れられない言葉があります。
「失敗はリーダーの責任」ということですね。『あいつ使えない』という表現は、『あの人は役に立たない』という意味ではなく『私にはあの人を使う能力がない』という意味だ。
P.156
リーダーシップといえば、近々この講演会に参加予定です。
このイベントで講演される浅井浩一氏(本『はじめてリーダーになる君へ 』著)はこう言っています。
あなたはリーダーとして、下に立って理解しようとしていますか?「理解する」=understand
under(下に)
stand(立つ)
上から目線で「指示・命令」していませんか?
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管理人コウスケのひとこと
[MM読了] 修業論 (光文社新書) http://t.co/YdW7vHWevm 「物を知らないから無知であるのではない。いくら物知りでも、今自分が用いている情報処理システムを変えたくないと思っている人間は、進んで無知になる。自分の知的枠組みの組み替えを要求するよう…
— コウスケ@Ko's Style (@kosstyle) October 16, 2013
- [2013/10/24 07:47]
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