【チェック】あなたの話し方が堅苦しい4つの理由

良かれと思って丁寧に話したはずが、人間的魅力が不足している印象を与えてしまうとしたら。話し方の印象は、言葉づかい、話の内容、組み立て、見た目などいくつもの要素が絡み合ってつくられます。とりわけ「言葉づかいのカタさ」は人間的魅力が不足した堅苦しさとして印象に残ります。
P.3
ガッカリですね。
- プレゼン
- 面接
- 営業トーク
- 大勢の飲み会
本『その堅苦しい話し方は、行きすぎです! ~エグゼクティブが実践している「話す技法」~』は、NHKキャスター歴17年、正統派スピーチ・コンサルタントの矢野 香さんによる話し方本。
今日は本書から、あなたの話し方が堅苦しい4つの理由を紹介します。
1. 常套句を盛り込み過ぎ

たとえば、結婚式のスピーチなどでありがちな話をされるとうんざりですね(笑)。人前で話すとき、この常套句の使い方には注意が必要です。常套句を盛り込みすぎると、話自体が無難で四角四面、紋切型の内容に聞こえてしまうからです。
紋切型とは、紋を切り抜くための型のことで、転じて「決まり切った型式」を指すようになりました。紋切型の表現ではカタすぎて、話し手の心や思いが伝わりません。P.89
自分の言葉でなければ、心が感じられません。
あるいは謝罪のときに
などという紋切型の内容では、誠意が感じられませんね。「誠に遺憾です」
P.89
2. 書き言葉のまま話している

漢語とは「漢字の熟語」のことです。漢語を使うと、きちんとした話し方になると勘違いしていらっしゃる方がいますが、漢語は使う場所を選ばないと、逆に慇懃無礼な印象を与えるので注意が必要です。
P.61
漢語を使い過ぎるとビジネス文書、メールなどに使う「書き言葉」になってしまうのです。
P.62
たとえば、これ。
こんなふうに話したとしたら、申し訳ない気持ちからか堅くなりすぎですね。「本日はご多忙のなか、ご足労いただきありがとうございます。過日、ご提案をいただいておりました件について、拝受いたしました資料を拝見させていただきましたが、本件につきましては白紙撤回とさせていただきたく、何卒事情をお汲み取りの上、ご高承をいただきたくお願い申し上げます」
P.62
では、どうしたら良いか。
これで充分伝わりますね。「本日はお忙しいなか、わざわざお越しいただきありがとうございます。かねてよりご提案をいただいておりました件について、いただきました資料を見せてい ただきましたが、この件につきましては、一度取りやめて考え直すことにいたしました。ご理解いただきたくお願いいたします」
P.62
漢語以外でも、「書き言葉」のまま話しているとぎこちなく、堅苦しい感じがします。
プレゼンなどで「〜なのです」とか、いかにも準備していた文章を記憶して話している感じがして、堅いと感じます。
3. 敬語だらけ

こんな本もありますが、しかしあまり過剰に敬語を使うと、堅すぎますね。
しかも、まわりくどい、面倒な表現だと感じるでしょう。
本書『その堅苦しい話し方は、行きすぎです!』には、言葉の前につける「お」を最小限に抑えたほうが良いとアドヴァイスがあります。
まずはそこから気をつけましょう。
4.無表情

TVで見る謝罪会見で企業のトップが無表情なんてこと、よくありますね。うれしい話は喜んだ顔で、憤りを訴えるときは怒った顔で、残念な報告は悲しい顔で話すのです。話の内容と表情が一致していることが大事です。そんな当たり前のこと、と思うかもしれません。
しかし、人前で話しているときのあなたの顔は変化しているでしょうか。
無表情になっていませんか。P.167
「反省してないだろ!」「他人事と思ってるだろ!」なんてツッコミたくなります。
しかし自分はというと、自分が話している表情をあまり見ることはありませんから、特に気をつける必要があるでしょう。
たとえば「笑顔」なら、本人が思っているより大袈裟にするくらいがちょうどよい、なんて聞いたこともあります。
まとめ
本書には他にも、どういう点に気をつけるべきか・どう話せばよいかなど書かれています。しかし結局のところ、実践を重ねるしかありませんね。
私はというと、上司には堅苦しくなってしまい、勉強会などのプレゼンでは軽すぎる傾向があるようです。
同じ著者のこの本を再読して気をつけねば。
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— コウスケ@Ko's Style (@kosstyle) October 2, 2013
- [2013/10/03 06:00]
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