元スターバックスCEOが教える!「自分ブランド」をつくるために大切な4つの心得

「自分ブランド」があると、仕事がうまくいきます。
人は、信用できる人・有名な人に、ものを頼みたいのです。
本『ブランド 元スターバックスCEOが教える「自分ブランド」を築く48の心得 』は、日本のスターバックスのブランディングを見事に成功させた元CEOである著者が、個人の「ブランド」を築くための心得を教えてくれる本。
今日は本書から、「自分ブランド」をつくるために大切な4つの心得を紹介します。
1. ブランドはミッションと表裏一体
自分ブランドを築きあげよう!と考える前に、まずミッションが必要なのです。ミッションとブランドは表裏、まさに「一対で事を成す」のです。ミッションを達成しようと努力し、それを発信していくことで人々に伝わり、ブランドとして認知されていく。
その人や企業が掲げているミッションと、人々が認知しているブランドが一致していないとすれば、ミッションを達成できていないのではないか、と反省しなくてはなりません。
(中略)
何のために働いているのか、何のために生きているのか、その志をもつ人だけが、人を惹きつける一流のブランド人になりえるのです。P.24
ブランドとミッションの関係について、詳しくは本書『ブランド 元スターバックスCEOが教える「自分ブランド」を築く48の心得』を読むと良く分かります。
特に、有名な「ジョハリの窓」にブランドとミッションを当てはめて解釈する内容は、とても分かりやすいですよ。
またミッションについては、前作を読むとより良く理解できます。
2. セルフブランディングよりも、滲み出てくるブランド
「見せ方」も重要だとは思います。セルフ・ブランディングの議論は、得てして「どう見せるか」「どう見られると自分が得をするか」に終始していて、ただのテクニックになってしまっているからです。
「世のため、人のために何かをしたい」という、人間として本来もつべきミッションがあり、それを実現するために具体的な行動をすることで、外見にその志が滲み出して現れてくるものが、私の考える「ブランド」です。ただ外見だけを整えても意味がありません。問題はどう見せるかではなく、”結果として滲み出てくるもの”なのです。P.48
しかしそれだけでつくった「つもり」のブランドのメッキは、すぐ剥がれてしまうでしょう。
本『「話し方」ひとつで、人生はでっかく変わる! 』で著者の中村文昭さんは、「自己プロデュースとは人間力の磨き方だ」と言っています。
これもやはり、自分ブランドは「見せ方」ではなく内側から出てくるもの、ということですね。
3. どんな言葉で「タグ付け」されているか考える
自分らしさ・他の人にはない自分の強みを見つけたり、作ることは大切ですね。社内で自分をブランド化するには、海外でMBAなどの資格をとらないとダメなのかというと、もちろんそんなことはありません。
(中略)
岩田松雄が「日産の岩田さん」でいる限り、周囲からは「日産の鈴木さん」や「日産の佐藤さん」にいつでもチェンジ可能だと思われてしまいます。しかし、次のような人ならどうでしょう?
「総務の生き字引の田中さん」
「いつも一緒に仕事をすると幸せな気分になれる高橋さん」
「困っているときにかならず手を差し伸べてくれる伊藤さん」
「取引先から絶大な信頼を得ている黒川さん」
こうなることができれば、すでにブランド化されている証拠です。P.161
自分は周りからどうタグ付けされているのか、まずは考えてみましょう。
もし何もない、というのなら、本書にある方法で自分の強みについて考えてみましょう。
4. フィードバックをありがたく受け取める
両親や上司、友人などからのフィードバックはもちろん、ブログへのネガティブなコメントも、素直に受け止めればとても役に立ちます。大切なことは、「自分のイメージは、他人に聞くより他にない」ことをしっかり意識することです。そして、ネガティブなフィードバックをきちっと指摘してくれる人ほどありがたいことを知っておくべきです。
(中略)
絶対にしてはいけないのは、言われた内容について反射的に文句をつけ、言い訳をすることです。P.204
たとえば手帳のペンホルダーを紹介した記事で、「ペンがダサい」との指摘を受け、理想のペンを知ることができ、思い切って購入しました。
また、2011年に読んだ本150冊の中で最も影響を受けた10冊という記事に対して「自己啓発書ばかり」という指摘を受け、こんな方法を編み出しました。
いずれも、ネガティブなフィードバックに腹をたてるのではなく、素直に受け止めることで、自分の世界を広げることができました。
ブランドは、他人が認めて初めて成り立つもの。
他人からのフィードバックを謙虚に受け止めることは、本人が気づかない周りから見たイメージを知るチャンスです。
もちろん、何でも周りの言うことを聞いて媚びるというのではなく、活かすものは活かす、というスタンスで良いのではないでしょうか。
まとめ
実は、このように書いている著者自身も、現在「自分ブランド」構築中です。現在のウリである「元スターバックスCEO」から「リーダーシップ教育者」へ、自分ブランドを変えようとしているわけです。今では、リーダーシップ教育者として本や講演によってそれを広めようとしている。ただし、「リーダーシップ教育者」としてのブランドはまだ確立しておらず、「元スターバックスCEO」から脱皮できていません。
P.86
「元スターバックスCEO」というのは、はたして自分ブランドなのか。
そう思ったのですが、実際「元スターバックスCEO」はそうそう居るものじゃありませんから、周囲からはブランドとして認められていますね。
「元スターバックス社員」とは価値がまったく違うわけです。
実際、著者である岩田さんの本はよく売れているし、私が岩田さんを知ったのもやはり「元スターバックスCEO」に興味を持ったからです。
そしていつまでもそのタグにしがみつくつもりはないというのが分かります。
本書には、こうあります。
自分の価値、個性に気づきたい、あるいはこれから作りたいという方はぜひ、前作『ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由』と合わせて読んでみてください。あなたが、どうすれば人々を惹きつける一流の人になれるのかを「48の心得」を紹介しながら考えていきます。それは「あなたの価値とは何か?」を見つける旅でもあります。
自分には、価値がない……。
自分には、個性がない……。
自分には、誇れるものがない……。
そんな思いのある人は、ぜひ読み進めてください。そうでないことに、かならず気づくはずです。P.31
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管理人コウスケのひとこと
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— コウスケ@Ko's Style (@kosstyle) September 28, 2013
- [2013/10/02 08:00]
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