アップルもディズニーもソニーも!未来をつくった3つの「言葉」とその特徴

スティーブ・ジョブズの名言を聞いたことのある方は多いでしょう。新しい時代、新しい組織、新しい商品。熱狂的な「ストーリー」の始まりは、いつだって魅力的な一行でした。スティーブ・ジョブズも、ココ・シャネルも、ビル・ゲイツも、井深大氏も、みんな「未来を語る言葉」を持っていたのです。
P.003
ジョブズは「言葉」によって人の心を動かしただけではなく、未来をつくったのです。
本『未来は言葉でつくられる 突破する1行の戦略 』には、そんな「未来をつくった言葉」がいくつも紹介されています。
「言葉」が重要だったということが、本書を読むととても良く分かります。
今日は本書から、『未来は言葉でつくられる』というのがよく分かる3つの言葉とその特徴を紹介します。
「ポケットに入るラジオをつくれ」
できるかどうかをまず考えていたら、こういう発想はできません。かつて、ラジオは「家具」でした。今では考えられないくらいにラジオのサイズは大きく、冷蔵庫や洗濯機の仲間のように捉えられていたのです。(中略)
そんな時代に、ソニー創業者の井深大氏は「ポケットに入るラジオをつくれ」と言い出します。ラジオをポケットに入れるなんて、世界で誰も言ったことのない言葉でした。P.001
自分のアイデアを否定せず、実現に向けて動くところが、ビジョナリーな人とそうでない人の違いですね。
アルバイトではなくキャスト、園内はオンステージ
こういう考え方は私たちでも意外とカンタンに取り入れられますね。ディズニーランドでは、スタッフのことを、アルバイトともホストとも呼びません。彼らは代わりに「キャスト」と呼ばれています。その言葉には、訪れるゲストをもてなすだけでなく、楽しませて魅了する「役者」であれ、というメッセージが込められています。
また、キャストという言葉に合わせて、園内でゲストが楽しむ領域は、「オンステージ」、また、ゲストからは見えない裏側は「バックステージ」と名付けられています。P.027
職場などでも、給料にかかわるような役職でなくても、なにか役割を与えられると、モチベーションがまったく違ったりします。
「宴会部長」と呼ばれると、喜んで盛り上げ役を買って出る人もいますし(笑)。
「1000曲をポケットに」

iPodのスクロールホイールは、1000曲を歩きながらストレスなく操作することを想像して開発されました。デジタル・オーディオプレイヤーを初めて開発したのは、アップルではありません。しかし、デジタル音声ファイルを使って音楽業界を変えたのは間違いなく、iPodを開発したアップルだと言えるでしょう。
(中略)
「5GBのMP3プレイヤー」は単なるスペック情報ですが、「1000曲をポケットに」とはプロダクトの体験について語った言葉です。前者の言葉にはユーザーが入っていませんが、後者の言葉には未来のユーザーの姿が含まれています。P.149
「5GBのMP3プレイヤーをつくれ」という指示だけだったら、そういう発想はできなかったかもしれませんね。
機能ではなく、それが実現したときの体験をイメージして開発されたのがよくわかります。
「1000曲をポケットに」は、開発側にも、ユーザー側にも魅力的な言葉ですね。
機能するビジョナリーワードの条件
先に紹介した3つの言葉は、短くても言っていることは非常に明確。(1) 解像度が高いのです。(1) 解像度
(2) 目的地までの距離
(3) 風景の魅力P.172
何を言っているか分からないような言葉では、人を動かすことはできないでしょう。
(2) 目的地までの距離は、どれも遠く感じられたかもしれませんが、まったく不可能というわけでもなかったのでしょう。
逆に近すぎてもワクワクしません。
そして、(3) 風景の魅力。ビジョナリーワード通りの世界が実現することを想像すると、ワクワクしたでしょう。
それが人を動かす原動力になるのですね。
まとめ
本書を読むと、言葉が未来をつくるというのがよく分かります。新しいことを始めるなら、新しい世界をつくるなら、魅力的な言葉をつくる必要があるのです。
では、どうすればそのようなビジョナリーワードをつくることができるのか。
それは本書に書かれているので、ぜひ読んでみてください。
スティーブ・ジョブズのように世界を大きく変えるような大げさなことでなくても、あなたの言葉はあなたの世界を変えるのです。
見たこともない風景には言葉が真っ先にたどり着く
P.005
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管理人コウスケのひとこと
尊敬する先輩がランチに誘ってくれました。 久々に会えて嬉しかった! それにしても意外な話になってビックリ。 考えるだけじゃなく、行動する人はやっぱり強い。私も色々仕掛けよう。 なんてことを、スタバをハシゴして考えてます(笑) pic.twitter.com/c9JKqmo1Cq
— コウスケ@Ko's Style (@kosstyle) July 27, 2013
- [2013/07/30 22:33]
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