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社会人なら知っておきたい!問題解決する前に考えるべき5つのこと 〜本『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』  はてなブックマーク - 社会人なら知っておきたい!問題解決する前に考えるべき5つのこと 〜本『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』

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問題解決をすることも大事。ですが、それ以上に「真の問題はなにか」という問題把握力も大事だということを覚えておいてください。

P.51
あなたは、問題に直面したとき、すぐそれを解決しようとしていませんか?

今日は、本『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書 』から、問題解決する前に考えるべき5つのことを紹介します。




1. 「そもそも、何がしたかったのか」と考える

何か問題に遭遇したとき、私たちはつい、どうしても「目の前の問題」を早く解決しようとして現象そのものに目を向けがちです。
けれども、そこからちょっと視点を上のほうに引き上げて「現象という枠」から離れてみることで、その場では見えなかった「真の問題」が見えてくることがあるのです。

P.49
著者がマッキンゼー卒業後、コンサルティングの仕事で製造現場に入ったときのこと。

「従業員が転びやすい階段」が問題になっていたそうです。

「転倒注意!」と表示したり、滑り止めのテープを貼ったり対策をしたのですが、転倒事故が減りません。

そこで著者は「そもそも、何がしたかったのか」というところから考えましょうという投げかけをしたそうです。


これにより、「どうしたら転ばないか?」から「どうしたら安全に物を運べるか?」に問いを変えました

結果、作業動線そのものを変え、問題の階段を通らなくても良いように改善したそうです。


「そもそも、何がしたかったのか」と考えることで、真の問題が見えた例ですね。


2. 「なぜその事象が起こったのか?どうあれば起きないのか?」と考える

本来の「問題解決」とは、起こった事象に対処することではなく、「なぜ、その事象が起こったのか?本当は、どうあればその事象が起きないのか?」という問題の本質まで掘り下げて解決することです。つまり、「そもそも本当の問題は何か?」と、真の問題を明らかにすること。そして、その真の問題を解決する具体策である”打ち手”を明確にして実行することが「問題解決」なのです。

P.55
仕事のミスが起きたとき、起こった事象に対処することも必要。

しかし、それだけでは「問題解決」にならないわけです。

ミスが起きたらどうするか、ではなく、ミスが起きないためにどうするか。

そこを解決して初めて「問題解決」なのです。


3. 今の状況や制約条件にとらわれすぎない

真の問題解決をしようとするときには、今見えている状況や制約条件にとらわれすぎないことも大切です。
なぜなら、真の問題解決をするということは、本来あるべき姿、ありたい姿を達成するために行うことだからです。つまり、ゴールイメージである目標と現状のギャップを埋めることなのです。
(中略)
問題解決をするときには現状から発想をするのではなく、あるべき姿、ありたい姿という高い視点から発想すべきです。

P.72
「車を買うお金がない」という問題がある場合。

「週末にドライブするには?」という「ありたい姿」から発想すれば、「車を購入せず、週末だけレンタカーを借りる」という方法で解決できるかもしれません。


4. ビッグ・ピクチャー(大きな絵)で見る

自動車の販売台数が低下しているというニュースを見聞きします。
「そうか、やっぱりエコの時代だしガソリン代も高いから自動車離れが進んでいるのだな」
そんなふうに考えてしまうかもしれません。けれども、自動車市場全体を見渡してみると、自動車離れの中でも販売台数を増やしているカテゴリーもあるのです。
ハイブリッド車はもちろんですが、プチバンと呼ばれるコンパクトなのに背が高くスライドドアで室内が広いタイプの車種やアクティブシニアに人気のスポーツタイプの車種は、以外に売れています。
(中略)
物事はビッグピクチャー(大きな絵)で見ろ、視点を高くしてブロードビュー(広い視野)を持てということもマッキンゼーでは厳しく言われたものです。

P.148
問題に直面したとき、どうしても視野が狭くなりがち。

そしてそのことに気づかないことが問題です。

いつも「ビッグ・ピクチャー」を意識しましょう。


5. 重要度の低いことは深く掘り下げない

ロジックツリーで問題を分析していくと、いろいろな要因に枝分かれしていきますが、その中には検討してもあまり意味がないことも出てきます。
逆に言えば、ロジックツリーで分解することで、問題構造の全体を俯瞰して重要度の大小を見ることができるので、
思いつきで重要度の低いものに時間を書けてしまうことを避けることもできるというわけです。

P.64
目の前の問題をその都度すべて順番に解決していこうなどと考えると、ムダなことに時間をかけてしまいがちです。

ミーティング中、考えてみてください。

「これって、いま話し合うべき問題?」と。


まとめ

本『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書 』には、以下の内容があります。

第1講義 マッキンゼー流 プロフェッショナルの流儀
第2講義 マッキンゼー流 問題解決の基本プロセス
特別講義 マッキンゼー流 フレームワーク入門キット
第3講義 マッキンゼー流 情報の取扱い力
第4講義 マッキンゼー流 問題解決力を高める思考術
第5講義 マッキンゼー流 自分力の高め方
第6講義 マッキンゼー流 プロジェクトで結果を出す力
第7講義 マッキンゼー流 プレゼンの技術


ただ、何度も繰り返し書かれているのは、「真の問題」を設定することの大切さ。

仕事の場面でも、ある「問い」が投げられかけたときに、そのまま無条件に考え始めるのではなく、その問いが本物であるかどうかを見極める習慣をつけてみてください。

P.146
それはいま解くべき問題なのか・それは本当の問題なのか。

いきなり問題を解決しようとせず、まず考えたいですね。


以下の関連リンク先を合わせて読んでいただくと、より「問題解決力」が高まると思います。

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