【秋元康の発想術】「第1位、指原莉乃」が教えてくれること

先日のAKB48「32ndシングル選抜総選挙」で指原莉乃さんが一位を獲得し、話題となりましたね。
これについて、AKBプロデューサーの秋元康さんがこう語っています。
「まさか指原が一位とは。どうしようかなと思いましたね」と困惑しつつも、秋元氏はどこか嬉しそうだ。
「僕が予想できなかったということは、予定調和を壊しているということ。この結果はファンのみなさんにとっても面白いでしょう。
雑誌『THE 21 2013年 08月号』の特集は「考える技術」。
巻頭インタビューの秋元康さんのインタビューだけでも「買い」かも?
っと言いつつ、その美味しい部分の一部を紹介しちゃいます!
1. 予定調和を壊すとは、奇をてらうことではなく制限を作らないこと
「他人と(よその会社と)まったく違う、新しいことをしよう!」などといって、奇をてらったことをしようとしてしまいがちですね。予定調和を壊す。これは、秋元氏が著書やインタビューで繰り返し語ってきた「発想の基本」である。だが、その意味はやや誤解されているようだ。
「予定調和を壊すというのは、『予定調和とは何か』を考えて、その反対を行くことではない。奇をてらうのではなく、『制限を作らない』ことなんです。
何かをやろうとするとき、これはダメ、あれはダメといった制限を取り払って考える。すると、結果的に予定調和を壊した発想が出てきます。
それも悪くないとは思いますが、考え方として「制限を作らない」のほうが分かりやすい気がします。
自分のアイデアや他人の意見に「そりゃムリでしょ」「それはくだらない」と思ったときに、それを飲み込めば良いだけです。
2. メモを取らず、記憶を選別する
これはかなり「人による」部分だと思います。メモは取らない。おそらく、メモを取らないことによって記憶を選別し、淘汰しているのだと思います。
この言葉は面白いな、この現象は珍しいとメモを取っていくと、それに縛られてしまう。そうではなく、膨大な情報を浴びて、その中で自然に残るものが、発想の種になると思うんです。
秋元さんの言われることは分からんではないですが、私の場合はメモしないと本当にほとんど忘れてしまいます(笑)。
メモしたそのアイデア自体はたいしたことがなくても、そこから連想して新たなアイデアが浮かぶことはよくあります。
3. 人は「他人に話したくなること」が好き
これはブログを書いている方なら似たことがありそうです。鈴木おさむ君との共著『天職』(朝日新書)でも書きましたが、放送作家はみんな「人に話したくなること」が大好きなんです。映画を観ていても「あの映画のここがね」と話せることを探している。
(中略)
八百屋さんに行っても万能ネギを見て『ネギはもともと万能な食材なのに、なぜわざわざ”万能”とつけるんだろう?面白いな』と人に話せることを探してしまう。それが発想の素になっているわけです。
日常的に「他人に話したくなるような面白いこと」を探している。
それがブログネタになったり、他人とのコミュニケーションに役立ったり。
あなたの昨日は、どんな一日でしたか?アドバイスができるとすれば、『スルーするな』ということ。
(中略)
自分にとって「これは面白い』ということがどれくらいあるかが重要なんです。
実は、これは発想だけではなくて『幸せ』とも関係のあることかもしれません。『今日はどんな一日だった?』と聞かれて、『フツーの一日だった』という人はクリエイティブには向いていないし、あまり幸せにもなれない気がします。
4. 今あるもので料理できる人は幸せになれる人
Three good thingsをすると、いまある幸せに気づくことができるようになります。「たとえば、冷蔵庫を開けて、そこにある残り物を見て、どんな料理を作れるかを考えられる人は、きっと幸せになれると思います。でも、『これじゃすき焼きは作れない』『チーズフォンデュができない』と考える人は、幸せから遠ざかってしまう。だって、世界一大きな冷蔵庫にたくさんの食材を集めたって、きっと作れない料理が出てきてしまいますから。『いまあるものでどうやったら楽しく生きられるか』を考えられる人が、実は発想が豊かで、同時に幸福な人なのだと思います。
まとめ
正直、秋元さんの本をあれこれ読んでいる方なら聞いたことのあるような内容も多いのですが、それでもやっぱり面白い。秋元康さんといえば、こちらの本も安いのにかなり面白い。オススメです。
ぜひ読んでみてください。
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管理人コウスケのひとこと
セミが大嫌いです。ゴキと同じレベル。 できることなら一度も見ずに、一度も羽の音や鳴き声を聞かずに夏を終えたい。。。
— コウスケ@Ko's Style (@kosstyle) July 18, 2013
- [2013/07/26 05:11]
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