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マッキンゼーから芸人に転職した女性に学ぶ!本当にやりたいことをやれるようになる5つの方法 〜本『私がマッキンゼーを辞めた理由 ―自分の人生を切り拓く決断力』  はてなブックマーク - マッキンゼーから芸人に転職した女性に学ぶ!本当にやりたいことをやれるようになる5つの方法 〜本『私がマッキンゼーを辞めた理由 ―自分の人生を切り拓く決断力』

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音楽CDのショップ店員からSEに転職したときの私も、「なんで?」とよく聞かれたものですが、マッキンゼーを辞めてお笑い芸人になったこの方のギャップは、ものすごいですね(笑)。

2013/7/10発売の本『私がマッキンゼーを辞めた理由 ―自分の人生を切り拓く決断力』は、マッキンゼーの仕事の仕方や、著者がどのように考えてマッキンゼーからお笑い芸人へ転職したのかなどが書かれている本。

とても興味深い内容です。


今日は本書から、本当にやりたいことをやれるようになる5つの方法をまとめてみました。




1. 常にバリューを出す

(マッキンゼーで)日常的に最も多く飛び交っていたワードは「バリュー」だった気がします。
それくらい、マッキンゼーでは「バリュー」にこだわるし、いつでも「バリューを出せているか」と自分に問うことが求められます。どんなアウトプットもバリューが伴っていないと意味がありません。また、ミーティングにあたっては、新入社員を含めてその場の全員が発言しチームに貢献するのが当たり前で、「あるメンバーがいてもいなくても何も変わらないミーティング」というのはあってはなりません。

P.039
お笑い芸人でも、「笑い」というバリューを生み出すことができれば、新人だろうがベテランだろうが関係ありません。

たとえばあのキンタロー。さんは、デビューから1年弱での大ブレイクですね。

http://ameblo.jp/kintalotanaka/


では、あなたはどうでしょうか。

新人だから何もできなくて当たり前、なんて思っていませんか?

異動や転職してきたばかりだからと、ただ教わるだけになっていませんか?

ベテランなのに、バリューを生み出さない時間を過ごしていませんか?


2. スタンスを取る

マッキンゼーの仕事が、いつも仮説を念頭に進められるというのはお話したとおりです。その際「スタンスを取る」ことが求められます。「ポジションを取る」 とも言われていましたが、主張を強くはっきりさせる、ということです。その仮説を持っている間は、「たぶんこうです」「どちらでもあまり変わりません」ではダメで「こうするべきです」と、反証されない限りは強く自分の意見を持ち続けるべきなのです。そうすることで賛否両論の意見が出やすくなり、一気に議論 が加速するからです。

P.041
先日こんなことがあり、驚きました。
自分のことも決められないお客さんに、店員さんは困っていましたよ(笑)。


仕事でも、「AとBがあるんですが、どっちがいいですか?」と言う人はすぐ「デキない人」だとわかります。

自分の考えがない、人に頼るだけの人間だというのが透けて見えるからです。


上司にアドヴァイスを求めるなら、「AとBのうち、私はAだと思いますが、それでよろしいでしょうか?」と聞くほうが、上司も反応しやすいですね。


3.  PMAで考える

PMA(Possitive Mental Attitude)とは、肯定的な心の持ち方ということですね。

何か無理難題が降りかかってきても、できない理由を並べるのではなく、まずは「できる」ありきで考え、そのためにはあと何が必要かかんがえる、という前のめりのスタンスなのです。
(中略)
プレッシャーにいちいち反応していたらきりがないということがあります。決められた時間内で圧倒的なアウトプットを求められることのプレッシャー、いつも評価されていることのプレッシャー……コンサルタントは常にたくさんのプレッシャーを抱えながら働いています。
(中略)
でも、一晩寝たらけろっと忘れる。それくらいでないと、まさしく心臓がいくつあっても足りず、コンサルタントを続けることはとてもできません。

P.051
昔こんな歌に勇気づけられましたが、心の持ち方次第で見える世界はまったく変わります

たとえば、お笑い芸人ダウンタウンのお二人が若いころに「どうせ俺らにはムリ…」などと思っていたら、今の姿はなかったでしょう。


よく言われることですが、ポジティブに考えるためには「言葉」が重要

マッキンゼーもやはりそういう考えがあるようです。

マッキンゼーではネガティブな表現はできるだけ使わないようにします。たとえば、「デメリット」「短所」「欠点」ではなく「チャレンジ」「克服すべき課題」「成長すべき点」などといった具合です。「できる」を前提にして、残りの課題は乗り越えられるチャレンジだという未来志向でものを考えるのです。

P.050
あなたは前者の言葉を使っていませんか?


4. 違ったら仮説を書き換えればいいだけのこと

いざ実際に行動してみて「予想通りにならなかった」「思っていたのと違った」ということはよくあることです。他人から見たら「失敗」と映るかもしれません。そんなときは、
「やってみたけど、ダメだった。やめる」
と言うのではなく、マッキンゼー風に、
「検証したけど、仮説がズレていた。修正する」
とキリッと言ってみましょう。なんだか一気に失敗の臭いが消え去りませんか。

P.181
うまくいかなかったことを「失敗」だと決めつけてしまうと、思考も行動もストップしてしまいますね。

著者の石井てる美さんは「お笑い芸人になる」と決断をし、実際に芸人の活動しているわけですが、それも仮説の検証。

うまくいかなかったら次の道を探せば良いと考えているようです。


私たちも、決断とその実行を、もっと軽く考えたほうが良いかもしれません。

「これは実験なんだ」と。

あなたの中の天才を引き出す!「クリエイティビティ」を爆発させる6つの方法


5. 決断は自分が正解にする

決断そのものにはあまり価値がないし、決断のためにあれこれ悩むのは不毛です。決断したということはスタートラインに立てたことに過ぎず、全てはそこから始まるのです。そう思うと私は決断ごときにどれだけムダなエネルギーを注いだのだろうと思ってしまいますが……。
(中略)
決断には、それを自分の中で正解にしていく覚悟も含まれます。決断そのものには正解も不正解もありません。どんな選択もそのあと自分で正解にしていけばいいのです。

P.183
決断のための情報を集めれば集めるほど、余計に迷うことがあります。

決断を先延ばしにして時間が経つにつれ、状況が難しくなることもあるでしょう。


決断とは、試しにスタンスを取ること」だと考え、それを正解にするよう行動することが大切ですね。

著者は、お笑い芸人になる!というスタンスをとり、それを正解にするために奮闘しているわけです。


まとめ

正直、著者がマッキンゼーを辞めるに至った経緯や著者自身の考え方よりも、「マッキンゼーの仕事術」的な内容がとても勉強になりました。

それらは他のマッキンゼー出身者の本にも書かれていたりするわけですが、本書はとてもやさしく書かれており、分かりやすいです。


お笑い芸人らしい遊び心などはあまり感じられず(いいのか悪いのか、笑)、まじめに役立つ本です!




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