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むしろ「先送り」でうまくいく3つのこと  はてなブックマーク - むしろ「先送り」でうまくいく3つのこと

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ソクラテスは「吟味されない生に、生きる価値はない」と言ったが、この有名な警句の裏を返すならば、吟味する生にこそ生きる価値があるのではないか。


「先送りは良くない」と、よく言われます。

しかし本書では、『意思決定は、「先送り」するほどにうまくいく』としています。


そこで、私が普段から「意図的に」先送りをしている3つのことを紹介します。




1. 他者の評価は先送りする

食事しに行ったお店がイマイチ気に入らなかったとき。

ふつうならもう二度といかないと思ってしまいそうですが、私はあえて「リベンジ制度」を設けています。

…っというとやや上から目線ですが、よほどひどいことがなければ、期間をあけてから再度そのお店へ行ってみることを意識しているのです。


接客態度が気に入らなかった場合でも、たまたまその日は店員さんが疲れていたのかもしれない。

味が気に食わなかったとしても、たまたまその日はお腹が空いていなかったせいかもしれないのです。


再度行ってみると、意外と気に入ることもあります

ひょっとしてすごく良い店かもしれないのに、たった一度の悪印象で「もう行かない」と決めてしまっては、もったいないですよね。

2回行ってもダメなお店は、もう二度と行きませんが。


「人」も同じ。

一度あまり良くない印象を持ったとしても、その評価は先送りすることを意識しています。

あとで意外と仲良くなれたり、助けてくれることがあったりするものです。


そういえば、この本にもこんなふうに書かれていました。

若い時代にしてしまいがちで、しかし絶対 にしてはいけないのが、理解なき批判である。相手の声にしっかり耳を傾け、その上で批評することだ。だからこそ心 がけたほうがいいのが、最終的な判断を少し留保することである。さらに可能なら、判断のみならずポジティブな要素を加えて返すことを意識する。



2. アイデアの評価は先送りする

アイデアを生み出そうと思ったら、思いつくものをいちいち評価してはいけません。

実現可能かどうかは、あとで考えればよいのです。


まずは、質より量。

思いつきでどんどんアイデアを出してみることが大切ですね。


先日も、とある企画ミーティングで、実現が難しそうなアイデアが出たところ、ほかのメンバーから

「それはムリでしょ」
「現実的に今回やるにはちょっと違うよね」

などと、ネガティブな意見が出ました。

しかしそのような評価は後回しして、

「なるほど、それ面白いね。それならこうするのもアリだよね」

などとノッてしまったほうが、ミーティングの熱も高まるし、どんどん良いアイデアが連鎖的に生まれるものです。


これは1人のときも、複数人でのブレストでも同様。

「これはムリだから言うのをやめておこう…」
「こんなこと言ったらバカにされるかな…?」
「あなたのそのアイデア、絶対ムリでしょ!」

などと考えないことです。

ムリなアイデアをキッカケに、使えるアイデアが生まれることもあるのですから。


アイデアの評価は先送りしましょう。

アイデアに才能は要らない!『アイデアハンター』になるための5つの考え方


3. 迷った買い物は先送りする

ショッピングで7万円節約した方法

以前ここにも書いたのですが、私は買うか迷ったものは、すぐその場で決断せずに間をあけることにしています。

ちょっと冷静になると、意外と「なくても済む」と気づいたり、あるいは別にもっと良い物が見つかることもあります。


ネットショッピングでも、いったん「お気に入り」に入れて保留にして、次の日にあらためて考えることがよくあります。

正直、そのせいで売り切れて手に入らなくなったこともあるのですが(苦笑)、それでも、勢いで買ってけっきょく使わない、なんてことになるよりマシかな、と思っています。


まとめ

この本に触発され、自分が普段から「意図的に」先送りしていることについて書いてみました。

実際の本には、上記のようなことは書かれていません。

永遠の課題とも言える「決断」や「意思決定」の中でも、
◯「どう決めるか」よりも「いつ決めるか」が大事であること
◯「どのタイミングで決断するとうまくいくのか」
という2点について、行動経済学、心理学、生理学、神経科学といった膨大な科学的成果と、
スポーツや軍、サブリミナル映像、政治家の「失言録」といった広範な事例をもとに解き明かします。

■意思決定は、「先送り」するほどにうまくいく

Amazonより
科学的に、「先送り」の言い訳を並べた本です(笑)。

しかし実際、有名な「マシュマロテスト」のように、目先の利益にとらわれて後の大きな利益を得られないなんてこともあるわけで、本書で「先送り」について見なおしてみるのも面白いですね。


あなたはどう思いますか?




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