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元スタバCEOに学ぶ!「君にまかせたい」と言われる部下になる5つの考え方  はてなブックマーク - 元スタバCEOに学ぶ!「君にまかせたい」と言われる部下になる5つの考え方

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最近たまたまスターバックスで、お客さんが自分の職場の上司を悪く言っているのを見かけました。

しかし話を聞いていると残念ながら、「きっと上司もこの人の悪口言ってるだろうな」と思えます(笑)。


そのままではおそらくその人の思い通りにはいかないでしょう。

っと、他人の心配をするよりも、自分も周りの人との関係をもっと良くできないか?と考えたほうが良さそうです。


2013/5/29発売したばかりの本『「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方 』は、スターバックスやザ・ボディショップでCEOを務めた岩田松雄さんが、

上司が「引き上げたい」と思う部下になる方法

を教えてくれる本。

今日は本書から、「君にまかせたい」と言われる部下になる考え方を5つ紹介します。





1. やるべきことをやっていれば、認めてもらえる

私は、自分のできることをやっていこうと考えました。どうすれば、より良い現場になるのか。私は外部の部品会社などにも見学に行って、どんな取り組みをしているか、調べていきました。
また、夜は寮の図書館で一人黙々と勉強もしました。
(中略)
そして、外部の工場視察や勉強の成果をまとめてレポートにした、「IE(インダストリアル・エンジニアリング)通信」を定期的に発行することにしました。

P.22
ここで間違えてはいけないのは、「やるべきこと」の内容。

上記引用を読めばわかると思いますが、著者のいう「やるべきこと」は、「上司に言われたこと」ではありません

こんなふうに考えていたようです。

目の前の課題、与えられていた仕事に対して、どうすればもっといい成果を出せるか、ということを純粋に追求する。それが楽しかったのです。

P.190
逆に言えば、「上司に言われたこと」しかやっていなければ、認めてもらうのは難しそうです。


2. 腐るかもしれない状況の中でこそ、目標を見つける

著者は日産自動車時代3年目のころ、本社勤務から一転、販売会社へ出向し、営業をすることになりました。

ご本人にとって不本意であったうえに、成果主義の厳しい状況に、苦労されたようです。

しかし、そこで腐りません。

セールスで頑張れば社長賞がとれる。聞けば、出向者の中で一位になったら、だいたい選ばれるということでした。私は、出向先で1位を絶対に取ろうと心に決めました。

言ってみれば、腐るかもしれない状況の中で、自分なりに目標を掲げたのです。こうなれば、一気にやる気がわいてきます。新婚にもかかわらず、五月の配属から三ヶ月、私は一日も休みませんでした。

P.38
私も以前、会社の業績不振のために不本意な部署へ異動になったことがありました。

私が甘いだけかもしれませんが、今考えても人生最大の屈辱。

同じ目にあった仲間の何人かは会社を去っていきました。


そのとき私は、著者のように大きな目標設定はできませんでしたが、そこで得られるメリットや楽しみを探しました

たまたまそこにフィリピンからの研修生がいたので仲良くなり、英会話の勉強がてら、互いの国の文化について情報交換を楽しむことができました。

あのとき腐らずに済んだのは、同じ境遇の仲間がいたことと、このフィリピン人研修生の存在のおかげです。


今となっては、それも良い経験だったと思えます。


3. 詳しい人に話を聞く

「トップセールスを達成して社長賞を取るぞ」と決めた私が、実は最初にしたことがあります。それが、かつて出向して社長賞を取った人に話を聞きに行くことでした。
(中略)
社内に営業未経験からトップセールスを達成した実例がいるわけです。どうやって売ったのか。何が他の人と違ったのか。セールスのポイントはどこにあるのか。何か秘密があるのではないか……。
聞かれる側は成功した人たちですから、聞きに来られて嫌な思いになるはずがありません。自慢話をしていればいいわけです。むしろ、聞かれることは、気持ちいいことです。

P.40
これをするかしないかで、仕事の効率や成果はずいぶん変わりますね。

私は入社1年目にSEをしていたころ、自分で問題解決することを教えこまれました。

その後異動し3D CADを学ぶことになったとき、わからないことを必死に自分で調べていたところ上司に怒鳴られました。

「なんですぐ聞きに来ないんだ!調べてる時間なんてないぞ!」


前の部署では「いちいち聞いてこないで自分で調べろ」という状況だったので、カルチャーショックでした(笑)。


私は直属の上司でなくても、「この人は」と思える人なら、課長であろうが、部長であろうが、よく直接話しをしに行った
(中略)
八割は好奇心。正直、二割は、「岩田ここにあり」という”示威活動”でもありました。

P.33
最低限の結果を出すために「どうやるのか」が分からないときに教えてもらうのは当然ですが、より良い結果をより早く出すために教えてもらう、という姿勢も大切ですね。

もちろん、見て学ぶ、ということも重要だと思いますが。


4. 上司が持っていない情報を意識する

上司の立場に立つと、実は情報は多ければ多いほどいいのです。何かの意思決定や判断をするときに、情報が多ければ多いほど、間違った判断をするリスクが小さくなるから。
そして部下は、上司が知らない現場を知っていて、上司の知らない情報を持っている。

P.110

他の部門の情報や、人脈を持っている部下は、上司に極めて重宝されます。
私自身、日産自動車ではいろいろな部署にいましたので、その経験が大いに生きました。同じ部署でずっと生え抜きで育った人が知らない他部門の情報や人脈を、私は持っていたからです。

上司が持っていない情報を自分は持っていると自覚する。あるいは、そういう情報を手に入れられるように努力する。

P.120
私は自動車メーカーへ出向していたころ、自社の上司全員への週一回の報告メールが義務付けられていました。

そこで求められているのは、業務の活動報告。

しかし私は情報収集が趣味(?)なのを活かし、自動車業界の最新ニュースや自社で使えそうなレア情報などをネットや本からいち早く入手、それを報告メールに付け加えていました。

指示があってしていたことではなく、しかも他の社員がやっていないことなので、正直なところ煙たがっている人もいそうでしたが、中には

「いつも読んでるよ」
「あんな情報、どこで手に入れてるの?」

と面白がってくれる上司もいました。

「良い例」かはわかりませんが、良くも悪くも目立っていたことに間違いありません。


5. リーダーに手を上げる

ぜひ若いビジネスパーソンに取り組んで欲しいのが、リーダーに手を上げる、ということです。
(中略)
ボランティアのリーダーに手を上げてもいい、少年野球のコーチをやってもいい、住んでいるマンションの管理組合の理事長でもいい。

リーダーを経験することは、実は人間力が試されることであり、組織活動の本質を理解することにもなるからです。
特に営利活動を目的としない組織では、こうしてほしい、と命令したところで、人はそう簡単には動いてくれません。

P.240

昔プロジェクト管理部門にいたころ、上司から

「飲み会幹事のやることはプロジェクトマネジメントだ。仕事の役に立つから積極的にやりなさい」

と教えられました。

実際、日程・人・お金を管理し、期日までに計画をうまく進めることや、思い通りにいかなくて問題解決能力も必要であることなど、まさにプロジェクトマネジメントです。


そういえば私は子供の頃、かなりの引っ込み思案でしたが、なぜかよくリーダーを任されました。

私に足らないものを心配し、成長を期待して任せてくれたのでしょう。おかげでずいぶんマシになりました。


まとめ

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本書『「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方 』にあるのは、組織で働く中で大切なこと、難しいこと、人とのつながり、そして理不尽なことなど。その読後感は、あの名作漫画『島耕作』シリーズに似ています

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いずれも、組織の中で生きるために必要な考え方について、あらためて気づく良いキッカケになりました。


特に本書で良いのは、うまくいかなかったことも書かれていること。

優れた人の「成功の方法」を真似してもうまくいくとは限りませんが、他人が「失敗した方法」を避ければ同じ失敗を回避できる可能性が高いでしょう。


若手社員なら、すぐに試せる考え方とモチベーションが得られる一冊。

中堅以上なら、「あるよねぇこういうこと」と共感しつつ、自分の足らない部分に気づくことができる一冊です。


ところで以前、著者である岩田松雄さんから直接お話しを聞く機会がありましたが、そのとき思ったのは「もっと人に語れる人生を生きよう」ということ。

平凡な毎日だと、語ることがありません(笑)。

逆に、大成功したときはもちろん、困難にぶつかったときでも、ブロガーな私は「ここから逆転したら、話のネタになるな」と思えるのです(笑)。


そう考えれば、もっと思い切ったチャレンジをしなきゃ、ですね。




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