優柔不断なあなたへ。「思考軸」をつくって瞬時に判断できるようになる5つの考え方

TV CMでもおなじみ「ライフネット生命保険」出口社長は、60歳のときにたった1時間でこの会社の起業を決めたそうです。
そんな大きな決断を素早くでき、しかも間違えないのは、「思考軸」があるから。
本『「思考軸」をつくれ - あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由 』に、その秘密が書かれていました。
今日は本書から、「思考軸」をつくって瞬時に判断できるようになる5つの考え方を紹介します。
1. 直感が最適解と考える
私たちはもっと「直感」を信じて良いのかもしれません。私にとって自分の直感はもっとも信頼できる意思決定の指針なのです。直感というのは、何も天から降ってくるものではありません。何か課題を与えられると、脳は無意識の領域でも自分の脳内にストックして ある知識や情報を検索し、さらにそれらを足したり引いたりして最適解を導き出します。それが直感の正体です。
P.002
脳科学者の茂木健一郎さんも同じことをおっしゃっています。
2. 先入観を捨て、「絶対自由」で考える
私は、好き嫌いの激しい人間ですが、ものごとに対する先入観はあまりもたない方だと思います。何事にも縛られず、何事に対しても開かれた人間でいたい
P.005
「直感」を信じるけど、「先入観」は捨てる、というのはなかなか難しいですね(笑)。私の理想とするのは、死ぬまで何事にも縛られず何事にも囚われない、「絶対自由」という生き方です。自由でいるために直感を磨き、極太の思考軸を養うのです。それがあれば、この世界には何も恐れるものはありません。
P.006
これはとにかく「意識」しないとできないように思います。
逆に他人からの情報にも先入観や偏見が含まれていることが多くあります。
「どんな情報にもバイアスがかかっている」と思っておくと良さそうです。
3. インプットの「量」と「幅」を増やす
私のインプット方法は「最初は自分で選ばず、とにかく大量に取り込む」というものです。自分に役立つ情報だけを抽出することができればそれに越したことは ありませんが、そんな芸当が最初からできるわけがありません。それであれば、自分のアンテナにかすったものはとりあえずかたっぱしからインプットする、と 決めてかかるのです。
P.085
私はここ数年、ほとんどムキになって読書しています(笑)。「量」と同時にインプットの「幅」も大切です。よく「自分の仕事や趣味の話ならいくらでもできるが、それ以外の分野のことにはまるで関心がない」という人がいますが、こういう姿勢だと、ものの見方や考え方が硬直してしまい、肝心の自分の専門分野でも柔軟な発想ができなくなってしまいます。
P.086
本のほうがウェブより質の高い情報が得られる(場合が多い)し、とにかく大量にインプットすれば、考え方に大きな影響があると感じます。
年間3冊しか本を読まない人と、年間300冊読む人とでは、出てくる言葉もアイデアもまるで違うと思うのです。
しかし私の場合は「幅」が足りないかもしれません。
「ビジネス書」ばかり読んでいるからです。
そこで、ときどきこんなことをしています。
4. 「仮決め」でいいから一旦結論を出す
「インパクト=仕事量 × スピード」ともあります。自分の部下には「小さなことでもすぐにどうするかを決めて早く行動を起こせ」と日ごろから言っています。判断に迷っている場合は「仮決め」でいいから、と にかく一旦結論を出す。決めてしまうことが重要なのです。あとになって間違っていたことがわかれば、そこで修正を施せばいいのです。
(中略)
いちばんまずいのは、課題に対して優柔不断な態度をとることです。宙ぶらりんの時間は何も生み出しません。仮にでも結論を決めてしまえば、それがよかったのか悪かったのかを嫌でも考えるようになるので思考が深まります。P.045
本『バカでも年収1000万円 』には、こんな言葉があります。
スピードは、それだけで「強烈なメッセージ」になる
「スピード」は、「クオリティー」に勝る
超速行動でエリートたちを置き去りにする
2012年に読んだ本300冊の中で最も影響を受けた10冊にも選んだ、本『採用基準 』には、
とあります。リーダーとは、たとえ十分な情報が揃っていなくても、たとえ十分な検討を行う時間が足りなくても、決めるべき時に決めることができる人
自分では決められずコイントスで人生を変えた人もいます。
決めないで放置するくらいなら、コイントスででも決めたほうがマシなのです。
5. タテヨコ思考で歴史・世界に視野を広げる
何か手強い問題に遭遇したら、歴史から似たケースを探し、先達の対処法と結果を調べるのがタテ思考。自分の軸をつくる」といっても、何からはじめればいいのか迷うのがふつうでしょう。ここでいつも私が言っているのは「森の姿」をとらえよ、ということです。
(中略)
つまりはいまの自分、いまの会社、いまの日本がどんな位置にあるのか、いままでよりも一歩引いた視点で俯瞰してみる、ということです。
(中略)
「森の姿」を見るための方法は大きく分けて二つあります。
一つ目は、歴史から見ること=タテ思考です。
(中略)
もう一つは、ほかの国や地域から見ること=ヨコ思考です。P.055
ほかの国ではどうだったのかと調べるのがヨコ思考です。
読書家の出口社長は著書や講演でも「ビジネス書より歴史の本を読め」とおっしゃっていますが、このタテ思考のためなのですね。
まとめ
思うに、「情報」と「経験」の蓄積が重要かな、と。情報を持っていればそれだけ間違えずに判断しやすくなるし、決断の経験が多ければそれだけ決断しやすい。
しかしここでいう「情報」とは、決断するためにせっせと集めるものではなくて。
それだと「情報収集」を言い訳に、いつまでも決断できないのです。
情報が多すぎて判断に迷うこともありそうです。
そうなるとやはり、「直感」が大事なのですね。
直感を磨くための「情報」を、幅広くインプットしておきたいものです。
本『「思考軸」をつくれ - あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由 』には、
- オススメの読書法
- リーダーシップ
巻末の
- 「軸作り」に役立つ本一覧(歴史書を中心にした二十冊)
- 優柔不断な自分を何とかしたい
- 考える力を身につけたい
- 直感力を磨きたい
- リーダーシップをモノにしたい
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今日のひとこと
駐車場で車の中にいたら、しらないおばあさんが「こういう車は高いんだわ」とブツブツ言いながら近寄ってきて、ボンネットを触り始めた。「え?」と思った次の瞬間、バンパーに座ってきたwwwなんでwww
— コウスケ@Ko's Styleさん (@kosstyle) 2013年5月6日
- [2013/06/25 06:00]
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