【あるある】「ずる」「ごまかし」を防止するために知っておきたい6つのこと 〜本『ずる 嘘とごまかしの行動経済学』  はてなブックマーク - 【あるある】「ずる」「ごまかし」を防止するために知っておきたい6つのこと 〜本『ずる 嘘とごまかしの行動経済学』

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あなたは最近、どんな「ずる」をしましたか?

そう言われても困るかもしれませんが(笑)、「ずる」にも大きなものから小さなものまで、様々ありますね。

その「ずる」には、意外な効果や秘密があることがわかりました。


本『ずる―嘘とごまかしの行動経済学 』には、ビジネス場にごまかしを持ちこませず、プライベートでも嘘のない関係を作るためのヒント満載。

今日は本書から、「ずる」「ごまかし」を防止するために知っておきたい6つのことを紹介します。




1.意志力は体力のように消耗する

誘惑から逃れる決定を下すたび、多少の努力が必要になる(重量挙げを一度するようなものだ)。そして意志力は、くり返し使われるうちにいつしか消耗してし まうのだ(何度も重量挙げをするようなものだ)。つまり、ありとあらゆる誘惑に対して、一日じゅう「ノー」と言い続けると、誘惑に抗う力が弱まっていく。
(中略)
自我消耗は、夜に自制に失敗することがこんなにも多い理由を説明する。一日じゅう真面目に頑張り続けると、何もかもにつかれてしまう。だから夜になると、とくに欲求に屈しやすくなるのだ(深夜のつまみ食いを、一日分の誘惑に抵抗した反動と考えると分かりやすい)。

P.114
仕事で、より意志力の必要な人は、無理してダイエットや禁煙などしないほうが良いのかもしれません(笑)。

そこに意志力を使ってしまうと、仕事に意志力がまわらないかもしれないのです。


しかし、意志力を鍛えることもできます。それについてはぜひこの本を読んでみてください。

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2. ニセモノを身につけると不正しやすい

にせものをそれと知りつつ身につけると、道徳的な抑制力がいくぶん弱まり、その結果不正の道に歩を進めやすくなるのだ。
この話の教訓? あなたや友人、デートの相手などがにせものを身につけているときは、気をつけよう! 別の不正行為が、思ったより近くに迫っているかもしれない。

P.143
これはおもしろいですね。

「どうにでもなれ効果」が働き、自分を「不正をする人間」とみなすことで、他の不正もしやすくなるそうです。

ダイエット中に、お菓子を1つだけ食べてしまうと、「食べちゃったし、もういいや、どうにでもなれ」と、他にもどんどん食べてしまうことに似ています。


3. 創造的な人は、うまくずるできる

創造性は、厄介な問題を解決する斬新な方法を生み出す助けになるのと同じように、規則をかいくぐる独創的な方法を生み出し、情報を自分勝手な方法で解釈し 直す助けにもなる。創造的思考を働かせることで、欲張りな願望をかなえる口実を思いついたり、自分が悪漢ではなくいつも英雄であるような物語を創作するこ とができる。

P.212
あなたの周りにいる、あのアイデア豊富な人は、ズルするのも得意?

だとしたら、警戒しておいたほうが良い?

いや、そうは思いたくありませんが。

「得意」なのと「する」のとは違いますしね。


4. ずるは感染する

わたしたちはささいな違反行為を、文字どおりささいで無害なものと考えがちだ。しかし微罪は、それ自体はとるに足りなくても、一人の個人や大勢の人、また 集団のなかに積み重なるうちに、もっと大きな不正をしても大丈夫だというシグナルを発するようになる。この観点から言うと、個々の逸脱行為がおよぼす影響 が、一つの不正行為という枠を超え得ることを認識する必要がある。不正は人を介して伝わるため、ゆっくりと気づかれずに社会を侵食していく。
(中略)
ほんの小さなものも含め、あらゆる違反行為を減らすとりくみを、ますます気を引き締めて行わなくてはならない。

P.240
授業中に、一人が勉強をサボってパソコンでWebを見始めると、その画面が見える他の生徒達もサボリ始めるという実験内容が書かれています。

なんとなく、わかりますね。

距離の短い横断歩道で、赤信号で待っているのに、誰かが赤でも渡ってしまうと、それにつられて他にも何人か渡ってしまったりします。


「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」という、割れ窓理論もありますね。


ずるはウィルスだと考えると良さそうです。


5. 共同で仕事する、あるいは監視があっても親しい人物だと、ごまかしやすい

距離をおいた見知らぬパートナーと組んで仕事をするとき、相手が自分のごまかしから利益を得る可能性があると、自分のためだけにごまかしをするときより、さらにごまかしをしやすくなる。

口を利いたことのない監視者と組んで仕事をするとき、ごまかしをすることはまずない。

親しくなった監視者と組んで仕事をするとき、よく知らない相手のためにごまかしをするときよりさらにごまかしをしやすくなる。

P.259
これは興味深いですね。

不正を防止するためには監視が必要ですが、監視者が親しい人物だと意味が無いようです。


6. 「どうにでもなれ効果」をリセットすることが大事

以上のように、意志力は消耗し、一度のずるは他のもっと大きなずるを引き起こし、他人にまで感染します。

それをリセットする儀式が必要だと著者は言います。

たとえばカトリックの懺悔やユダヤ教のヨム・キプル、イスラムのラマダン(断食月)、毎週の安息日といったリセットの儀式がそうだ。これらはどれも、自制 心をとり戻し、堕落を食い止め、改心する機会を与えてくれる(信仰をもたない人は、新年の抱負や、誕生日、転職、失恋などを「リセット」の機会と考えると いい)。

P.278
このブログの読者の方なら、GTDから影響を受けて毎週「週次レビュー」などしているかもしれません。

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あるいは、1日の終わりに日記を書いて振り返ったり、#3goodをしているかもしれません。

これはおもしろい!過去と未来を意識できる「5年日記」

ライフログは『PostEver』と『ツイッター』でうまくいく ~誰でも簡単「ウラオモテ・ツイート法」とは

毎日3つの良かったこと #3good を記録するのに便利なiPhoneアプリ『ポジティブ思考習慣 Happynote』


こうしたことが、「どうにでもなれ」のリセットになり、ずるを減らす効果がありそうです。


まとめ

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実際の本書『ずる―嘘とごまかしの行動経済学 』には、わかりやすい実例といくつもの実験で、不正と意思決定の秘密が書かれているので、とても分かりやすいですよ。

本書を読むとすぐに何かに役立つ、というわけではないかもしれませんが、とても興味深い内容です。

また、ビジネスでもプライベートでも、「人」を知ることは大切ですから、そういう意味でも読んでおいて損はないでしょう。


同じ著者の本で、2012年に当ブログで最も人気のあった本のランキング上位にも入った、こちらの本もかなりオススメです。

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